~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2025年12月31日(水) 
サラ系2歳牝馬 大井1,600m
東京2歳優駿牝馬(S1)

レース紹介

大晦日に行われる2歳女王決戦!「東京2歳優駿牝馬(S1)」!
2歳女王の座を巡り全国各地から有力牝馬が集結。
全国の競馬場を舞台とした世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン2025 2歳シーズン」の最終戦だ。

グランダム・ジャパン2025(KEIBA.GO.JP)

▼データ分析のポイント
・ホッカイドウ競馬デビュー馬が強い
・高配当続出!一筋縄ではいかない2歳牝馬戦
・ローレル賞の優勝馬に注目

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2024年 プラウドフレール 船橋 ニューイヤーズデイ 7人気
2023年 ローリエフレイバー 大井 マジェスティックウォリアー 2人気
2022年 メイドイットマム 船橋 ノヴェリスト 2人気
2021年 スピーディキック 浦和 タイセイレジェンド 5人気
2020年 ケラススヴィア 浦和 サウスヴィグラス 2人気
2019年 レイチェルウーズ 船橋 ヘニーヒューズ 2人気
2018年 アークヴィグラス 大井 サウスヴィグラス 1人気
2017年 グラヴィオーラ 船橋 サウスヴィグラス 9人気
2016年 ピンクドッグウッド 愛知 サウスヴィグラス 6人気
2015年 モダンウーマン 川崎 サウスヴィグラス 1人気

サウスヴィグラス産駒が最も得意としていた南関東重賞。
ラストクロップの2020年ケラススヴィアも勝利し、次代の種牡馬たちにバトンタッチとなった。

2025年のリーディングサイアー(12/23時点・収得賞金)は以下の通り。

▽1位:ホッコータルマエ
▽2位:キズナ
▽3位:パイロ
▽4位:シニスターミニスター
▽5位:アジアエクスプレス

南関東を舞台に大活躍したホッコータルマエ。
2020年の産駒デビュー以降、着実にサイアーランキングを上げ、いよいよ今年は南関東リーディングの座が視野に入ってきた。
今年の代表馬はティントレット、ヒーローコールのほか、3歳ダート三冠ロードで活躍したナイトオブファイアなど。
まさに「南関東(地方)が主戦場」という成績を残しており、出走頭数・出走回数は他の種牡馬の追随を許さない。

また、第2位につけているキズナは前年12位からジャンプアップ。
JRAでもリーディングトップを走るキズナだが、南関東の舞台では3歳ダート三冠をけん引したナチュラルライズが筆頭だろう。
同馬が年末の大一番「東京大賞典(G1)」にも出走すれば、父キズナの逆転リーディングも十分にあり得る。

第3位につけているパイロは「全日本2歳優駿(Jpn1)」覇者パイロマンサー、「川崎記念(Jpn1)」覇者メイショウハリオなどを輩出。
2022年には南関東リーディングを獲得した実績があり、前年8位からトップ3への返り咲きを狙っている。

過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら
2025年リーディングサイアー(収得賞金)はこちら

今年こそは!?

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2024年 張田 昂 矢野 貴之 岩橋 勇二
2023年 野畑 凌 矢野 貴之 安藤 洋一
2022年 本橋 孝太 笹川 翼 御神本 訓史
2021年 本橋 孝太 矢野 貴之 山崎 誠士
2020年 森 泰斗 藤田 凌 本田 正重
2019年 本田 正重 森 泰斗 矢野 貴之
2018年 瀧川 寿希也 西 啓太 町田 直希
2017年 今野 忠成 阿部 龍 瀧川 寿希也
2016年 戸部 尚実 阿部 龍 森 泰斗
2015年 阿部 龍 桑村 真明 石崎 駿

直近5年で好成績を残しているのは「本橋孝太騎手」と「矢野貴之騎手」。
「本橋孝太騎手」は2021年&2022年を連覇、「矢野貴之騎手」は直近2年を含めて2着3回という成績だ。

