「最近の若者は、という話」 2/3頁
2018/10/22
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あとは金沢の第2戦で3連単10万馬券が出たくらいで、そのほかはわりと、想定内の展開で想定内の結果という感じです。若者らしいドカ逃げとか若者らしい大マクリとかは、このあとも見られることはなさげかなあ。
というか正直な話、これならヤングジョッキーズシリーズは隔年開催でいいと思いますよ。個人的には。企画したほうもそこが気になっていたのでしょう。ポイントの配分を昨年と変えたのは、各騎手に勝ちを狙うレースをしてもらいたいからだと思います。
昨年は1着が20ポイントでしたが、今年は30ポイント。だから勝たないとファイナルラウンド進出はむずかしくなるのですが、昔にくらべると“ピンかパーかを狙う騎手がいてレースが壊れた"というケースは減ったように感じます。
私が思うに、この大きな要因はズバリ、スマホの普及。以前はレース映像を手軽に見られませんでしたから、出たとこ勝負になることが多々。それが今は、騎乗予定馬のレース映像をデビュー戦から見るのも簡単。
となると、全員が“この馬はこんな感じかな"というのを頭に入れて臨めますから、それが“思い切ってやってみよう"という意識を減らしている気がするのです。とはいえ、自分が騎手の立場だったら「うまく前のほうに行って、ドカ負けしないようにしよう」と考えるかもしれないですけど……
でも11月21日に行われるトライアルラウンド浦和は、バチバチした戦いが見られそう。ポイント数が現在のところ第2位の山本咲希到騎手(北海道)は、もし吉井章騎手(大井)と落合玄太騎手(北海道)が1勝ずつを挙げると、第4位に落ちる可能性が高くなります。
昨年のトライアルラウンドで、レース後に得点状況をいちばん気にしていたのが山本騎手。今年は3位以内に入るべく、気合の騎乗を見せてくれることでしょう。
もう一人、カギを握っているのが、現在のところ東日本地区で1位の櫻井光輔騎手(川崎)。櫻井騎手が地方競馬全体で1位の得点を挙げると、東日本地区から4人がファイナルに進出できることになります。
という櫻井騎手を応援するかのように、ピンクの大先輩、内田利雄騎手が川崎競馬場に登場。櫻井騎手のピンクは内田騎手より暗い感じですね。次に新調するときは、もうすこし蛍光色を入れるといいかも!
(ピンクな2名がそろい踏み)
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