
羽田盃トライアル「クラウンカップ(S3)」!
南関東クラシック第1戦「羽田盃(S1)」への”最終トライアル”。
優先出走権が得られる1,2着はもとより、「東京ダービー(S1)」へ向けて、少しでも賞金を加算したい各馬の熾烈な戦いが見所となる。
なお、2008年、2009年、2013年及び2014年は「東京ダービートライアル」として実施されている。
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2018年 | スプリングマン | 浦和 | ローズキングダム | 7人気 |
2017年 | ローズジュレップ | 浦和 | ロージズインメイ | 1人気 |
2016年 | ガーニーフラップ | 船橋 | タイキシャトル | 4人気 |
2015年 | ウインバローラス | 川崎 | スターリングローズ | 11人気 |
2014年 | ワタリキングオー | 川崎 | キングヘイロー | 4人気 |
2013年 | アメイジア | 船橋 | イーグルカフェ | 5人気 |
2012年 | キタサンツバサ | 船橋 | アジュディケーティング | 1人気 |
2011年 | ナターレ | 川崎 | クロフネ | 5人気 |
2010年 | ポシビリテ | 川崎 | バトルライン | 4人気 |
2009年 | サイレントスタメン | 川崎 | レギュラーメンバー | 6人気 |
第1回「JBCクラシック(旧G1)」覇者レギュラーメンバー、第2回「JBCスプリント(旧G1)」覇者スターリングローズから、
2005年「ドバイワールドカップ(G1)」覇者ロージズインメイ(アジュディミツオーが参戦した年)など、ダートで活躍した馬を父に持つ優勝馬が多い。
近年の重賞ではサウスヴィグラスやゴールドアリュール産駒が活躍しているが、本競走では様々な種牡馬の産駒が活躍する傾向にあるようだ。
“せいじ”に注目!
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2018年 | 左海 誠二 | 石崎 駿 | 山崎 誠士 |
2017年 | 吉原 寛人 | 本田 正重 | 楢崎 功祐 |
2016年 | 的場 文男 | 左海 誠二 | 山崎 誠士 |
2015年 | 柴田 大知 | 真島 大輔 | 矢野 貴之 |
2014年 | 的場 文男 | 御神本 訓史 | 矢野 貴之 |
2013年 | 吉原 寛人 | 張田 京 | 石崎 駿 |
2012年 | 繁田 健一 | 石崎 駿 | 山崎 誠士 |
2011年 | 的場 文男 | 酒井 忍 | 水野 貴史 |
2010年 | 松岡 正海 | 戸崎 圭太 | 坂井 英光 |
2009年 | 金子 正彦 | 内田 博幸 | 戸崎 圭太 |
過去10年で3勝を挙げる「的場文男騎手」!
クラウンカップは今年で22回目と歴史は浅いが、3回以上優勝しているのは「的場文男騎手」のみで、全4勝を挙げている。
直近3年では「左海誠二騎手」が1勝、2着1回、「山崎誠士騎手」が3着2回。
名前が“せいじ”の両名が活躍している。
ちなみに、上記2名は2016年&2018年に揃って3着内に好走しているが、好走していない2017年の2着馬は「“セイジ”ーニアス」だった。
その他、優勝騎手で特徴的なのはJRA所属の柴田大知騎手、松岡正海騎手が優勝していることだろう。
河津厩舎&小久保厩舎!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 2 | 0 | 0 | 16 | 11.1% | 11.1% |
船橋 | 3 | 5 | 4 | 30 | 7.1% | 19.0% |
大井 | 0 | 2 | 2 | 21 | 0.0% | 8.0% |
川崎 | 5 | 3 | 4 | 40 | 9.6% | 15.4% |
地元の「川崎所属馬」が5勝、2着3回、3着4回。
うち、2勝を挙げている「河津厩舎」だが、その時の鞍上は前述した柴田大知騎手、松岡正海騎手なのだ。
「河津裕昭調教師」といえば、1990年「ジャパンカップ(G1)」のイブンベイ!と、競馬歴の長い方は思い出すかもしれない。
最近ではジャンプで快進撃を続けているトラスト(※)、2014年「京成杯(JRA・G3)」を制したプレイアンドリアルなどを管理している。
※現在はJRA所属
クラウンカップ当日はJRA交流競走が行われることが多いが、JRA所属騎手と「河津厩舎」とのコンビには是非、ご注目を!
