コラム

ブリリアントカップ      

4月21日に大井競馬場で行われたブリリアントCは、
勝負どころで追い上げて4コーナー先頭に立った9番人気の伏兵ロードゴラッソが押し切り、
20年3月の名古屋大賞典以来の勝利で3つ目のタイトルを手に入れました。

今年すでに重賞7勝と絶好調の御神本訓史騎手。
2度目のコンビで導いた結果に「こちらの水に慣れてきて、だいぶリラックスして状態は上向いていました。
思ったより前の位置が取れてペースも落ち着いたので、早めに動いて長くいい脚を使おうと思いました。
最後までタレずにしっかり走ってくれました」とコメント。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎セイカメテオポリス2着
〇レッドフレイ8着
▲フィアットルクス4着
△ゴールドホイヤー5着
△ジョエル9着
△ハイランドピーク10着

で、ハズレ。

これで全7勝のうち6勝を右回りコースで飾ったロードゴラッソ。
転入初戦の報知オールスターC3着で力は示していましたし、
前走でブリンカーを着用したことも併せて一変する要素は十分あったということです。

1ハロン短いとは思いつつも、今の充実ぶりなら…と◎に推奨した2番人気セイカメテオポリスは追い上げ及ばず2着。
矢野貴之騎手は「走っていますし、馬自体は3歳のころと違ってこうしなきゃダメとか、あーしなきゃダメっていうのがなくなってきた。
対応してきているのは成長。4コーナーで勝つと思ったけど、展開の差で早く、うまく御神本さんに抜け出されたぶんかな。
力をつけているのは間違いないので、どこかでもう一丁」と意欲的。
次走は予定通り、大井記念(5月25日)へ。大井2,000メートルに舞台が替わるのは間違いなくプラスなので改めて期待します。

一方、1番人気で8着に沈んだレッドフレイの森泰斗騎手は「ムキになっていた。
前走で1,400メートルを使って速い流れで競馬をさせていたから、ちょっと馬もその気になっていた。
気をつけていたけど、今日は操縦が利かなかった。すみません」と無念の表情を浮かべていました。

連覇を狙った5番人気フィアットルクスは4着が精いっぱい。
初騎乗の本田正重騎手は「いい感じだったけど、やはりどうしてもコーナーがもたつく。
もたつく前に自分でうながしたけど、やはりもたつくかな。最後はまた頑張るんだけどね」と
歯がゆい思いを口にするのは力を認めているからこそです。

また、8番人気5着ゴールドホイヤーの山崎誠士騎手は「このぐらいの距離が合っているのかな。
あわや、オッと思うところがあったから。状態もいい意味で安定しているし、まだ楽しめます」。

4番人気9着ジョエルの張田昂騎手は
「ちょっとつまずいちゃった。ゲートが最近悪いのがまた出た。出して行って味が出るから…」と振り返っていました。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた確かな情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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