「京都競馬場でJBC!」 3/3頁
2018/11/5
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しかし得られたものは、参加賞のキットカット1個と来年のJBCのパンフレットだけでした。そこそこの距離を歩いて、さらにお金も使ったのに〜。ホント、苦労って報われないことのほうが多いのね。というか、欲を出して参加した抽選会では、いいことって基本的にないですよね(涙)。
(SPAT4のテントと抽選会場)
そんなこんなでJBCは無事に終わりましたが、JRAしかやらない人のカレンダーに刻まれていないイレギュラーなG1だったわりには、上々の結果だったのではないかしら?
先週の天皇賞(秋)の売上は183億円でしたが、JBCスプリントが39億、クラシックが75億、レディスクラシックが42億なら、合計すればJRAのG1に近い数字(昨年12月のチャンピオンズカップは141億円)。2011年に東京競馬場で行われた南部杯が70億円でしたから、それとの比較でも今回の試みは成功したと考えていいと思います。
京都競馬場で実施した目的のひとつである「JBCの認知度をもっと上げること」にもつながったのではないでしょうか。もしそうならとても喜ばしいですが、同時に心配がひとつ。来年のJBCは浦和競馬場。浦和に2万人くらいが押し寄せたら、はたしてちゃんと収容できるのか???
ちなみに昨年の大井は、祝日昼間開催で2万8千人。その点がちょっと心配ですが、競馬場に来る人が減ってきた昨今、ぐちゃ混みになるくらいでちょうどいいのかも!?
一昨年の川崎開催はローレル賞を最終レースに組んで、重賞4本立てにしていました。しかし浦和には2歳重賞がないのよね。来年はどういうレース構成にするのか、楽しみにしたいと思います。
今週水曜日の平和賞は、船橋でJBCが行われた2010年は、JBCの次のレースとして実施されました。その年の優勝馬はヴァインバッハで、平和賞が通算での初勝利。もしかしたらそういう馬にも要注意?
◎5.トーセンアイアン
○12.トーセンガーネット
▲9.ヒカリオーソ
△14.リュウノボサノバ
△11.ハルディネロ
△7.アギト
穴10.カジノフォンテン
……さすがに未勝利馬では、今年のメンバーでは厳しそう。中心には、ここまで4戦4連対のトーセンアイアンを指名します。父のトーセンモナークはヴィクトワールピサの兄で、アグネスタキオン産駒。今年の2歳は4頭だけの模様ですが、ここで大物が出るのかも?
トーセンガーネットは前走が失格でしたが(レースの10日以上前に治療で使った薬の成分が体内に残っていたため)、レース自体は完勝。ここでもそのスピードには注目できそうです。
ヒカリオーソは今回も先手主張が叶えば粘り込みがありそう。リュウノボサノバは距離延長に対応できるとみて連下の筆頭に押さえます。
連勝中のハルディネロにも要マーク。アギトはひと押し不足の成績ですが、しぶとさに警戒して連下に押さえます。大穴は船橋で活躍したジーナフォンテンの仔、カジノフォンテン。一昨年は同じく栗毛のスカイサーベル(7番人気)が優勝して波乱になって、その馬券を取りましたから!
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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