~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2026年5月6日(水祝) 
サラ系3歳 船橋1,700m
東京湾カップ(S2)

レース紹介

東京ダービーTR「東京湾カップ(S2)」!
船橋ゴールデンウイーク開催に行われる東京ダービートライアル!
1着馬には3歳ダート三冠第2戦「東京ダービー(Jpn1)」の優先出走権が付与される。

▼データ分析のポイント
・1番人気馬は苦戦?
・トライアル連対馬が好走
・クラウンカップ組が7勝!ただし連勝馬はいない…

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2025年 ケンシレインボー 船橋 レインボーライン 3人気
2024年 マコトロクサノホコ 船橋 トゥザワールド 2人気
2023年 ライズゾーン 川崎 ビーチパトロール 9人気
2022年 タツノエクスプレス 川崎 アジアエクスプレス 3人気
2021年 ギガキング 船橋 キングヘイロー 1人気
2020年 マンガン 川崎 アイルハヴアナザー 3人気
2019年 サクセッサー 船橋 アドマイヤオーラ 2人気
2018年 クレイジーアクセル 大井 ロージズインメイ 2人気
2017年 ソッサスブレイ 船橋 コンデュイット 5人気
2016年 ディーズプリモ 川崎 シニスターミニスター 6人気

東京ダービーの貴重な出走権を巡る争い。
過去10年の優勝馬から東京ダービー馬は誕生していないものの、その後も重賞戦線で活躍する馬は多い。

代表的な馬では2020年の優勝馬マンガン、2021年の優勝馬ギガキング。
マンガンは東京ダービーで2着に好走したほか、翌年の「金盃(S2)」を制覇、
ギガキングは東京湾カップ優勝後、同年秋の「ダービーグランプリ(盛岡)」を含めて重賞5勝の活躍だ(4/22時点の成績)。

また、3歳ダート三冠が創設された2024年以降も優勝馬2頭は東京ダービーに参戦。
結果的にはJRA勢相手に苦戦を強いられているが、南関東所属馬にとって重要な“Road to 東京ダービー”に違いない。

ちなみに、1987年に行われた「第1回東京湾カップ」の優勝馬はイナリワン。
JRAでは1989年の「天皇賞(春)(G1)」「宝塚記念(G1)」「有馬記念(G1)」を制し、年度代表馬に輝いているが、
南関東所属時には、デビュー8連勝で東京湾カップのタイトルを手にしている。

過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

船橋ジョッキーが2連覇中

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2025年 山中 悠希 矢野 貴之 野畑 凌
2024年 本田 正重 森 泰斗 矢野 貴之
2023年 今野 忠成 藤本 現暉 本橋 孝太
2022年 和田 譲治 左海 誠二 矢野 貴之
2021年 和田 譲治 御神本 訓史 今野 忠成
2020年 山崎 誠士 山口 達弥 森 泰斗
2019年 石崎 駿 笹川 翼 真島 大輔
2018年 御神本 訓史 矢野 貴之 真島 大輔
2017年 柏木 健宏 石崎 駿 今野 忠成
2016年 山崎 誠士 的場 文男 左海 誠二

船橋所属騎手が2連覇中。

まずは、2024年に優勝した「本田正重騎手」をご紹介しよう。
2005年のデビュー以降、船橋リーディング2位~4位がそれぞれ3回ずつ。
重賞タイトルも2017年「ジャパンダートダービー(Jpn1)」をはじめ、通算26勝を挙げている。
2025年には待望の船橋リーディングを獲得し、2026年も4月開催終了時点でリーディングを独走中だ。

続いては2025年の優勝騎手「山中悠希騎手」。
この勝利が自身初タイトル、同年は通算92勝を挙げ南関東リーディング初のトップ10入りを果たした(9位)。
逃げ、先行には定評があり、今後、更なる飛躍を期待したいジョッキーの一人だろう。

さて、東京湾カップの相性となると2勝を挙げる「和田譲治騎手」が筆頭。
2025年度は大井以外の騎乗が出来なかったが、今年度は既に大井以外でも浦和で重賞を勝利している通り、大車輪の活躍を見せてくれそうだ。
ちなみに、「和田譲治騎手」の重賞全22勝中、7勝は船橋コースでのもの。

※4/22時点

船橋vs川崎

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 0 1 1 18 0.0% 5.0%
船橋 5 9 4 44 8.1% 22.6%
大井 1 0 3 15 5.3% 5.3%
川崎 4 0 2 17 17.4% 17.4%

