
SSSファイナル!「習志野きらっとスプリント(S2)」!
極限のスピードを競い合う地方競馬「スーパースプリントシリーズ2019(SSS)」。
各地のトライアルを勝ち抜いた快速馬たちが、ファイナルとなる船橋1,000m戦に集結する。
※2011年から実施されているため、過去8年分のデータとする
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2018年 | アピア | 大井 | ファスリエフ | 1人気 |
2017年 | スアデラ | 船橋 | ゴールドアリュール | 3人気 |
2016年 | フラットライナーズ | 船橋 | シニスターミニスター | 2人気 |
2015年 | ルックスザットキル | 大井 | Wildcat Heir | 1人気 |
2014年 | ナイキマドリード | 船橋 | ワイルドラッシュ | 3人気 |
2013年 | ラブミーチャン | 笠松 | サウスヴィグラス | 1人気 |
2012年 | ラブミーチャン | 笠松 | サウスヴィグラス | 1人気 |
2011年 | ラブミーチャン | 笠松 | サウスヴィグラス | 2人気 |
SSS創設初年度から3連覇の偉業を達成したラブミーチャン。
父サウスヴィグラスの代表産駒の1頭で、2歳馬としては史上初(※)の「NARグランプリ・年度代表馬(2009年)」を受賞している。
※2歳馬の年度代表馬受賞はラブミーチャンとハッピースプリント(2013年)
また、父にアメリカ出身馬を持つ馬が活躍中。
前述のサウスヴィグラスを筆頭に、過去8年の優勝馬のうち、7頭の父はアメリカ出身だ。
残りの1頭はゴールドアリュール産駒だが、その父はサンデーサイレンスなので“アメリカ系”となる。
過去5年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら
スーパースプリントシリーズ2019特設サイト(KEIBA.GO.JP)
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2018年 | 御神本 訓史 | 西 啓太 | 赤岡 修次 |
2017年 | 本田 正重 | 岩橋 勇二 | 戸崎 圭太 |
2016年 | 左海 誠二 | 森 泰斗 | 笹川 翼 |
2015年 | 早田 功駿 | 町田 直希 | 本田 正重 |
2014年 | 川島 正太郎 | 真島 大輔 | 脇田 創 |
2013年 | 森 泰斗 | 町田 直希 | 的場 文男 |
2012年 | 濱口 楠彦 | 坂井 英光 | 和田 譲治 |
2011年 | 濱口 楠彦 | 坂井 英光 | 本橋 孝太 |
過去8年で複数回優勝している騎手は「故・濱口楠彦氏(笠松)」。
笑顔が印象的な「濱口楠彦氏」は、ラブミーチャンの主戦として、本競走の他にも数々のタイトルを獲得してきた。
近年は南関馬優勢!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 0 | 1 | 2 | 9 | 0.0% | 8.3% |
船橋 | 3 | 2 | 4 | 24 | 9.1% | 15.2% |
大井 | 2 | 4 | 1 | 10 | 11.8% | 35.3% |
川崎 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0.0% | 0.0% |
南関以外 | 3 | 1 | 1 | 30 | 8.6% | 11.4% |
各地のトライアルを勝ち抜いてきた韋駄天が集結する一戦。
勝ち星的には「南関東所属馬」と「南関東以外の所属馬」が互角の争いを演じている。
内訳を見てみると、2011年~2013年は「笠松所属」のラブミーチャン、2014年以降は「南関東所属馬」が優勝。
2、3着馬も「南関東所属馬」が大勢を占めるが、2017年タイセイバンデット(北海道・2着)、
2018年サクラレグナム(高知・3着)が上位を賑わせている。
優勝馬は全て1~3番人気馬!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 4 | 1 | 1 | 2 | 50.0% | 62.5% |
2人気 | 2 | 1 | 2 | 3 | 25.0% | 37.5% |
3人気 | 2 | 1 | 1 | 4 | 25.0% | 37.5% |
4人気 | 0 | 4 | 0 | 4 | 0.0% | 50.0% |
5人気 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0.0% | 0.0% |
6人気以下 | 0 | 1 | 3 | 62 | 0.0% | 1.5% |
人気馬が確実に結果を残している重賞。
過去8年の優勝馬は全て「1~3番人気馬」で、馬券圏内の24頭中、15頭を「1~3番人気馬」が占めている。
ただし、「1~3番人気馬」が上位3頭を独占したのは2011年の1回のみ。
堅い決着!
