「馬券の売りかたについての考察」 3/3頁
2019/3/4
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ちなみに「たんぽぽ賞」の売り上げは、1億23万8900円。
藤田騎手の単勝は最終的に6.4倍=3番人気になりましたが、このオッズの要因には「藤田騎手が異様に売れているから、別の馬の単勝を買い足そう」という票数も入っていることでしょう。
実際、私がそのうちの1人(笑)。
ちなみに前年のたんぽぽ賞は、レディスヴィクトリーラウンドと同じ日に行われましたが、女性騎手の騎乗はゼロ。
売り上げは5874万4900円でした。単勝は昨年が403万3400円で、今年は598万6100円。
地方競馬において馬券の売り上げを増やす特効薬は「藤田騎手に来てもらう」なのだと実感できました。
でもそれは、めったにないことだからこそ。今年も「ヤングジョッキーズシリーズ」が開催されますが、藤田騎手は西日本地区の競馬場に行きませんからね。
その意味でも「佐賀競馬場の藤田菜七子騎手」は貴重だったといえるでしょう。
そのヤングジョッキーズシリーズに向けては新たな変更が。南関東での「減量騎手」の規定が4月1日から変わることになりました。
これまでは通算で50勝(または3年を経過)すると減量騎手を卒業する決まりでしたが、新年度からは101勝(または5年を経過)に変更。
となると昨年、総合優勝を飾った櫻井光輔騎手(3月1日現在で48勝)は、もうしばらくの間、減量騎手!
となると、ヤングジョッキーズシリーズの出場者が増えることになりそう。これで減量が復活する騎手もいますからね。
そのあたりは今後の楽しみにしつつ、今週水曜日はフジノウェーブ記念。16名の騎手はすべて通算100勝以上を挙げています。
◎8.リコーワルサー
○2.キャンドルグラス
▲6.ショコラブラン
△11.クリスタルシルバー
△10.ノブワイルド
△7.アルタイル
△14.キャプテンキング
これはなかなか難しい!
枠順と脚質を考えてリコーワルサーを本命にしましたが、このレースはボックス向きでしょう。網を張るときはなるべく広く!
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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