東京ダービーTR「クラウンカップ(S3)」!
3歳ダートの最高峰「東京ダービー(Jpn1)」を目指すマイル重賞。
1着馬には6月5日(水)に行われる「東京ダービー」の優先出走権が与えられる。
※2014年、2021年は「東京ダービーTR」、その他は「羽田盃TR」として実施
▼データ分析のポイント
・地方競馬らしい血統が活躍
・同舞台の椿賞優勝馬が過去5年で4勝、3着1回
・高配当の傾向
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2023年 | ポリゴンウェイヴ | 浦和 | ヘニーヒューズ | 1人気 |
2022年 | フレールフィーユ | 浦和 | エスポワールシチー | 5人気 |
2021年 | ジョエル | 船橋 | トーセンブライト | 2人気 |
2020年 | ウタマロ | 船橋 | アイルハヴアナザー | 3人気 |
2019年 | ホールドユアハンド | 浦和 | エスポワールシチー | 2人気 |
2018年 | スプリングマン | 浦和 | ローズキングダム | 7人気 |
2017年 | ローズジュレップ | 浦和 | ロージズインメイ | 1人気 |
2016年 | ガーニーフラップ | 船橋 | タイキシャトル | 4人気 |
2015年 | ウインバローラス | 川崎 | スターリングローズ | 11人気 |
2014年 | ワタリキングオー | 川崎 | キングヘイロー | 4人気 |
ダートで活躍した馬を父に持つ産駒が活躍している。
過去10年の優勝馬のうち、日本国内でダート重賞を制している種牡馬は…
スターリングローズ、タイキシャトル、エスポワールシチー、トーセンブライトの4頭となる。
さらに、海外のダートで活躍したロージズインメイ(ドバイWC)、アイルハヴアナザー(米二冠)、ヘニーヒューズ(米G1・2勝)が並ぶ。
地元の山崎誠士騎手
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2023年 | 山口 達弥 | 森 泰斗 | 張田 昂 |
2022年 | 和田 譲治 | 森 泰斗 | 矢野 貴之 |
2021年 | 張田 昂 | 和田 譲治 | 左海 誠二 |
2020年 | 酒井 忍 | 山崎 誠士 | 笹川 翼 |
2019年 | 戸崎 圭太 | 石崎 駿 | 山崎 誠士 |
2018年 | 左海 誠二 | 石崎 駿 | 山崎 誠士 |
2017年 | 吉原 寛人 | 本田 正重 | 楢崎 功祐 |
2016年 | 的場 文男 | 左海 誠二 | 山崎 誠士 |
2015年 | 柴田 大知 | 真島 大輔 | 矢野 貴之 |
2014年 | 的場 文男 | 御神本 訓史 | 矢野 貴之 |
地元川崎所属の「山崎誠士騎手」が2着1回、3着3回。
クラウンカップのタイトルこそ獲得していないが、地の利を生かして好成績を残している。
また、川崎に所属していた「酒井忍現調教師」は、2020年のクラウンカップ(ウタマロ)が騎手として最後の重賞タイトルだった。
直近3年に限ると「和田譲治騎手」が1勝、2着1回、「森泰斗騎手」が2着2回。
2022年・2023年と2年連続で2着に惜敗している「森泰斗騎手」はクラウンカップ初制覇が期待される。
小久保厩舎&船橋所属馬!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 5 | 0 | 2 | 24 | 16.1% | 16.1% |
船橋 | 3 | 7 | 1 | 23 | 8.8% | 29.4% |
大井 | 0 | 1 | 3 | 18 | 0.0% | 4.5% |
川崎 | 2 | 2 | 4 | 37 | 4.4% | 8.9% |
「浦和所属馬」が5勝、3着2回と大活躍。
なかでも南関東リーディング小久保智厩舎の相性が素晴らしく、過去10年で24頭の管理馬を送り出して4勝、3着2回だ。
また、「船橋所属馬」も3勝、2着7回、3着1回と好成績。
勝ち星数では「浦和所属馬」に劣るものの、2着7回が示す通り、連対率29.4%は群を抜いて高い。
人気薄が台頭する重賞!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 2 | 1 | 5 | 20.0% | 40.0% |
2人気 | 2 | 1 | 0 | 7 | 20.0% | 30.0% |
3人気 | 1 | 1 | 3 | 5 | 10.0% | 20.0% |
4人気 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0% | 20.0% |
5人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 10.0% | 20.0% |
6人気以下 | 2 | 5 | 4 | 71 | 2.4% | 8.5% |
「1番人気馬」は過去10年で2勝、2着2回、3着1回。
2023年は「1番人気」に支持されたポリゴンウェイヴが勝利したものの、直近5年の「1番人気馬」は1勝、2着1回と信頼度は高くない。
一方の人気薄、「6番人気以下」の馬たちは2勝、2着5回、3着4回。
のべ頭数の関係で勝率はそれほど目立たないが、連対率8.5%、3着内率13.4%は高いと言えるだろう。
超ビッグ配当の期待も!?
