~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2026年4月30日(木) 
サラ系3歳牝馬 大井1,800m
東京プリンセス賞(S1)

レース紹介

南関東牝馬クラシック第2戦「東京プリンセス賞(S1)」 !
南関東牝馬クラシックは牡馬のダート三冠とは異なり、春シーズンに三冠競走全てが行われる。
第1戦「桜花賞(S1)」から「東京プリンセス賞」の変更条件は以下の通りだ。

▽コース【浦和(左回り)⇒大井(右回り)】
▽距離【1,500m⇒1,800m】
▽開催時間【薄暮⇒ナイター】

※第3戦「関東オークス(Jpn2)」は「川崎2,100m(左・ナイター)」

▼データ分析のポイント
・1~3番人気が好相性だが配当は高め
・桜花賞馬は3着内率88.9%
・東京2歳優駿牝馬の上位馬も侮れない

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2025年 ベルグラシアス 大井 サンダースノー 4人気
2024年 フェルディナンド 大井 ヘニーヒューズ 6人気
2023年 サーフズアップ 船橋 ドレフォン 2人気
2022年 スピーディキック 浦和 タイセイレジェンド 1人気
2021年 ケラススヴィア 浦和 サウスヴィグラス 1人気
2020年 アクアリーブル 船橋 パイロ 3人気
2019年 トーセンガーネット 浦和 アグネスデジタル 1人気
2018年 グラヴィオーラ 船橋 サウスヴィグラス 2人気
2017年 アンジュジョリー 浦和 タートルボウル 5人気
2016年 リンダリンダ 大井 フレンチデピュティ 2人気

2019年~2022年まで4年連続で「桜花賞」&「東京プリンセス賞」の二冠馬が誕生。
長い歴史(※)の中で上記レースの二冠馬は7頭しか出ていないが、そのうちの4頭がこの4年間に集中している。
※三冠馬は1頭のみ(2006年チャームアスリープ)

なお、後述もするが、過去10年の東京プリンセス賞馬のうち、8頭が「桜花賞」に出走。
直近2年こそ別路線組が勝利しているが、基本的にはクラシックロードを歩んでいる馬に注目したい。

過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

安藤洋一騎手と御神本訓史騎手に注目

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2025年 町田 直希 本橋 孝太 本田 正重
2024年 安藤 洋一 野畑 凌 森 泰斗
2023年 御神本 訓史 笹川 翼 本橋 孝太
2022年 御神本 訓史 和田 譲治 酒井 忍
2021年 森 泰斗 本田 正重 達城 龍次
2020年 矢野 貴之 水野 翔 笹川 翼
2019年 左海 誠二 森 泰斗 吉原 寛人
2018年 今野 忠成 御神本 訓史 山崎 誠士
2017年 笹川 翼 真島 大輔 森 泰斗
2016年 桑村 真明 本田 正重 山崎 誠士

“ジョッキー界のサラブレッド”という愛称を持つ「安藤洋一騎手」。
2009年に大井所属としてデビューした騎手だが、待望の初タイトルを2024年の「東京プリンセス賞」で獲得している。
コンビを組んだフェルディナンドが自身も所属する藤田輝信厩舎の管理馬というのも感動を呼んだ。

ちなみに“ジョッキー界のサラブレッド”の所以は、父が安藤光彰元騎手(JRA)、叔父がレジェンド安藤勝己元騎手(JRA)にある。
2024年以降はタイトルを毎年獲得、とりわけ2026年は勝率、連対率ともに自身のアベレージを大きく上回る活躍を見せている。

また、地元の大井所属騎手で活躍が目立つのは「御神本訓史騎手」だろう。
東京プリンセス賞は2022年・23年と連覇を達成、生涯獲得タイトル数は1999年の「日本海特別(益田)」から数えて「95(※)」だ。
地方通算の勝利数も2025年12月18日に大台となる3,000勝に到達した。

※4月22日時点

その他、「矢野貴之騎手」「笹川翼騎手」といった地元の名手たちも勝利しているが、
特定の騎手に活躍が偏っているわけではなく、どの騎手にもチャンスはあると言って良いだろう。

上位人気馬と6番人気以下の組み合わせ

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 3 2 2 3 30.0% 50.0%
2人気 3 2 1 4 30.0% 50.0%
3人気 1 2 1 6 10.0% 30.0%
4人気 1 0 1 8 10.0% 10.0%
5人気 1 2 0 7 10.0% 30.0%
6人気以下 1 2 5 78 1.2% 3.5%

「1~3番人気馬」が人気通りに好走する傾向。
該当馬を合計すると過去10年で7勝、2着6回、3着4回となり、「1~3番人気馬」が2頭以上3着内に好走した年は「7回」を数える。
この「7回」に焦点を当てて過去の傾向を見てみると…

「1~3番人気馬」が上位3着内を独占した回数は僅かに1回。
となると、好走馬の多い「6番人気以下」の馬たちにも注目したいところ。

「1~3番人気馬:2頭」+「6番人気以下:1頭」という組み合わせは最多の4回。
残りの2回は「5番人気馬」との組み合わせとなるので、上位3番人気以内の2頭から広めに流せば的中に近づきそう。

ちなみに、「1~3番人気馬」が2頭以上3着内に好走しなかった年はまさしく大荒れ。
2025年の三連単160万円超を筆頭に、2020年は同45万円超、2017年は少し控え目だが8万円超となっている。