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2018年 | 160 | 850 | 23,130 |
2017年 | 400 | 2,020 | 10,420 |
2016年 | 380 | 1,200 | 14,350 |
2015年 | 250 | 700 | 5,590 |
2014年 | 570 | 2,460 | 18,070 |
2013年 | 110 | 500 | 1,840 |
2012年 | 140 | 200 | 1,830 |
2011年 | 350 | 300 | 1,940 |
平均 | 295 | 1,029 | 9,646 |
前項の「人気別成績」と同様、配当金も落ち着いた決着が多い。
特に「単勝」はその傾向が顕著となっており、最高配当は570円、過去8年の平均配当は295円という低さだ。
6枠・7枠!
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0.0% | 0.0% |
2枠 | 0 | 1 | 0 | 7 | 0.0% | 12.5% |
3枠 | 1 | 0 | 1 | 12 | 7.1% | 7.1% |
4枠 | 1 | 0 | 2 | 11 | 7.1% | 7.1% |
5枠 | 1 | 2 | 2 | 10 | 6.7% | 20.0% |
6枠 | 3 | 1 | 2 | 9 | 20.0% | 26.7% |
7枠 | 2 | 3 | 1 | 10 | 12.5% | 31.3% |
8枠 | 0 | 1 | 0 | 15 | 0.0% | 6.3% |
「枠番別」で最も成績が良いのは「6枠」。
過去8年で3勝、2着1回、3着2回の成績を残しており、現在、6年連続で3着内に好走している。
(2013年のみ「6枠」は1頭だが、「6枠」の2頭が同時に3着内に好走した例は1度もない)
また、「6枠」の隣、「7枠」の成績も良く、過去8年で2勝、2着3回、3着1回。
「6枠」と「7枠」が同時に3着内に好走した回数は、なんと“4回”にもなる。
スピード比べなら性別は関係ない!
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 3 | 7 | 6 | 61 | 3.9% | 13.0% |
牝馬 | 4 | 1 | 2 | 19 | 15.4% | 19.2% |
セン馬 | 1 | 0 | 0 | 2 | 33.3% | 33.3% |
「牝馬」が4勝、2着1回、3着2回と好成績!
ラブミーチャンの3連覇はあったものの、「牡馬」とそん色ない成績を残している。
今年度の「南関データ分析」にて分析した「1,200m以下の重賞」は、本競走と「優駿スプリント(S2)」の2競走。
優駿スプリントの時も「牡馬5勝」「牝馬3勝」とほぼ互角だったが、本競走では「牝馬」の勝利数が「牡馬」を上回っている。
やはり、“スピードスター”には性別など関係ない!ということだろう。
若さと勢い!
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 1 | 1 | 0 | 0 | 50.0% | 100.0% |
4歳 | 3 | 1 | 2 | 9 | 20.0% | 26.7% |
5歳 | 1 | 2 | 1 | 12 | 6.3% | 18.8% |
6歳 | 1 | 2 | 1 | 17 | 4.8% | 14.3% |
7歳以上 | 2 | 2 | 4 | 44 | 3.8% | 7.7% |
「年齢」は若い方が有利な傾向!
連対率100%の「3歳馬」は、2015年優勝馬ルックスザットキルと2018年2着馬クルセイズスピリツ。
斤量面の恩恵はあるものの、古馬の壁を感じさせない走りを見せている。
また、「4歳馬」の成績も良く、過去8年で3勝、2着1回、3着2回。
「3歳馬」と「4歳馬」のワンツー決着は1回も無いものの、若い馬の勢いには注目したいところだ。
ちなみに、ラブミーチャンは「4~6歳時」に3連覇を達成。
「7歳以上」の優勝馬はナイキマドリードとアピアの2頭で、偶然にも、両馬のみ前走で敗戦を喫していた。
早池峰SS着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
早池峰SS1着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
早池峰SS2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
早池峰SS3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
早池峰SS4着以下 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
2016年から行われている東北地区のSSSトライアル。
残念ながら、過去に「早池峰(はやちね)スーパースプリント」をステップに参戦してきた馬はいない。
2019年早池峰スーパースプリントの結果
川崎SS着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
川崎SS1着 | 1 | 0 | 3 | 5 | 11.1% | 11.1% |
川崎SS2着 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0.0% | 16.7% |
川崎SS3着 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.0% | 0.0% |
川崎SS4着以下 | 0 | 0 | 1 | 12 | 0.0% | 0.0% |
南関東地区のSSSトライアル。
ファイナルである「習志野きらっとスプリント」に出走してくる馬も多く、最も重要なトライアルと言えよう。
過去8年の優勝馬は9頭(同着1回あり)全て出走してきており、1勝、3着3回。
抜群の成績を残している訳でもないが、9頭中7頭が掲示板を確保しているように、堅実さは魅力だろう。
逆に、「川崎スパーキングスプリント」で敗れた馬たちは不振。
該当馬はのべ23頭が参戦しているが、2着、3着がそれぞれ1回あるのみだ。
2019年川崎スパーキングスプリントの結果
園田FCS着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
園田FCS1着 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0.0% | 0.0% |
園田FCS2着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
園田FCS3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