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2023年 | 310 | 2,330 | 15,710 |
2022年 | 720 | 2,160 | 48,580 |
2021年 | 390 | 680 | 5,400 |
2020年 | 750 | 4,800 | 55,990 |
2019年 | 590 | 1,560 | 17,900 |
2018年 | 1,650 | 5,540 | 92,600 |
2017年 | 140 | 4,150 | 76,220 |
2016年 | 680 | 4,010 | 32,920 |
2015年 | 4,140 | 68,900 | 6,183,360 |
2014年 | 1,070 | 970 | 37,800 |
平均 | 1,044 | 9,510 | 656,648 |
各賭式で高配当を連発。
「単勝」の配当は落ち着き傾向にあるが、「馬複」は4桁配当が多く、「三連単」もほぼ万馬券だ。
2015年の超ビッグ配当が平均値を押し上げてはいるが、全体的に見ても荒れ気味というのが分かる。
クラシックの王道路線「京浜盃(Jpn2)」&「羽田盃(Jpn1)」に挟まれている重賞。
その為、力の拮抗したメンバーが揃う傾向にあり、この流れは3歳ダート三冠が確立した2024年以降も変わらないだろう。
激戦必至の南関東限定重賞は配当面も楽しめそうだ。
内枠がやや有利
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 2 | 1 | 7 | 0.0% | 20.0% |
2枠 | 1 | 1 | 2 | 5 | 11.1% | 22.2% |
3枠 | 2 | 1 | 1 | 12 | 12.5% | 18.8% |
4枠 | 2 | 2 | 1 | 14 | 10.5% | 21.1% |
5枠 | 1 | 0 | 1 | 17 | 5.3% | 5.3% |
6枠 | 3 | 0 | 2 | 14 | 15.8% | 15.8% |
7枠 | 1 | 1 | 1 | 17 | 5.0% | 10.0% |
8枠 | 0 | 3 | 1 | 16 | 0.0% | 15.0% |
最内と大外枠の勝ち星がない。
連対率は「1枠~4枠」がそれぞれ20%前後で並び、「5枠以降」は若干ではあるが好走率が下がる傾向にある。
牡馬が強さを見せる!
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 10 | 10 | 9 | 95 | 8.1% | 16.1% |
牝馬 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0.0% | 0.0% |
セン馬 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
「牡馬」が10勝、2着10回、3着9回。
京浜盃と同様、牡馬クラシックを狙う馬たちが参戦しているだけに「牝馬」は少し分が悪い。
大注目のトライアル
椿賞着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
椿賞1着 | 4 | 0 | 1 | 1 | 66.7% | 66.7% |
椿賞2着 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0.0% | 33.3% |
椿賞3着 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.0% | 0.0% |
椿賞4着以下 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0.0% | 0.0% |
2018年より実施されているクラウンカップのトライアルレース。
クラウンカップと同じ「川崎1,600m」で争われる一戦で、1~3着馬には優先出走権が付与される。
実施初年度こそクラウンカップに直結しなかったが、2019年以降は4年連続でクラウンカップ覇者を輩出。
2023年で連勝記録は途絶えたが、それでも勝ち馬ハセノゴールドがクラウンカップでも3着に好走している。
2019年から「準重賞」に昇格したこともあり、レースレベルが一段階上がったとみて良さそうだ。
ちなみに、優勝した4頭のクラウンカップでの人気は、2019年から順に「2」「3」「2」「5」となっている。
(2023年の3着ハセノゴールドは3番人気)
2024年椿賞の結果
京浜盃からの巻き返しに期待!
京浜盃着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
京浜盃1着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
京浜盃2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
京浜盃3着 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0.0% | 100.0% |
京浜盃4着以下 | 3 | 0 | 4 | 16 | 13.0% | 13.0% |
羽田盃トライアルの「京浜盃」。
開催日程の関係上、年によって「京浜盃」と「クラウンカップ」の間隔はまちまちだが、今年は“中一週”となっている。
「京浜盃」と「クラウンカップ」のレース間隔は比較的短いため、京浜盃上位馬の参戦は少ない。
逆に、京浜盃から出走してくる馬の多くは“京浜盃でクラシックに出走する権利が取れなかった”馬たちだ。
過去10年、「京浜盃4着以下」の馬はのべ23頭が出走して3勝、3着4回。
2ケタ着順から巻き返す例もあり、京浜盃で惨敗した馬でも侮れないだろう。
なお、「京浜盃」は2024年からダートグレード競走に昇格。
今までとはレースの性質が変わってしまった可能性はあるものの、強豪JRA勢に挑戦した期待馬には引き続き注目だろう。
2024年京浜盃の結果
高配当を狙うならココ
ニューイヤーカップ着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニューイヤーカップ1着 | 1 | 0 | 0 | 3 | 25.0% | 25.0% |
ニューイヤーカップ2着 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0.0% | 66.7% |
ニューイヤーカップ3着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
ニューイヤーカップ4着以下 | 2 | 1 | 2 | 17 | 9.1% | 13.6% |
浦和1,500mで行われている年始恒例の3歳重賞「ニューイヤーカップ(S3)」。
※2021年までは浦和1,600m
近年は「ニューイヤーカップ」の上位馬が参戦する傾向。
直近4年の1~3着馬はのべ7頭が参戦して1勝、2着2回、3着1回、3着内率は57.1%と高くなっている。
また、「ニューイヤーカップ」4着以下の馬も侮れなく、こちらは過去10年で2勝、2着1回、3着2回。
連対した3頭中、2頭はクラウンカップで二桁人気、残りの1頭は5番人気だった。
2024年ニューイヤーカップの結果
4着馬が狙い目?
雲取賞着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
雲取賞1着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
雲取賞2着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
雲取賞3着 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0.0% | 0.0% |
雲取賞4着以下 | 1 | 6 | 2 | 21 | 3.3% | 23.3% |
「雲取賞(Jpn3)」は2019年に「重賞」へと昇格、2024年からはダートグレード競走として実施されている。
※本項目では2018年までの「準重賞」のデータを含む
「雲取賞」上位馬が転戦してくるケースは少ない。
逆に、好成績を残しているのは「雲取賞」で4着以下に敗れた馬たち。
とりわけ、「雲取賞4着馬」は過去10年で7頭が参戦して2着3回、3着1回、掲示板率は85.7%と大注目だ。
2024年雲取賞の結果
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は4月9日(火)に大井競馬場で行われる「ブリリアントカップ(S3)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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