配当は低くない

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2025年 900 43,690 1,623,110
2024年 1,650 1,600 24,020
2023年 490 2,020 8,080
2022年 140 1,570 11,290
2021年 150 400 8,870
2020年 490 28,680 457,230
2019年 140 190 4,350
2018年 750 280 10,890
2017年 1,310 4,940 82,550
2016年 490 3,370 11,490
平均 651 8,674 224,188

1~3番人気馬が活躍しているものの、配当面では高配当が期待できそう。
「馬複」は万馬券の2回が目立つものの、4桁配当も5回、「三連単」も万馬券は7回だ。

上位人気馬の着順と6番人気以下との組み合わせに妙味あり。

質量ともに大井&船橋

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 4 0 1 9 28.6% 28.6%
船橋 3 4 2 30 7.7% 17.9%
大井 3 5 3 41 5.8% 15.4%
川崎 0 1 4 26 0.0% 3.2%

「浦和所属馬」が勝率28.6%で4勝の活躍。
うち3勝は「小久保智厩舎」、1勝は「藤原智行厩舎」が挙げている。

質量ともに…となると「大井所属馬」と「船橋所属馬」の2強。
「大井所属馬」は3勝、2着5回、3着3回、「船橋所属馬」は3勝、2着4回、3着2回で両場を合わせると6勝、2着9回、3着5回を占める。

一方、「川崎所属馬」は0勝、2着1回、3着4回と優勝馬を送り出せていないのが現状。

ハッキリと外枠有利

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 0 1 1 11 0.0% 7.7%
2枠 0 1 3 11 0.0% 6.7%
3枠 0 0 1 14 0.0% 0.0%
4枠 2 3 0 11 12.5% 31.3%
5枠 1 0 2 15 5.6% 5.6%
6枠 3 1 2 13 15.8% 21.1%
7枠 2 3 1 14 10.0% 25.0%
8枠 2 1 0 17 10.0% 15.0%

過去10年の傾向はハッキリと「中~外枠」が有利。
優勝馬は「4枠」~「8枠」に集中し、その「馬番号」を平均すると「9.2番」になる。

ちなみに、一番内側の馬番で勝利した馬は「4枠4番」、次点は「6枠6番」、その他は全て「8番以降」だ。

また、2・3着に関しても「4枠以降」の好走率が高い傾向にあり、「3枠以内」の馬が3着内に複数頭好走したケースは1回。
過去のデータ傾向的には外枠を重視したい。

桜花賞馬が主役を張る

【桜花賞の着順別の成績】

桜花賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
桜花賞1着 4 1 3 1 44.4% 55.6%
桜花賞2着 2 0 0 5 28.6% 28.6%
桜花賞3着 1 1 1 6 11.1% 22.2%
桜花賞4着以下 1 2 3 25 3.2% 9.7%

南関東牝馬クラシック第1戦「桜花賞」。

過去10年で「桜花賞馬」は9頭が参戦して4勝、2着1回、3着3回、5着1回。
「桜花賞馬」の3着内率は驚異の88.9%となり、「桜花賞」&「東京プリンセス賞」の二冠馬は4頭誕生している。

それでは、「桜花賞」で敗れた馬たちはどうだろう。

「桜花賞」2着馬はのべ7頭が参戦して2勝、同様に3着馬は9頭が参戦して1勝、2着1回、3着1回。
2023年の桜花賞馬サーフズアップにも該当するが、勝利した3頭はいずれも桜花賞馬を逆転している。

小回りコースの「浦和1,500m」で行われる「桜花賞」。
そして、「大井1,800m」の外回りコースで行われる「東京プリンセス賞」。

確かに桜花賞馬の好走率は驚異的だが、条件替わりで桜花賞馬を逆転するシーンも十分に期待できるだろう。

ちなみに、「桜花賞」で4着以下に敗れた馬も巻き返しが期待できる。
該当馬はのべ31頭が出走して1勝、2着2回、3着3回の成績だ(1勝した年は桜花賞馬不在)。

2026年桜花賞の結果

2歳女王決戦の上位馬に注目

【東京2歳優駿牝馬の着順別の成績】

東京2歳優駿牝馬着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
東京2歳優駿牝馬1着 3 2 2 3 30.0% 50.0%
東京2歳優駿牝馬2着 1 2 0 6 11.1% 33.3%
東京2歳優駿牝馬3着 3 1 1 3 37.5% 50.0%
東京2歳優駿牝馬4着以下 0 2 2 22 0.0% 7.7%

「大井1,600m」で行われる2歳女王決戦「東京2歳優駿牝馬(S1)」。

東京プリンセス賞には全ての2歳女王が出走して3勝、2着2回、3着2回。
さらに、東京2歳優駿牝馬2・3着馬は計4勝、2着3回、3着1回となり、同レース1~3着馬からは7頭のプリンセスが誕生している。

この7頭の成績を抜き出してみると…

東京2歳優駿牝馬着順   桜花賞着順  
2024年フェルディナンド 3着 -
2023年サーフズアップ 3着 2着
2022年スピーディキック 1着 1着
2021年ケラススヴィア 1着 1着
2018年グラヴィオーラ 1着 3着
2017年アンジュジョリー 3着 6着
2016年リンダリンダ 2着 2着

上表で明らかなように、桜花賞で振るわなかった馬でも、東京プリンセス賞で巻き返すパターンがある。
「東京2歳優駿牝馬」の上位馬が出走してきたら、要チェックとなるだろう。

2025年東京2歳優駿牝馬の結果


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は5月6日(水祝)に船橋競馬場で行われる東京ダービーTR「東京湾カップ(S2)」です!

南関データ分析とは

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