園田FCS4着以下 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
近畿・四国地区のSSSトライアル。
優勝馬は5頭が参戦しているが、習志野きらっとスプリントで3着内に好走した馬はいない。
2019年園田FCスプリントの結果
九州地区TR着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
九州地区TR1着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
九州地区TR2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
九州地区TR3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
九州地区TR4着以下 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
九州地区のSSSトライアル。
2011年は荒尾競馬で行われたが、その他の年は、園田競馬の「園田FCスプリント」が近畿・中四国・九州地区のトライアルを担っていた。
今年は九州地区トライアルとして、佐賀競馬の「佐賀がばいダッシュ」が追加されている。
2019年佐賀がばいダッシュの結果
門別S着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
門別S1着 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0.0% | 50.0% |
門別S2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
門別S3着 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0.0% | 0.0% |
門別S4着以下 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
北海道地区(※)のSSSトライアル。
優勝馬は2頭が参戦し、2014年のアウヤンテプイが4着、2017年のタイセイバンデットが2着に好走している。
※2015年以前は北海道・東北地区トライアル
2019年グランシャリオ門別スプリントの結果
東海・北陸地区TR着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
東海・北陸地区TR1着 | 3 | 0 | 0 | 2 | 60.0% | 60.0% |
東海・北陸地区TR2着 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0.0% | 0.0% |
東海・北陸地区TR3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
東海・北陸地区TR4着以下 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0.0% | 0.0% |
東海・北陸地区のSSSトライアル。
過去8年で3勝を挙げているが、いずれもラブミーチャンが該当する。
なお、昨年と今年の東海・北陸地区トライアルは金沢競馬の「日本海スプリント」となっている。
※2017年以前は名古屋でら馬スプリント(名古屋)
2019年日本海スプリントの結果
優駿スプリント着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
優駿スプリント1着 | 1 | 1 | 0 | 0 | 50.0% | 100.0% |
優駿スプリント2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
優駿スプリント3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
優駿スプリント4着以下 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
南関東3歳スプリント王を決する「優駿スプリント(S2)」。
この時期に3歳馬が古馬重賞に挑戦する例は少ないが、過去には2頭の優勝馬が参戦して1勝、2着1回。
「年齢別の成績」でご紹介した“3歳馬の連対率100%”はここに該当する。
2019年優駿スプリントの結果
閃光スプリント着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
閃光スプリント1着 | 2 | 0 | 0 | 1 | 66.7% | 66.7% |
閃光スプリント2着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
閃光スプリント3着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
閃光スプリント4着以下 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
2016年から実施されている習志野きらっとスプリントトライアル。
昨年のみ船橋1,000mで行われたが、今年を含めた3回は1,200mで行われている。
トライアルとしての歴史は浅いが、習志野きらっとスプリントとは相性抜群!
過去3回の優勝馬のうち、2頭が習志野きらっとスプリントを優勝、残りの1頭も4着に好走している。
2019年閃光スプリントの結果
先手必勝!
1着 | 2着 | 3着 | |
---|---|---|---|
1番手 | 4 | 2 | 1 |
2~5番手 | 4 | 5 | 3 |
6~10番手 | 0 | 1 | 4 |
11番手以降 | 0 | 0 | 0 |
向こう正面からスタートし、3、4コーナーから直線へ。
終い一手では厳しく、4コーナーを5番手以内では通過したいところだろう。
特に好成績を挙げているのは「4コーナー先頭」の馬(※)。
過去8年で4頭が優勝し、3着内を外したのは僅かに2回のみだ。
※4コーナー先頭≠単独先頭
ちなみに、優勝馬8頭のうち、4コーナーで最も後ろにいたのは、「5番手」のナイキマドリード(2014年)とアピア(2018年)。
ともに、船橋1,000mの重賞を複数回優勝しているスペシャリストだ。
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は7月25日(木)に浦和競馬場で行われる「プラチナカップ(S3)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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