「レディスヴィクトリーラウンド名古屋」 3/3頁
2020/3/23
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第2戦は2番人気馬に騎乗した加藤聡一騎手が勝ち、1番人気馬に騎乗した丸野勝虎騎手が3着。その間の2着に食い込んだのは、後方から差を詰めてきた浦和の中島良美騎手!
中島騎手は高知ラウンドがケガのため欠場で、佐賀と名古屋だけで得たポイントながら、総合第2位に入るという大健闘でした。
そして第1位は、佐賀所属の岩永千明騎手!第1戦で2着に入り、最終戦の8番人気馬でインを回って4着に粘るという、いい騎乗を見せてくれました。
(出場騎手)
でも岩永騎手、第1戦でうまく乗れなかったという思いがあって、かなりヘコんでいたんです。でも2戦目が終わって総合優勝と知らされて、第1戦のあとに続いて涙を浮かべていました。
2016年3月に落馬して、およそ3年のブランクを経て昨年6月に復帰。レディスヴィクトリーラウンドにまた参加したいという思いが強く復帰を後押ししたそうです。こちらもその経緯を知っているからもらい泣き。これからもケガに気をつけて、来年もまたいい競馬を見せてくれることを期待しましょう。
さらに今年は4月に浦和と笠松で女性騎手がデビューする予定なので、来年は8名でできる可能性が大。さらに高知の別府真衣騎手が休養から復帰したら9名。となれば、久々に女性騎手だけでレースが組めそう。
さらに表彰式のとき、ミカエル・ミシェル騎手が「来年もまた会いたいです」と話したものだから、もしかしたら10名?
それにしてもミシェル騎手は、世界的にみて特殊といえる高知競馬場で勝ち(4番人気)、名古屋でも勝った(5番人気)のだから、馬を動かす技術を持っているのは確かといってよさそう。これまで個人的には「人気になるからむしろ敬遠」というスタンスで考えていたのですが、次回の短期免許取得時には改める必要がありそうです。
そのミシェル騎手は桜花賞での騎乗予定はありません。でも3歳牝馬の戦いはアツくなりそう!
◎6.レイチェルウーズ
○5.アクアリーブル
▲1.スティローザ
☆9.トキノノゾミ
△7.アンジュエトワール
△4.テーオーブルベリー
△3.ボンボンショコラ
△2.ルイドフィーネ
えーとですね、過去10回の桜花賞では、2016年を除いて「3~5走前に6~8着があった馬が1頭以上連対する」という謎データがあるのです。今年の該当馬はというと、○と▲の2頭とトキノノゾミだけ。レイチェルウーズには逆らわないほうがいいでしょうから、謎データの3頭を2着に付けて、あとは3着候補という買い目で勝負します!
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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