1月13日に船橋競馬場で行われた船橋記念は、
直線で抜け出した3番人気キモンルビーが高知時代からの連勝を12に伸ばして重賞初挑戦でタイトルを獲得。
御神本訓史騎手は史上初の5連覇(18,19年アピア、20,21年キャンドルグラス)、川島正一調教師は3連覇の偉業を達成しました。
まだA2の身で、前走のトライアルで権利を獲得して挑んでいただけに
「気分良く行けたので、このメンバーでどのぐらい辛抱してくれるかと思ったけど、力強い走りをしてくれていい結果につながった」と御神本騎手。
今後は、習志野きらっとスプリント(7月26日)を大目標に調整されます。
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎カプリフレイバー2着
〇コパノフィーリング3着
▲キモンルビー1着
△アドバイザー5着
△アザワク7着
△シャインカメリア8着
で、なんとか的中。
2番人気カプリフレイバーは昨年の3着馬。
絶好のスタートを切りましたが、稲益貴弘調教師が懸念していた57・5キロがこたえて2着が精いっぱい。
真島大輔騎手は「馬は良かったし、よく走っているけど、やはり斤量差が4キロあるとかわいそう」と力負けではないことを強調していました。
一方、昨年の習志野きらっとスプリントの覇者で船橋1,000メートル2戦2勝のコパノフィーリングは1番人気に支持されましたが、
道中の追走に苦しんで3着。
森泰斗騎手は「スタートは良かったし、もう少しついていけると思ったけど…。夏場の方がいいのかも」とコメント。
この2頭にとっては、夏のシーズン、定量戦で行われる習志野きらっとスプリントがリベンジの舞台になりそうです。
約2か月半ぶりの転入初戦で4着に追い込んだルーチェドーロは次走の要チェック馬です。
JRAダート2勝、函館2歳S2着、全日本2歳優駿3着、兵庫ジュニアグランプリ、ユニコーンS4着の実績馬。
世代トップクラスの実力は間違いありませんが、新馬戦以来の1,000メートル、1番枠で包まれることを心配して予想は無印に・・・。
スタートから進まず先行集団から大きく離された後方2番手の苦しい位置取りでしたが、
上がり3ハロン35秒4の強烈な末脚で0秒3差まで迫りました。
これには山林堂信彦騎手も
「距離が短かかった。エンジンがかかったのは最後の1ハロンぐらい。1,000メートルなのに周りの馬が止まって見えた」と驚きを隠せません。
「ベストは1,200メートルか1,400メートル」とのこと。
直線の長い大井の外回りコースがイメージにぴったりで、
フジノウェーブ記念(3月9日、1,400メートル)はもちろん、JRA交流のスプリント重賞でも期待が膨らみます。
江橋 大介
競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた確かな情報を元に結論を導き出す予想スタイル。