ちなみに、大井リーディングの上位2名「矢野貴之騎手」と「笹川翼騎手」は年末の大井3重賞で勝利実績がまだない。

また、南関東地区以外の所属騎手にも注目したい。
とりわけ、北海道所属騎手の活躍は目立つところで、今年は期間限定騎乗として「桑村真明騎手」が参戦中。

※桑村真明騎手:大井所属として12月31日まで(1月1日~2月6日は川崎所属)

2025年に南関東地区で期間限定騎乗する他地区所属騎手はこちら
2026年に南関東地区で期間限定騎乗する他地区所属騎手はこちら

各競馬場の素質馬が活躍

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 2 0 1 11 14.3% 14.3%
船橋 4 1 2 20 14.8% 18.5%
大井 2 4 3 55 3.1% 9.4%
川崎 1 3 2 19 4.0% 16.0%
南関以外 1 2 2 21 3.8% 11.5%

「船橋所属馬」が4勝、2着1回、3着2回。
素質の高さには定評のある「船橋所属馬」だが、直近3年の2勝、2着1回、3着1回で成績を上げている。

勝率では「船橋所属馬」と「浦和所属馬」が互角の成績。
また、地元の「大井所属馬」のほか、「川崎所属馬」「南関以外の馬」は勝率こそ悪いものの、連対率では見劣らない。

歴代優勝馬には各競馬場を代表する名牝級が並ぶ。
南関東をはじめとした素質馬たちの共演は見応え十分となることだろう。

レベルの高いホッカイドウ競馬デビュー馬

【デビューした地区別の成績】

デビュー地区 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
南関東 4 2 7 76 4.5% 6.7%
ホッカイドウ競馬 6 7 3 46 9.7% 21.0%
その他 0 1 0 4 0.0% 20.0%

続いて、デビューした競馬場別の成績。

「南関東」でデビューした馬の成績は4勝、2着2回。
対して、「ホッカイドウ競馬」でデビューした馬は6勝、2着7回となり、南関東でデビューした馬を圧倒している。

ちなみに、直近5年に限ると「南関東デビュー馬:3勝」に対して「ホッカイドウ競馬デビュー馬:2勝」と前者がやや優勢。

また、「ホッカイドウ競馬所属」の優勝馬が誕生していないのも特徴的。
ホッカイドウ競馬のシーズン終了前後(11月)に南関東へと移籍し、活躍する馬が多いということだろう。

人気薄の激走に注意

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 2 4 0 4 20.0% 60.0%
2人気 4 1 1 4 40.0% 50.0%
3人気 0 1 0 9 0.0% 10.0%
4人気 0 1 3 6 0.0% 10.0%
5人気 1 0 0 9 10.0% 10.0%
6人気以下 3 3 6 94 2.8% 5.7%

「1番人気馬」は過去10年で2勝、2着4回。
さらに「2番人気馬」は4勝、2着1回、3着1回の成績を挙げており、「1・2番人気馬」を合計すると6勝、2着5回、3着1回となる。
データ的には「1番人気馬」は勝ち切れず、「2番人気馬」は勝率、連対率ともに信頼度が高いという傾向だ。

また、侮れないのが「6番人気以下」の馬たち。
該当馬は過去10年で3勝を挙げているが、連下に絡むケースも多く、2着は3回、3着も6回ある。

ここで直近5年の結果を振り返ってみると…。

▽2024年「7番人気」⇒「1番人気」⇒「4番人気」
▽2023年「2番人気」⇒「1番人気」⇒「10番人気」
▽2022年「2番人気」⇒「10番人気」⇒「8番人気」
▽2021年「5番人気」⇒「2番人気」⇒「7番人気」
▽2020年「2番人気」⇒「7番人気」⇒「4番人気」
※左から1着 ⇒ 2着 ⇒ 3着

2024年は「7番人気馬」が勝ち切ったが、総じて紐荒れの傾向が強くなっている。

高配当の傾向

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2024年 2,910 2,780 66,920
2023年 360 380 27,290
2022年 450 27,790 511,330
2021年 620 2,180 55,050
2020年 320 2,120 21,330
2019年 310 1,570 87,330
2018年 170 5,380 108,900
2017年 2,450 2,460 26,630
2016年 1,870 1,450 28,530
2015年 190 620 13,180
平均 965 4,673 94,649