「船橋所属馬」が5勝、2着9回、3着4回。
近年は「川崎所属馬」の活躍が目立っていたものの、騎手と同様に2024年以降は「船橋所属馬」が連勝している。

その「川崎所属馬」は直近6年で3勝の固め打ち、過去10年での勝利数は4勝。
いずれも川崎の重賞「クラウンカップ(S3)」からの転戦となるので、臨戦過程は要チェックとなりそう。

1番人気受難の重賞

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 1 3 0 6 10.0% 40.0%
2人気 3 2 1 4 30.0% 50.0%
3人気 3 1 0 6 30.0% 40.0%
4人気 0 1 0 9 0.0% 10.0%
5人気 1 2 2 5 10.0% 30.0%
6人気以下 2 1 7 64 2.7% 4.1%

「1番人気馬」が1勝、2着3回と苦戦。
上記の成績は2020年以降なので信頼度は上昇してきたが、2025年は競走中止とリズムが良くないのは確か。

対称的なのは「2・3番人気馬」で、合計すると6勝、2着3回、3着1回。
連対率と3着内率は「1番人気馬」と大差ないわけだが、人気に応じた信頼度では「2・3番人気馬」が上位かもしれない。

また、「6番人気以下」の好走馬も多く2勝、2着1回、3着7回。
過去10年で「1~3番人気馬」が1頭でも3着内に好走した回数は9回(複数頭は4回)、「6番人気以下」が好走した回数は8回となると…
「1~3番人気馬」を軸に人気薄まで幅広く流した方が良さそうだ。

東京湾カップは三冠初戦「羽田盃(Jpn1)」の前後に行われる3歳重賞。
また、東京ダービーを狙う“上がり馬”や“出世が遅れた素質馬”が出走してくることもあり、結果として紛れの多いレースとなるのだろう。

高配当も期待できそう

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2025年 690 2,090 48,960
2024年 490 410 15,100
2023年 2,710 39,630 1,632,820
2022年 1,120 770 25,720
2021年 290 580 5,970
2020年 450 650 4,900
2019年 480 2,030 75,750
2018年 900 5,470 240,770
2017年 1,550 4,280 494,550
2016年 1,750 1,630 33,540
平均 1,043 5,754 257,808

過去10年で「三連単」が万馬券だったケースは8回。
そのうち、10万円オーバーの配当は3回あり、2023年には160万円を超えるビッグ配当となった。

「単勝」「馬複」も一筋縄ではいかない配当。
前項「人気別成績」の通り、混戦が多いレースなので、浅野靖典さんの理論「流すな、ボックス」で良いのかもしれない。

全ての枠番が連対!

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 0 1 2 7 0.0% 10.0%
2枠 1 1 0 8 10.0% 20.0%
3枠 2 2 1 9 14.3% 28.6%
4枠 1 1 1 13 6.3% 12.5%
5枠 0 1 2 15 0.0% 5.6%
6枠 2 2 1 13 11.1% 22.2%
7枠 0 1 1 16 0.0% 5.6%
8枠 4 1 2 13 20.0% 25.0%

東京湾カップが行われる「船橋1,700m」は、4コーナー出口、直線入り口からスタートするコース。
また、船橋は南関東4競馬場で唯一「スパイラルカーブ」を採用している。
「コーナー入口は緩やかに、出口はきつく」設計されており、4コーナー出口で馬群がばらけやすい。
差し馬は緩やかな3コーナーから加速でき、直線でも馬群を捌きやすくなる為、各馬が力を発揮しやすいコース設定となっている。

過去10年で目立つのは「8枠」の4勝、2着1回、3着2回。
2023年は8枠14番ライズゾーン(9番人気)が1着、8枠13番コロンバージュ(11番人気)が3着だったように、外枠でも力を十分に発揮できる。

その他、全ての枠番に連対実績があるので、東京湾カップに関してはどの枠からでも力を出し切れそう。
ただし、船橋開催は“馬場傾向”にも注目したいところで、直近3か月に限ると以下のリンクの通り「外枠」が活躍する傾向にあるようだ。

「船橋1,600m」の成績
「船橋1,700m」の成績
※アクセス時点での成績なので変動あり

馬場傾向をはじめとした開催の傾向は「開催傾向コラム」でもチェックして頂きたい。

牝馬は狙い目!