そして、注目の厩舎はもう一つ!
「浦和」の「小久保厩舎」が2年連続でクラウンカップ優勝馬を送り出している。
「小久保厩舎」は2012年から南関東リーディングを獲得しているだけに、今年も要注目の厩舎となるだろう。
人気薄が台頭する重賞!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 3 | 1 | 4 | 20.0% | 50.0% |
2人気 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0.0% | 0.0% |
3人気 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0.0% | 0.0% |
4人気 | 3 | 0 | 0 | 7 | 30.0% | 30.0% |
5人気 | 2 | 1 | 0 | 7 | 20.0% | 30.0% |
6人気以下 | 3 | 6 | 4 | 74 | 3.4% | 10.3% |
「1番人気馬」は過去10年で2勝、2着3回、3着1回。
勝率こそ20.0%と高くはないが、連対率50.0%、3着内率60.0%と安定した成績を残している。
そして、特筆したいのは「6番人気以下」の3勝、2着6回、3着4回。
昨年も「1着:7番人気馬」⇒「2着:5番人気馬」⇒「3着:8番人気馬」の順で決着している。
「6番人気以下」は好走率も高く、連対率10.3%、3着内率14.9%と“人気薄”の激走が目立つ重賞だ。
超ビッグ配当の期待も!?
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2018年 | 1,650 | 5,540 | 92,600 |
2017年 | 140 | 4,150 | 76,220 |
2016年 | 680 | 4,010 | 32,920 |
2015年 | 4,140 | 68,900 | 6,183,360 |
2014年 | 1,070 | 970 | 37,800 |
2013年 | 990 | 14,860 | 215,380 |
2012年 | 250 | 1,790 | 12,580 |
2011年 | 1,090 | 25,030 | 322,600 |
2010年 | 950 | 1,470 | 33,160 |
2009年 | 1,250 | 1,800 | 18,720 |
平均 | 1,221 | 12,852 | 702,534 |
各賭式で高配当を連発。
過去10年の平均配当は「単勝:1,221円」、「馬複:12,852円」、「三連単:702,534円」。
2015年の超ビッグ配当が平均値を押し上げてはいるが、全体的に見ても荒れ気味というのが分かる。
南関クラシックの王道路線「京浜盃(S2)」が直前に行われることもあり、クラウンカップには力が拮抗したメンバーが揃う。
クラシックの権利取りがかかる一戦だけに、激しい争いが展開されているのだろう。
枠番による偏りは少ない!?
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0.0% | 0.0% |
2枠 | 1 | 2 | 2 | 5 | 10.0% | 30.0% |
3枠 | 1 | 3 | 1 | 14 | 5.3% | 21.1% |
4枠 | 3 | 1 | 1 | 15 | 15.0% | 20.0% |
5枠 | 2 | 0 | 1 | 17 | 10.0% | 10.0% |
6枠 | 2 | 2 | 2 | 12 | 11.1% | 22.2% |
7枠 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0.0% | 0.0% |
8枠 | 1 | 2 | 1 | 16 | 5.0% | 15.0% |
「枠番別の成績」は「1枠」と「7枠」で連対がないものの、その他の枠では勝率、連対率ともに大きな差は出ていない。
強いて挙げれば「4枠~6枠」の中枠の勝利数が多いが、昨年は「2枠」が優勝しており、全体的には偏りは少ないと言えそうだ。
牡馬が強さを見せる!
