2025 Dirt Triple Crown

2025.4.8 川崎 1,600mクラウンカップ(SIII) 【1着馬】東京ダービー 出走権付与

2024年優勝馬 シシュフォス号

2024年優勝馬 シシュフォス号

Road to 東京ダービー

Road to 東京ダービー

クラウンカップとは

東京ダービーを目指す有力馬たちが集う3歳マイル重賞!
これまでは開催年によって「羽田盃」or「東京ダービー」のトライアルレースに指定されてきたが、
2024年からダート三冠路線の一角として、「東京ダービー(JpnI)」のトライアルレースとなっている。

昨年の優勝馬シシュフォスは、その後「東京湾カップ(SII)」2着を経て、東京ダービーに出走(6着)。
さらに夏には「黒潮盃(SIII)」で2着に入るなど、3歳ダート三冠戦線で活躍を見せている。

クラウンカップへのステップレースとしては同舞台の「椿賞(準重賞)」に注目したい。
直近6年のクラウンカップ優勝馬のうち、なんと4頭が椿賞を勝利しているのだ。

予想<日刊競馬・佐藤匠>

◎ドリームジャパン
今回は8頭立て。
有力馬も軒並み4/10(木)ネクストスター東日本へと向かい、トライアル椿賞の再戦模様となった。

椿賞は上位3頭が後続を4馬身突き放したが、1、2着、2、3着の着差はわずか1馬身ずつ。
今回は地元の素質馬の逆転とみる。

椿賞当時は8カ月の休養明けから叩き2走目とはなったが、
意図的に緩めた調整過程でしっかりピークをクラウンCへと持ってくる算段だった。
それだけに担当の高月優馬厩務員も「今回は権利をとるのがまず大事」と語っており、
そこから約ひと月は調整のピッチを上げていて、現在は「当時より状態は断然いい」と断言できるところまでもってこられている。

そもそもは2歳6月に千四新馬戦を1分32秒8で制し、将来を嘱望された素質馬。
もう少し馬体に幅が出るとなお良いが、前走でつけられた差は間違いなく詰まってくるだろう。


○ヤギリケハヤ
川崎はデビュー2戦目で初コースでの逃げ切りV。
負かした2着馬ものちに園田プリンセスCで2着した力量馬なら、14頭立てという異例の多頭数も含めレベルは高かったといえる。

前走椿賞も展開には恵まれた感はあるものの、しっかり勝利。
これで川崎は1、4、1着とすでに得意のコースとしてきた感は強いし、
今回も頭数からするとそこまでタイトな流れになるとは考えづらい。
本来逃げにこだわるタイプではないし、持ち時計面でも1月船橋で千六1分42秒9という記録がある。
総合力は高く、軸向きはこの馬か。


▲ケンシレインボー
小柄な産駒が多いステイゴールド系のレインボーライン産駒ながら、2歳6月の能試での動きが目を引いた1頭。
以降重賞ではやや苦戦は続いているが、前走の準重賞アクアマリンC制覇を含め、重賞を除けば1、2、1、1着と連対パーフェクト。
鎌倉記念も1着ベアバッキューンはさておき2着馬からは2馬身半差と健闘。

今回再戦となる4着馬ゴールドモーニンには8馬身差先着と決定的といえる差もつけており、見た目以上に実力がある馬といえる。
本追い切りは先行して脚いろも劣勢ながらヤギリケハヤに先着しているのもまた事実で、混戦になれば経験は生きてきそうな印象だ。


△プレミアムハンド
椿賞でヤギリケハヤ、ドリームジャパンの間に入ったのがこの馬。
そこから京浜盃を挟むローテながら、小久保厩舎らしくすでに14走しつつも使い減りしない魅力がある。
わずか2勝と勝ち味に遅いながら、14戦中12戦で入着の安定感は特筆できるし、
ダートグレード競走においても2月雲取賞で0秒6差5着と大舞台でも大崩れしない堅実さは持ち味。

半面、乱戦待ちのきらいはあるだけにスローペースで流れた前々走椿賞2着は負けて強しともいえるが、
今回もそこまで速くはならなさそうな8頭立て。
展開面はここも向くとは言えなさそうなのが割り引き材料か。

有力馬紹介

●ヤギリケハヤ

父ディーマジェスティ
母キマグレ(母父サクラバクシンオー)

通算成績:7戦4勝

クラウンカップTR「椿賞(準重賞)」の優勝馬。
デビュー2連勝で迎えた重賞2戦は善戦止まりだったが、年明けから3戦2勝、2着1回と再び上昇気流を描いている。
先行・差しと自在に走れるレースセンスが魅力で、川崎コースを得意としているところも心強い。

「椿賞」の優勝馬は「クラウンカップ」と抜群の相性。
直近6年の椿賞優勝馬のうち、4頭がクラウンカップを制している。


●ドリームジャパン

父ゴールドドリーム
母ピカケレイ(母父ディープブリランテ)

通算成績:3戦2勝

2024年6月のデビュー戦を4馬身差で完勝。
約6か月のブレイクを挟んで2連勝を飾り、前走の「椿賞」3着でクラウンカップへの優先出走権を獲得した。
キャリア3戦とまだまだ伸びしろは十分で、地元川崎を代表する1頭として期待も大きいだろう。

母の1つ上の半姉はマイルGIを2勝している名牝メジャーエンブレム。
父に新種牡馬ゴールドドリームを迎え“ダート仕様”となった良血の素質に是非ご注目を。


●アーサ

父ホッコータルマエ
母グローリアスゾーン(母父パイロ)

通算成績:3戦3勝

デビューから無傷の3連勝。
いずれも先手を奪っての逃げ切りVだが、後続の厳しいマークを振り切っているので勝負根性も魅力だろう。

初めての重賞挑戦とあって試金石とはなるものの、
徹底した逃げ馬不在のレースでもあり、一杯に残すシーンも期待できそうだ。

データ分析

~南関重賞を解く~ 南関データ分析

参考レース

 

レース回顧

 
  
     江橋大介さんコラム         
 

レース概要

実施日 4/8(火)
競馬場 川崎競馬場
距離 1,600m
出走条件 サラ系3歳
負担重量 A級格付馬56kg 未格付馬54kg 牝馬2kg減
※2025.4.4現在のA級格付馬を対象とする
2025.4.4までのGI・JpnI競走の勝ち馬は3kg、GII・JpnII・SI競走の勝ち馬は2kg、
GIII・JpnIII・SII競走の勝ち馬は1kg加増
優先出走権 1着馬に「東京ダービー(JpnI)」の優先出走権付与(セン馬除く)

キャンペーン

川崎記念キャンペーン
3歳ダートの頂点は南関東から!キャンペーン
PAGE TOP