「南関東の騎手が盛岡に参上!」
2016/5/2
3月11日の船橋競馬で「船橋・岩手ジョッキーズ交流」のレースが2つ実施され、今度は5月1日に盛岡競馬場で「南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ」が行われた。ちなみに3月11日の船橋では、2戦とも岩手所属の山本聡哉騎手が1着で完全優勝。両方とも単勝1番人気馬に騎乗するという幸運もあったが、それでも1番人気馬で勝つことはそんなに簡単ではない。
そこはさすが、昨年度の岩手リーディングジョッキーというところだろう。ちなみに山本3兄弟の長兄、政聡騎手は岩手リーディングの第3位。末弟の聡紀騎手は激戦の南関東でケガによる離脱がありながらも健闘をみせている。という3兄弟が同じレースに乗る機会は今年2回目。今回は南関東の各競馬場から2名ずつが遠征してきた。
まず、川崎からは騎手会長の今野忠成騎手と、岩手で期間限定騎乗をしていた本田紀忠騎手。大井の千田洋騎手も岩手で期間限定騎乗の経験者。そして西啓太騎手は、父が岩手で騎手をしていたという血筋。この2人は岩手県出身でもある。船橋からは南関リーディングの森泰斗騎手と、前出の山本聡紀騎手。浦和からは岩手で多くの騎乗経験がある内田利雄騎手と、ベテランの吉留孝司騎手。というラインナップ。
このなかでは吉留騎手がちょっと「なぜ?」的な人選という感じがする。というわけで本人に聞いてみると、「いきなり繁田(健一騎手)から電話がかかってきて、こんどの岩手の交流は内田さんと吉留さんに行ってもらうことにしたのでよろしく」と言われたのだそうな。
それでも、久々の盛岡遠征にはまんざらでもなさそうで、「きのうは内田さんと駅前の『ももどり』(居酒屋)に行って、朝はゆっくりしてから競馬場に来ました」と、1泊2日の旅行気分で楽しんでいる様子。
ただ、この日の盛岡は朝から雨が降ったり止んだりという天気で、最高気温が8度。前日の埼玉県は20度以上あったから、騎手はもちろん、スタンドの外での馬券活動にも厳しいものがあった。
(騎手紹介式。騎手の後ろにいる水色の着ぐるみは、岩手朝日放送のキャラクター)
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