「[乖離]をうまく使いたい!」
2017/4/3
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逆に言うと、そこも冒頭の格言のとおり。「いろいろとある」を突破できる厩舎は勝利を得る確率が高くなるということになるのかも。前出の某調教師は出走想定をつぶさに見て、メンバーが弱そうなところを選んで出馬投票をして好成績を上げている人なのですが、それでも思いどおりにいかないケースは多いようです。
馬券にしてもそういう面があると思います。まして最近は全国各地からのネット投票が主流になっている時代。そうなると逆に、現地にいる人間はとてつもないアドバンテージを得ていると思うんです。
たとえば先月の高知競馬。とあるA2戦で重賞勝ち馬が出走したのですが、現地の専門紙の感触としては微妙という感じ。それでも全国の競馬ファンはやはりネームバリューに流されてしまうようで、その馬に人気が集中。その結果は6着でした。このあたりの空気感は現地にいた者、もしくはダウンロードなどで現地の専門紙をゲットしていた人だけが感じられたことだと思います。
そういった「人気が過剰になっていく」「それに反応して人気が過少になっていく」というところを突くのは、まさに「スキマ産業」だと思うのです。そこをキッチリと開拓して正しく判断していけば、ほぼ負けることはないのではと!
(このレースも宝の山?)
レンタカーのなかで話した人は馬を見る目がすごくあるので「香港に移住したら馬券だけで食っていけますよ」とおすすめしてみました。だって私ごときでも香港なら、パドック診断だけでそこそこ当たりますもん。冬毛ボーボーで前脚の出が悪い馬が、モレイラ騎手に乗り替わったというだけで1番人気になるような面がある香港競馬。
新聞には日本のようなシルシがないですし、現地のファンもアドリブで買っているというイメージですから、そこも「世の中の大多数がモレイラを買うなら逆にオイシイ」という可能性があるのです。実際、それで万馬券を何回か当てましたから!
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