「前開催の大井はイベント多数!」
2016/12/5
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勝って当たり前みたいに思われる馬に騎乗する山崎誠士騎手はすごく緊張しただろうなあ。しかしコスモスは2馬身半差でも内容的には楽勝。次にダメージを残さない走りができたんじゃないかしら。
その「次」のレースは12月25日、中山競馬場でのホープフルステークス。トラストはJRAに移籍しましたが、コスモスは「川崎のままで挑戦していきたい」とのことでした。
レース後は、一般戦では珍しい、本馬場に大きく広がっての記念撮影。岡田さんが検量エリアから一般席エリアに戻ったときには、たくさんの人から声をかけられていました。夢を託しているファンのかたも多いんだろうなあ。
(コスモス1着)
かつてはハイセイコーやイナリワン、そしてオグリキャップなど、地方競馬から日本のトップクラスにまで出世した馬がたくさんいましたが、最近はコスモバルクぐらいでしょうか。
浦和から巣立ってJRAのG1を獲ったトロットサンダーも、安田記念を勝ったのは20年前。南関東からの夢の一歩に期待して、クリスマスの日は中山競馬場に突撃します!
今週のクイーン賞も、地方競馬所属馬にチャンスがある重賞。一昨年は4着がタッチデュール、5着がトウホクビジンで、笠松所属馬が大健闘。船橋のクラーベセクレタは2011年が1着で2012年が2着。2012年は高知のアドマイヤインディが3着に入りましたね!
◎トーコーヴィーナス
○ミスミランダー
▲タイムビヨンド
△トロワボヌール
△ヴィータアレグリア
△ララベル
今年も地方所属馬に注目!トーコーヴィーナスはおそらく今回も単騎逃げが可能。船橋競馬場のスパイラルカーブもプラスに働くとみて、逃げ粘りに期待します。ミスミランダーは相手強化でもハンデが有利で要警戒。道営記念を制したタイムビヨンドの勢いも魅力的です。
対するJRA勢は、例年よりもイマイチかなという印象。トロワボヌールは一昨年が1着、昨年が2着なのですが、両方ともパドックではあまりいい感じに見えなかったんですよね(注:意見には個人差があります)。それでも休み明け3戦目なら要警戒といえる存在。
ヴィータアレグリアは4月のマリーンカップの優勝馬ですが、今回が休み明けという点が心配。ならば大井のララベルにもチャンスがありそう。取消明けは微妙でも、過去の10月から12月までは6戦6連対!
JRAの残り2頭は、マイティティーが3走前の左回り惨敗が気になるところ。タイニーダンサーは皮膚が厚いのか、冬場はイマイチという気がします。そんなわけで、人気になるなら逆に無印!
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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