
東京ダービーTR「クラウンカップ(S3)」!
3歳ダートの最高峰「東京ダービー(Jpn1)」を目指すマイル重賞。
1着馬には6月11日(水)に大井競馬場で行われる「東京ダービー」の優先出走権が付与される。
※2021年・2024年は「東京ダービーTR」、その他の年は「羽田盃TR」として実施
▼データ分析のポイント
・地方競馬らしい血統が活躍
・同舞台の椿賞連対馬が過去7年で4勝、2着2回、3着1回
・激戦必至で高配当の傾向
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2024年 | シシュフォス | 船橋 | アポロソニック | 1人気 |
2023年 | ポリゴンウェイヴ | 浦和 | ヘニーヒューズ | 1人気 |
2022年 | フレールフィーユ | 浦和 | エスポワールシチー | 5人気 |
2021年 | ジョエル | 船橋 | トーセンブライト | 2人気 |
2020年 | ウタマロ | 船橋 | アイルハヴアナザー | 3人気 |
2019年 | ホールドユアハンド | 浦和 | エスポワールシチー | 2人気 |
2018年 | スプリングマン | 浦和 | ローズキングダム | 7人気 |
2017年 | ローズジュレップ | 浦和 | ロージズインメイ | 1人気 |
2016年 | ガーニーフラップ | 船橋 | タイキシャトル | 4人気 |
2015年 | ウインバローラス | 川崎 | スターリングローズ | 11人気 |
ダートで活躍した馬を父に持つ産駒が活躍している。
過去10年の優勝馬のうち、日本国内でダート重賞を制している種牡馬は…
スターリングローズ、タイキシャトル、エスポワールシチー、トーセンブライトの4頭となる。
さらに、海外のダートで活躍したロージズインメイ(ドバイWC)、アイルハヴアナザー(米二冠)、ヘニーヒューズ(米G1・2勝)が並ぶ。
異色のサイアーでは2024年の優勝馬シシュフォスを輩出したアポロソニック。
自身はダートで未勝利を勝ち上がり、2013年の「日本ダービー(JRA・G1)」では3着に好走している。
産駒数は少なく同期の日本ダービー馬キズナとは対照的ではあるが、貴重な産駒から重賞ウイナーを送り出したのだった(※)。
※南関東での現役産駒数はシシュフォスを含めて3頭(3/25時点)
地元の山崎誠士騎手
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2024年 | 森 泰斗 | 御神本 訓史 | 山崎 誠士 |
2023年 | 山口 達弥 | 森 泰斗 | 張田 昂 |
2022年 | 和田 譲治 | 森 泰斗 | 矢野 貴之 |
2021年 | 張田 昂 | 和田 譲治 | 左海 誠二 |
2020年 | 酒井 忍 | 山崎 誠士 | 笹川 翼 |
2019年 | 戸崎 圭太 | 石崎 駿 | 山崎 誠士 |
2018年 | 左海 誠二 | 石崎 駿 | 山崎 誠士 |
2017年 | 吉原 寛人 | 本田 正重 | 楢崎 功祐 |
2016年 | 的場 文男 | 左海 誠二 | 山崎 誠士 |
2015年 | 柴田 大知 | 真島 大輔 | 矢野 貴之 |
地元川崎所属の「山崎誠士騎手」が2着1回、3着4回。
クラウンカップのタイトルこそ獲得していないが、地の利を生かして好成績を残している。
直近4年に限ると「森泰斗騎手」が1勝、2着2回、「和田譲治騎手」が1勝、2着1回。
今年のクラウンカップには両名とも騎乗することは叶わないので、その他ジョッキーの飛躍に期待したいところだろう。
小久保厩舎&船橋所属馬!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 5 | 1 | 2 | 22 | 16.7% | 20.0% |
船橋 | 4 | 6 | 1 | 23 | 11.8% | 29.4% |
大井 | 0 | 1 | 2 | 17 | 0.0% | 5.0% |
川崎 | 1 | 2 | 5 | 39 | 2.1% | 6.4% |
最多勝は5勝を挙げる「浦和所属馬」。
なかでも南関東リーディング小久保智厩舎の相性が良く、上記5勝のうち、4勝を同厩舎が挙げている。
さらに、「浦和所属馬」は2着1回、3着2回もあるが、そのうち小久保智厩舎は3着2回を占めているので合計4勝、3着2回だ。
また、「船橋所属馬」も4勝、2着6回、3着1回と抜群の成績。
「浦和所属馬」と合わせると9勝、2着7回、3着3回となるので、連対馬の80.0%は「浦和」or「船橋」の所属馬となる。
激戦必至の3歳重賞!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 3 | 1 | 1 | 5 | 30.0% | 40.0% |
2人気 | 2 | 1 | 0 | 7 | 20.0% | 30.0% |
3人気 | 1 | 1 | 4 | 4 | 10.0% | 20.0% |
4人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% |
5人気 | 1 | 2 | 1 | 6 | 10.0% | 30.0% |
6人気以下 | 2 | 5 | 3 | 71 | 2.5% | 8.6% |
「1番人気馬」は過去10年で3勝、2着1回、3着1回。
総じてあまり信頼度は高くなかったが、2023年・2024年と2年連続で勝ち星を手にし信頼度は回復傾向だ。
なお、人気別の成績をまとめると「1~5番人気馬」が計8勝、2着5回、3着7回、「6番人気以下」が2勝、2着5回、3着3回。
「激戦必至の3歳重賞」という言葉が当てはまりそうな傾向で、軸馬不在の難解重賞と言えるだろう。
超ビッグ配当の期待も!?
