「SBSスポーツスプリントを観戦!」
2017/6/5
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もう1頭のキモンアヴァロンは、昨年5着。年齢的に上がり目はなくても、五分のスタートからインコースを攻めていけば、昨年と同じくらいの着順には入れるかな……(単勝6番人気=16.2倍)
(キモンアヴァロン号)
と予想したのですが、スタートからぜんぜん進んで行けませんでしたね。超大型ビジョンには、頭を上げて最後方を走っている様子が映っていました。
パーティードレスは隊列の真ん中よりちょっと後ろ、その外側を走っている様子が見て取れました。このまま流れに乗れれば差し脚が届くはず!
と、最後の直線で馬場の真ん中を走る緑色の帽子に注目しましたが、伸びてくる気配がなく……
鞍上の真島大輔騎手はレース後に「ちょっとテンションが高かったかな。転入初戦で海外遠征という条件は厳しかったかもしれません」と話していました。傍目で見ていた限りではそんな雰囲気には見えませんでしたが、見た目ではわからない面があったということなのでしょう。
今年で大井と韓国との交流戦は5年目になったわけですが、しかし第1回、2013年のトーセンアーチャーを最後に、日本からの遠征馬は完敗続きになってしまいました。
対する韓国から日本に来た馬も、1年目にワッツヴィレッジが逃げ切ったのを最後に3着以内に入れず。海外遠征で結果を出すというのは、馬の力量はもちろんですが、その地力を発揮させるのがむずかしいということを改めて感じさせられました。
昨年9月、第1回コリアカップ(韓国G1)でJRAのクリソライトが勝ったとき、結果としては10馬身差の圧勝だったわけですが、祝勝会が終わったあと、音無厩舎の平井裕介調教助手が「なんかよくわからないんですけど、ここ何日か食事がノドを通らなかったです」と話していたことを思い出します。
クリソライトはなんというか『勝って当たり前』みたいな雰囲気で送り出されたところがありますから、その緊張感はハンパなかったのだろうと思います。荒山厩舎の2頭ももちろん、渡航費用を含めてさまざまな手間がかかるのですから、陣営の責任感やプレッシャーには厳しいものがあったことでしょう。競馬のアウェーというのは本当に大変。
それでも荒山勝徳調教師は「ここまできたら、なんとしても勝ちたい」と、レース後に話していました。次以降のチャレンジが実を結ぶことを期待したいものです。
さて、その結果はそれとして、私の勝負。……またしても大失敗してしまいました。
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