「ダービーシリーズ開幕!」 3/3頁
2019/5/27
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(日本ダービーのパドックは人口密度が低かった)
ちなみに、先週土曜日にグリーンチャンネルで放送された「アタック地方競馬」で、全ダービーの注目馬を発表させていただきました。
佐賀:スーパージンガ
金沢:スターキャデラック
大井:ミューチャリー
園田:ジンギ
岩手:エムワンピーコ
名古屋:エムエスクイーン
高知:アポロン
門別:リンゾウチャネル
しかし金沢と高知は自信なし。金沢はニューホープの逆転があるような気がしますし、地方全国交流で実施される高知は、遠征馬がどういう顔ぶれになるのか不明。先日、園田競馬場で最初から高知優駿を狙っている馬がいるという話も聞きました。
でもそれ以外は堅そう。その要因のひとつになっていると思われるのが、賞金額の増加です。JRAでもそこそこ通用しそうな素質を持っている馬や、門別で2歳時にまずまずの成績を残した馬が、激戦区の南関東以外のところで天下を取ろうと移籍するケースが増えているのです。
九州ダービーの1着賞金は今年から700万円に増加。金沢はダービーが新設され、兵庫ダービーの1着賞金1300万円は4年前の倍以上。東海ダービーも昨年から1着が700万円に増え、高知に至っては7年前が27万円だったのに、一昨年から500万円。そうなると、南関東の重賞戦線では微妙かなという馬でも、移籍先ひとつで王様になれる可能性が十分。まさに、鶏口となるも牛後となるなかれ。
おそらく今年はその過渡期。なので、今年のダービーは多くのところで軸不動になると見ています。
一方、古馬戦線ではJRAから南関東に移ってきた馬が活躍するケースが多いですね。というわけで、さきたま杯で注目するのは!
◎1.キタサンミカヅキ
○3.サクセスエナジー
▲2.モーニン
△9.ウインムート
昨年がハナ差2着だったキタサンミカヅキでしょ!
ただ、今年もゼッケン1番というのがちょっと心配……。サクセスエナジーは、優勝した昨年が2番で今年は3番。一昨年2着のモーニンは、その一昨年と同じ2番ゲート。
2番→1番→3番の順で入線した昨年と同じような結果になるのかも!?
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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