~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2018年5月23日(水) 
サラ系4歳以上 大井2,000m
大井記念(S1)

レース紹介

帝王賞トライアル「大井記念(S1)」
2018年から「S1競走(旧S2)」に格上げされる伝統の一戦!
「帝王賞(Jpn1)」のトライアルレースとしての役割も担っており、例年以上に盛り上がること間違いなしだ!
なお、大井記念は2014年から距離が2,000m(※)に変更されているため、一部の分析は2014年以降、「過去4年分」とする。

※第1~17回は2,400m、第18~22回は2,600m、第23~39回は2,500m、第40~58回は2,600m、第59回以降(2014年)は2,000m
※サンプル数が少ないので、ご参考までにどうぞ

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2017年 ウマノジョー 大井 ウイングアロー 6人気
2016年 ケイアイレオーネ 大井 Henny Hughes 1人気
2015年 プレティオラス 大井 フィガロ 4人気
2014年 サミットストーン 船橋 ロージズインメイ 1人気
2013年 フォーティファイド 大井 フォーティナイナー 1人気
2012年 トーセンルーチェ 船橋 マリエンバード 1人気
2011年 マズルブラスト 船橋 ホワイトマズル 7人気
2010年 セレン 船橋 マーベラスサンデー 1人気
2009年 ライジングウェーブ 船橋 メイショウドトウ 4人気
2008年 コウエイノホシ 川崎 チーフベアハート 1人気

南関東を代表する中長距離馬が制している。
距離変更となった2014年以降を見てみても、2014年サミットストーンは同年のNARグランプリ2014・年度代表馬、
2015年プレティオラスは東京ダービー馬(2012年)、2016年ケイアイレオーネはダート重賞6勝の実力馬だ。

過去5年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

“大井”といえばこの人!

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2017年 山本 聡哉 繁田 健一 的場 文男
2016年 的場 文男 森 泰斗 吉原 寛人
2015年 本橋 孝太 吉原 寛人 石崎 駿
2014年 石崎 駿 坂井 英光 川島 正太郎
2013年 御神本 訓史 達城 龍次 今野 忠成
2012年 張田 京 町田 直希 和田 譲治
2011年 戸崎 圭太 石崎 駿 御神本 訓史
2010年 石崎 隆之 的場 文男 早田 秀治
2009年 酒井 忍 的場 文男 張田 京
2008年 坂井 英光 戸崎 圭太 的場 文男

過去10年、複数回優勝している騎手は「0」という激戦の重賞。
そんな中で存在感を見せているのが“大井の帝王”的場文男騎手で1勝、2着2回、3着2回。
“大井”を冠した唯一の重賞だけに、他の騎手には譲れないといったところか。

2014年以降では、「石崎駿騎手」が1勝3着1回、「吉原寛人騎手」が2着1回3着1回と、複数回3着以内に来ている。

1番人気は2勝!

【人気別成績(過去4年)】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 2 0 1 1 50.0% 50.0%
2人気 0 0 0 4 0.0% 0.0%
3人気 0 0 1 3 0.0% 0.0%
4人気 1 0 1 2 25.0% 25.0%
5人気 0 2 0 2 0.0% 50.0%
6人気以下 1 2 1 37 2.4% 7.3%

過去4年で「1番人気馬」は2勝、3着1回。
実力を評価された馬が順当に結果を出している形だ。

一方、「2番人気」「3番人気」は奮わなく、「4番人気以下」が奮起する傾向にある。

上位人気馬の取り捨てがカギ!?

【配当傾向(過去4年)】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2017年 1,830 14,020 198,100
2016年 250 2,260 15,310
2015年 1,170 7,410 414,980
2014年 120 2,090 38,740
平均 843 6,445 166,783

過去4年で1番人気馬が馬券に絡まなかったのは2015年の1回。
その年は各賭式で軒並み高配当を提供しているが、その他の3年も堅く収まっているかといえばそうでもない。

2016年、2014年は1番人気馬が勝利したにもかかわらず、「馬複」は20倍以上、「三連単」も万馬券。
2017年は「6番人気馬」⇒「8番人気馬」⇒「1番人気馬」の組み合わせで高配当となっている。

前項の「人気別成績」の通り、2番人気、3番人気馬の取り捨てが配当のカギを握っているようだ。

地元大井勢が強い!?

【所属競馬場別の成績(過去4年)】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 0 2 0 5 0.0% 28.6%
船橋 1 1 2 17 4.8% 9.5%
大井 3 1 2 26 9.4% 12.5%
川崎 0 0 0 1 0.0% 0.0%

地元の「大井所属馬」が3連覇中!
「船橋所属馬」も好成績を挙げており、「大井&船橋」の2場で、過去4年の3着以内12頭のうち10頭を占めている。

「浦和所属馬」は2着が2回あるが、2回とも小久保厩舎から出ている。

枠番の有利不利はない!?

