5月5日に船橋競馬場で行われたかしわ記念は、ハナを奪った2番人気ショウナンナデシコが後続の追撃を退けて完勝。
エンプレス杯、マリーンCに続く交流重賞3連勝でJpn1タイトルを手に入れました。
牡馬を完封する文句なしのレースぶりに吉田隼人騎手は
「船橋のナイターが2回目で馬も落ち着いていましたし、いいテンションで競馬ができると思いました。
力のある馬が隣にいたので、けっこうプレッシャーもかかっていましたが、
それ以上に走る気になってくれました」と振り返っています。
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎テイエムサウスダン3着
〇ソリストサンダー2着
▲ショウナンナデシコ1着
△カジノフォンテン4着
△サンライズノヴァ6着
△タイムフライヤー9着
で、縦目で的中。
4番人気カジノフォンテンはショウナンナデシコ、テイエムサウスダンを見る3番手でレースを進めましたが、
4コーナーでソリストサンダーにもかわされて4着。
残念ながら連覇は達成できませんでしたが、本田正重騎手は「思っていた競馬はできた。
引っかかるイメージだったけど、けっこう出して行っても折り合いは全然問題なかった。
相手が強い。力は出せたと思います」と納得の表情。
JRA勢6頭に割って地方最先着は果たしていますから、悲観する内容ではありません。
船橋マイルで2連勝中の勢いに乗ってチャレンジした9番人気ギャルダルは8着。
スタートでのめって後方からになりましたが、
矢野貴之騎手は「いい位置を取るまでにひと脚使っているけど、結果的にいいところを通れた。
もうちょいやれると思ったけど、やはりさすがのメンツです。
でも、カジノフォンテンにはそんなに負けていないし、まだまだ伸びしろは十分。
いい経験になれば。距離は長くていいと思います」とさらなる成長に期待を込めています。
フェブラリーS5着を最後に川崎・内田勝義厩舎に移籍した8番人気タイムフライヤーは昨年に続いて9着。
初騎乗の森泰斗騎手は「船橋の馬場があまり合わないですね。今は特に馬場が深いじゃないですか。
ダート馬にしては軽い走りをするので、マッチしなかった。途中まで良かったんですけど、勝負どころで苦しんでいた。
外回りの方がいいかもしれない」とコメント。
時計の出やすい今の大井コースの外回り1,800、2,000メートルに出走してくれば見直しが必要でしょう。
江橋 大介
競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた確かな情報を元に結論を導き出す予想スタイル。