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 9 | 10 | 9 | 90 | 7.6% | 16.1% |
牝馬 | 1 | 0 | 1 | 16 | 5.6% | 5.6% |
セン馬 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
「牡馬」が9勝、2着10回、3着9回。
京浜盃と同様、牡馬クラシックを狙う馬たちが参戦しているだけに「牝馬」は少し分が悪い。
「牝馬」の優勝は2011年のナターレ。
過去の21回を振り返っても、「牝馬」による優勝はこの1回だけとなっている。
つばき賞着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
つばき賞1着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
つばき賞2着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
つばき賞3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
つばき賞4着以下 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
※データは2018年のみ
2018年より実施されているクラウンカップのトライアルレース。
クラウンカップと同じ「川崎1,600m」で争われる一戦で、1~3着馬には優先出走権が付与される。
2019年つばき賞の結果
京浜盃からの巻き返しに期待!
京浜盃着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
京浜盃1着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
京浜盃2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
京浜盃3着 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0.0% | 50.0% |
京浜盃4着以下 | 3 | 0 | 2 | 19 | 12.5% | 12.5% |
羽田盃トライアルの「京浜盃(S2)」。
開催日程の関係上、年によって「京浜盃」と「クラウンカップ」の間隔はまちまちで、今年は“中1週”となっている。
※2011年のみ京浜盃より先にクラウンカップを実施
「京浜盃」と「クラウンカップ」のレース間隔は比較的短いため、京浜盃上位馬の参戦は少ない。
逆に、京浜盃から出走してくる馬の多くは“京浜盃でクラシックに出走する権利が取れなかった”馬たちだ。
過去10年、「京浜盃4着以下」の馬はのべ24頭が出走し、3勝、3着2回。
2ケタ着順から巻き返す例もあり、京浜盃で惨敗した馬でも侮れないだろう。
2019年京浜盃の結果
惨敗しても地元コースなら!?
ニューイヤーカップ着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニューイヤーカップ1着 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0.0% | 0.0% |
ニューイヤーカップ2着 | 1 | 0 | 0 | 0 | 100.0% | 100.0% |
ニューイヤーカップ3着 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0.0% | 0.0% |
ニューイヤーカップ4着以下 | 2 | 2 | 0 | 13 | 11.8% | 23.5% |
浦和1,600mで行われている年始恒例の3歳重賞「ニューイヤーカップ(S3)」。
上位馬の出走は少ないものの、「ニューイヤーカップ」1~3着馬はのべ5頭が参戦し、1勝、3着1回の成績を残している。
信頼度となると微妙なところだが、重賞好走馬だけにノーマークには出来ない。
また、「ニューイヤーカップ」4着以下の馬は2勝、2着2回。
連対した4頭のうち、2頭が川崎所属馬でもあり、走り慣れた地元コースでの巻き返しには注意したい。
2019年ニューイヤーカップの結果
今年から重賞に格上げ!
雲取賞着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
雲取賞1着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
雲取賞2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
雲取賞3着 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0% | 0.0% |
雲取賞4着以下 | 1 | 4 | 3 | 25 | 3.0% | 15.2% |
今年から「重賞」に格上げとなった「雲取賞(S3)」。
※本項目では昨年までの「準重賞」のデータを採用
「雲取賞」上位馬が転戦してくるケースは少なく、過去10年で優勝馬1頭、3着馬3頭がクラウンカップに参戦している。
ただし、クラウンカップでの結果は芳しくなく、4頭全てが4着以下に敗れている。
逆に、好成績を残しているのが「雲取賞」で4着以下に敗れた馬たち。
該当馬はのべ33頭が出走し、1勝、2着4回、3着3回で、連対率は15.2%、3着内率は24.2%にもなる。
2018年に至っては「雲取賞」で4着以下に敗れた馬が、クラウンカップの上位4着内を独占しているのだ。
今年から重賞格上げでレースレベルも向上する「雲取賞」。
当然ながら、例年以上に見逃せないレースとなりそうだ。
2019年雲取賞の結果
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は4月9日(火)に大井競馬場で行われる「ブリリアントカップ(S3)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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