【枠番別の成績(過去4年)】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 1 0 0 6 14.3% 14.3%
2枠 0 1 0 7 0.0% 12.5%
3枠 1 0 1 6 12.5% 12.5%
4枠 1 0 0 7 12.5% 12.5%
5枠 0 1 1 5 0.0% 14.3%
6枠 0 0 0 8 0.0% 0.0%
7枠 0 1 1 5 0.0% 14.3%
8枠 1 1 1 5 12.5% 25.0%

過去4年のデータなので傾向は掴みにくいが、内枠から外枠まで万遍なく馬券に絡んでいる。

【牡馬牝馬別の成績(過去4年)】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 4 3 3 41 7.8% 13.7%
牝馬 0 0 0 3 0.0% 0.0%
セン馬 0 1 1 5 0.0% 14.3%

過去4年で「牡馬」が4勝、2着3回、3着3回。
「セン馬」が2着1回、3着1回なので、“牡馬”がパーフェクトだ。

ちなみに、「セン馬」の2着、3着は両方ともユーロビート。

6歳⇒6歳⇒7歳?

【年齢別の成績(過去4年)】

年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
4歳 1 0 1 6 12.5% 12.5%
5歳 0 0 0 8 0.0% 0.0%
6歳 3 4 0 5 25.0% 58.3%
7歳以上 0 0 3 30 0.0% 0.0%

6歳馬が強い!
過去4年で3勝、2着4回の成績を挙げており、連対馬全8頭中、7頭を「6歳馬」が占めている。
また、「7歳以上」も健闘しており、過去4年で3着が3回(全て7歳馬)。

馬券的には「1着:6歳」⇒「2着:6歳」⇒「3着:7歳」が過去4年で2回だ。

最重要トライアル!

【ブリリアントカップ(BC)の着順別の成績(過去4年)】

BC着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
BC1着 2 0 0 2 50.0% 50.0%
BC2着 0 0 0 4 0.0% 0.0%
BC3着 1 0 0 2 33.3% 33.3%
BC4着以下 1 1 0 8 10.0% 20.0%

大井記念のトライアルレース「ブリリアントカップ(S3)」。
大井記念と同じ舞台(大井2,000m)で行われるだけに、本番との関連性は非常に高い。

2016年ケイアイレオーネ、2014年サミットストーンの2頭は「ブリリアントカップ」⇒「大井記念」を連勝。
2017年ウマノジョーは「ブリリアントカップ」5着から、2015年プレティオラスは同3着から大井記念を制している。

ちなみに、「ブリリアントカップ優勝馬」の「大井記念」での成績を、2017年から遡ると「10着」、「1着」、「10着」、「1着」。
順番的には今年は勝つ番だが、果たして…

「ブリリアントカップ」は今年から「S3競走(旧準重賞)」に格付けされたこともあり、例年以上に重要なトライアルとなるだろう。

2018年ブリリアントカップの結果

金盃覇者の成績は奮わず…

【金盃の着順別の成績(過去4年)】

金盃着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
金盃1着 0 0 0 4 0.0% 0.0%
金盃2着 1 0 1 1 33.3% 33.3%
金盃3着 0 0 0 1 0.0% 0.0%
金盃4着以下 1 0 0 15 6.3% 6.3%

同年2月に大井2,600mで行われる長距離重賞「金盃(S2)」(※)。
過去4年の優勝馬は全て大井記念に出走しているものの、3着以内に好走している馬がいないのは気になるところだ。

一方、相性が良いのは「金盃2着馬」。
過去4年で3頭が出走し、1勝、3着1回の成績を残している。

※2014年の金盃は2,000mで実施

2018年金盃の結果

報知グランプリカップ(GPC)の上位馬は!?

【報知GPCの着順別の成績(過去4年)】

報知GPC着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
報知GPC1着 0 0 0 0 0.0% 0.0%
報知GPC2着 1 0 0 3 25.0% 25.0%
報知GPC3着 1 0 0 2 33.3% 33.3%
報知GPC4着以下 0 1 0 8 0.0% 11.1%

「報知グランプリカップ(S3)」は同年2月に船橋1,800mで行われる重賞。
過去4年の優勝馬は大井記念に出走していないものの、2着馬は4頭全て、3着馬は3頭が出走している。

上記の該当馬で大井記念を制しているのは、2016年報知グランプリカップ3着のケイアイレオーネ、2014年の同2着サミットストーン。
この2頭の共通点は「報知グランプリカップ好走」⇒「ブリリアントカップ優勝」⇒「大井記念優勝」だ。

ちなみに、昨年、この条件に合致していたのはMr.ブリリアントカップのムサシキングオー(※)。
残念ながら大井記念では10着に敗れたが、今年も出走してくるようならレースを盛り上げてくれるだろう。

※ブリリアントカップには6年連続出走中で、1勝、2着3回

2018年報知グランプリカップの結果

今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は南関東のダービー!6月6日(水)に大井競馬場で行われる「東京ダービー(S1)」です!

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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