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 8 10 9 89 6.9% 15.5%
牝馬 2 0 1 5 25.0% 25.0%
セン馬 0 0 0 0 - -

「牝馬」が2勝を挙げている。
2016年ディーズプリモ、2018年クレイジーアクセル…この2頭の共通点はスピードを生かした「逃げ切りV」ということだ。

ちなみに、ディーズプリモの母はプリモタイム。
2013年「桜花賞(S1)」覇者イチリュウ 、2016年「関東オークス(Jpn2)」覇者タイニーダンサーの姉にあたり、
プリモタイムの3つ下の弟ブンブイチドウは、2010年の東京湾カップ2着なので、姪が6年越しのリベンジを果たしたことになる。

大注目のトライアル

【アクアマリンカップの着順別の成績】

アクアマリンカップ着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
アクアマリンカップ1着 1 3 1 5 10.0% 40.0%
アクアマリンカップ2着 1 4 1 2 12.5% 62.5%
アクアマリンカップ3着 0 0 2 3 0.0% 0.0%
アクアマリンカップ4着以下 1 0 0 14 6.7% 6.7%

東京湾カップと同じ「船橋1,700m」が舞台のトライアル。

以前は「ブルーバードカップ」がその役割を担っていたが、同レースは2024年から3歳ダート三冠の主要レースに。
これに伴い、「アクアマリンカップ」がトライアルの役割を引き継いでいる。

本項目のデータ分析はブルーバードカップ及び2023年ダイヤモンドカップ、2024年~アクアマリンカップの成績を採用。
以下、「アクアマリンカップ」に置き換えて記載する。

「アクアマリンカップ」連対馬の成績は2勝、2着7回、3着2回。
直近2年は東京湾カップ覇者を輩出しているほか、連対率50.0%、3着内率61.1%という成績を残している。

実施回数の少ない「船橋1,700m」という希少な条件でもあり、東京湾カップとそのトライアルは親和性がとても高いと言えるだろう。

2026年アクアマリンカップの結果

京浜盃での悔しさを東京湾カップで晴らせ!

【京浜盃の着順別の成績】

京浜盃着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
京浜盃1着 0 0 0 0 - -
京浜盃2着 0 0 0 0 - -
京浜盃3着 0 0 0 0 - -
京浜盃4着以下 1 2 2 15 5.0% 15.0%

羽田盃トライアルの「京浜盃(Jpn2)」。
2023年までは南関東クラシックを狙う有力馬が参戦していたが、3歳ダート三冠が整備されて以降も傾向は変わらないだろう。

「京浜盃」の1~3着馬(※)は羽田盃に優先出走できたため、羽田盃と施行時期が近い東京湾カップに参戦する馬は少ない。
となると、注目は「京浜盃」で4着以下に敗れた馬たちだ。
※2024年以降は「京浜盃」の地方所属上位2頭に優先出走権付与

「京浜盃4着以下」からはのべ20頭が参戦して1勝、2着2回、3着2回。
3歳ダート三冠となってからは2025年のプレミアムハンドが唯一の参戦だが、京浜盃12着から東京湾カップ2着に巻き返している。

2024年以降の東京湾カップは1着馬に東京ダービーの優先出走権が付与される。
「京浜盃での悔しさをバネに東京湾カップで結果を出し、東京ダービーへと向かう」と、言ったところだろう。

ちなみに、プレミアムハンドは京浜盃12着 ⇒ クラウンカップ5着 ⇒ 東京湾カップ2着 ⇒ 東京ダービー10着というローテーション。

2026年京浜盃の結果

必勝ローテはここ!

【クラウンカップの着順別の成績】

クラウンカップ着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
クラウンカップ1着 0 2 0 2 0.0% 50.0%
クラウンカップ2着 3 0 1 4 37.5% 37.5%
クラウンカップ3着 1 0 0 2 33.3% 33.3%
クラウンカップ4着以下 3 2 2 20 11.1% 18.5%

例年、東京湾カップの約1か月前に行われる「クラウンカップ(S3)」。
東京ダービーを目指すローテーションとして、「クラウンカップ」⇒「東京湾カップ」⇒「東京ダービー」と歩む馬も多い。

過去10年で「クラウンカップ」の連対馬は12頭が参戦。
結果は3勝、2着2回、3着1回と半数の馬が東京湾カップでも好走している。
ただし、クラウンカップ&東京湾カップを連勝した馬はおらず、「クラウンカップ」2着から勝利を手にするケースが多い。

また、「クラウンカップ」4着以下からは3勝、2着2回、3着2回。
特に注目は“クラウンカップ4~6着からの巻き返し”で、東京湾カップで連対した5頭全てがこれに該当する。

2026年クラウンカップの結果


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は5月20日(水)に大井競馬場で行われる「大井記念(S1)」です!

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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