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2024年 | 250 | 1,450 | 9,160 |
2023年 | 310 | 2,330 | 15,710 |
2022年 | 720 | 2,160 | 48,580 |
2021年 | 390 | 680 | 5,400 |
2020年 | 750 | 4,800 | 55,990 |
2019年 | 590 | 1,560 | 17,900 |
2018年 | 1,650 | 5,540 | 92,600 |
2017年 | 140 | 4,150 | 76,220 |
2016年 | 680 | 4,010 | 32,920 |
2015年 | 4,140 | 68,900 | 6,183,360 |
平均 | 962 | 9,558 | 653,784 |
各賭式で高配当を連発。
「単勝」の配当は落ち着き傾向にあるが、「馬複」は4桁配当が多く、「三連単」もほぼ万馬券だ。
2015年の超ビッグ配当が平均値を押し上げてはいるが、全体的に見ても荒れ気味というのが分かる。
クラシックの王道路線「京浜盃(Jpn2)」&「羽田盃(Jpn1)」に挟まれている重賞。
その為、力の拮抗したメンバーが揃う傾向にあり、この流れは3歳ダート三冠が確立した2024年以降も変わらないだろう。
激戦必至の3歳重賞は配当面でも楽しめそうだ。
内枠がやや有利
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 2 | 1 | 7 | 0.0% | 20.0% |
2枠 | 2 | 0 | 2 | 5 | 22.2% | 22.2% |
3枠 | 1 | 2 | 0 | 12 | 6.7% | 20.0% |
4枠 | 2 | 2 | 2 | 13 | 10.5% | 21.1% |
5枠 | 1 | 0 | 1 | 17 | 5.3% | 5.3% |
6枠 | 3 | 0 | 2 | 14 | 15.8% | 15.8% |
7枠 | 1 | 1 | 1 | 17 | 5.0% | 10.0% |
8枠 | 0 | 3 | 1 | 16 | 0.0% | 15.0% |
最内と大外枠の勝ち星がない。
連対率は「1枠~4枠」がそれぞれ20%前後で並び、「5枠以降」は若干ではあるが好走率が下がる傾向にある。
2024年も内枠決着となり、1着から順に「2枠」⇒「3枠」⇒「4枠」という結果だった。
牡馬が強さを見せる!
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 10 | 10 | 9 | 93 | 8.2% | 16.4% |
牝馬 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0.0% | 0.0% |
セン馬 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
「牡馬」が10勝、2着10回、3着9回。
京浜盃と同様、牡馬クラシックを狙う馬たちが参戦しているだけに「牝馬」は分が悪い。
大注目のトライアル
椿賞着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
椿賞1着 | 4 | 0 | 1 | 2 | 57.1% | 57.1% |
椿賞2着 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0.0% | 28.6% |
椿賞3着 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0.0% | 0.0% |
椿賞4着以下 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0.0% | 0.0% |
2018年より実施されているクラウンカップのトライアルレース。
クラウンカップと同じ「川崎1,600m」で争われる一戦で、1~3着馬には優先出走権が付与される。
実施初年度こそクラウンカップに直結しなかったが、2019年以降は4年連続でクラウンカップ覇者を輩出。
2023年で連勝記録は途絶えたが、それでも勝ち馬ハセノゴールドがクラウンカップでも3着に好走している。
また、2024年は椿賞1~4着馬が参戦して3着内馬は送り出せなかったが、例年の結果からすると軽視は禁物と言えるだろう。
ちなみに、優勝した4頭のクラウンカップでの人気は、2019年から順に「2」「3」「2」「5」となっている。
2025年椿賞の結果
高配当を狙うならココ
ニューイヤーカップ着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニューイヤーカップ1着 | 1 | 0 | 0 | 3 | 25.0% | 25.0% |
ニューイヤーカップ2着 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0.0% | 66.7% |
ニューイヤーカップ3着 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0.0% | 0.0% |
ニューイヤーカップ4着以下 | 2 | 2 | 2 | 16 | 9.1% | 18.2% |
浦和1,500mで行われている年始恒例の3歳重賞「ニューイヤーカップ(S3)」。
※2021年までは浦和1,600m
近年は「ニューイヤーカップ」の上位馬が参戦する傾向。
直近5年の1~3着馬はのべ8頭が参戦して1勝、2着2回、3着1回、3着内率は50.0%となっている。
また、「ニューイヤーカップ」4着以下の馬も侮れなく、こちらは過去10年で2勝、2着2回、3着2回。
連対した4頭中、2頭はクラウンカップで二桁人気、残りの2頭は5番人気だった。
2025年ニューイヤーカップの結果
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は4月17日(木)に大井競馬場で行われる「ブリリアントカップ(S3)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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