前項「人気別成績」の通り、6番人気以下の台頭に伴い、配当も高くなっている。
「単勝」は落ち着いた配当も多いが、「馬複」は3桁配当が2回、「三連単」は平均配当「94,649円」で全て万馬券での決着だ。

勝利数は外、連対数は互角

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 0 3 0 14 0.0% 17.6%
2枠 1 1 2 16 5.0% 10.0%
3枠 0 2 2 16 0.0% 10.0%
4枠 2 1 1 16 10.0% 15.0%
5枠 0 1 1 18 0.0% 5.0%
6枠 5 0 0 15 25.0% 25.0%
7枠 0 1 3 16 0.0% 5.0%
8枠 2 1 1 15 10.5% 15.8%

「1~4枠」の3勝に対して、「5~8枠」は7勝。
特定の枠に勝ち星が偏る傾向にあり、最多勝利は「6枠」の5勝、次いで「4枠」と「8枠」が2勝ずつだ。

過去10年の平均出走頭数はフルゲート16頭に対して15.6頭。
まだまだレース経験の少ない2歳牝馬でもあり、スムーズに走れる外枠はアドバンテージとなっている。

ただし、連対率は“内から外まで互角”という点は考慮しておきたい。

ローレル賞優勝馬を狙え!

【ローレル賞の着順別の成績】

ローレル賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ローレル賞1着 3 2 1 4 30.0% 50.0%
ローレル賞2着 0 0 1 8 0.0% 0.0%
ローレル賞3着 1 1 0 4 16.7% 33.3%
ローレル賞4着以下 1 0 2 21 4.2% 4.2%

東京2歳優駿牝馬のトライアルとして行われる川崎マイル重賞。
南関東の2歳牝馬重賞は「東京2歳優駿牝馬」と「ローレル賞」しかないため、必然的に有力馬が集まってくる。

過去10年の「ローレル賞」からは優勝馬10頭全てが東京2歳優駿牝馬に出走。
結果は3勝、2着2回、3着1回となり、実に6割の馬が東京2歳優駿牝馬でも上位争いに加わっているのだ。
※4着以下の4頭は「5着:2頭」「6着:1頭」「16着:1頭」

「川崎1,600m(左)」と「大井1,600m(右)」ではコース形態が全く異なるものの、
「ローレル賞」で勝利した馬の素質は素直に評価したいところ。

ちなみに、「ローレル賞」で2着以下に敗れていた馬はのべ39頭が出走して2勝、2着1回、3着3回。
2024年はローレル賞3着のプラウドフレールが勝利したが、「ローレル賞」優勝馬と比較すると好走率はかなり下がる傾向にある。

2025年ローレル賞の結果

エーデルワイス賞上位馬は強い!

【エーデルワイス賞の着順別の成績】

エーデルワイス賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
エーデルワイス賞1着 2 1 0 3 33.3% 50.0%
エーデルワイス賞2着 2 2 1 0 40.0% 80.0%
エーデルワイス賞3着 1 0 0 2 33.3% 33.3%
エーデルワイス賞4着以下 1 0 1 10 8.3% 8.3%

ホッカイドウ競馬の2歳牝馬重賞戦線の頂点に位置する「エーデルワイス賞(Jpn3)」。
レベルの高いホッカイドウ競馬、さらにはJRA所属馬が出走してくるだけに、上位勢は実力馬揃いだ。

過去10年で「エーデルワイス賞」1~3着馬はのべ14頭が出走して5勝、2着3回、3着1回。
エーデルワイス賞は6ハロン戦なので距離延長となるマイル戦では一長一短の成績となるが、
1着~3着の連対率57.1%が示す通り、距離の壁さえ克服できれば勝ち負け必至だろう。

2025年エーデルワイス賞の結果


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は2026年1月3日(土)に川崎競馬場で行われる「川崎マイラーズ(S3)」です!

それでは、東京2歳優駿牝馬を当てて、良いお年をお迎え下さい♪

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!

(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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