コラム

テレ玉杯オーバルスプリント 

9月21日に浦和競馬場で行われたテレ玉杯オーバルスプリントは、直線で抜け出したJRAシャマルが1番人気に応えて快勝。
佐賀のサマーチャンピオンに次ぐ連勝で3つ目のタイトルを手に入れました。

デビューから手綱を取る川須栄彦騎手は
「今日は本当にスタートの一歩目のタイミングもすごくいい出方をしてくれたので、
後は馬のリズムと先行馬の動きを見ながら進めていきました。
すごく理想的なポジションで進めることができたと思います。
前走に続き今日も本当に強い勝ち方だったと思いますし、この馬が力をつけてきているのを改めて確認することができました」とコメント。
2走前のさきたま杯はアタマ+アタマ差3着に敗れていましたが、コース2度目でしっかり結果を出したのはさすがです。

JBCスプリント(11月3日、盛岡、ダート1,200メートル)は賞金不足で出走できない可能性が高く、
今後はマイルチャンピオンシップ南部杯(10月10日、盛岡、ダート1,600メートル)を視野に調整が進められます。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎シャマル1着
〇オパールシャルム5着
▲リメイク2着
△イバル6着
△ティーズダンク3着

で、的中。

3番人気のJRAリメイクは勝ち馬をマークする形でレースを進めましたが、追い上げ及ばず0秒2差2着。
唯一の3歳で古馬初対戦でしたが、福永祐一騎手は「初めての小回りで、コーナー4つも初めてでしたけど、
うまくセンス良く対応してくれたと思います。最後はかわせそうになってから向こうにもうひと伸びされてしまいましたけど、
この馬自身はしっかり最後まで走ってくれている」と振り返っています。

ホームの浦和1,400メートルは〈4-2-0-0〉で、2番人気に支持された昨年の2着馬ティーズダンクは3着が精いっぱい。
ダートグレード制覇はお預けになりましたが、和田譲治騎手は「ペースが流れているからガツンと反応はなくて、
3コーナーで置かれちゃったけど、直線はしっかり走っています。力はあるし、中央馬相手に勝ちたいです」と前を向きます。
今後は未定ですが、昨年と同じサンタアニタトロフィー(11月2日、大井1,600メートル)
→ゴールドC(12月22日、浦和1,400メートル)のローテーションなら主役級の評価が必要です。

ハナを主張して見せ場たっぷりの4着に粘り込んだ6番人気プレシャスエースの左海誠二騎手は
「一瞬やったかなと思ったけど、甘くなかった。中央の馬は最後の伸びが違うね。このメンツでよく掲示板に乗った。
1,600メートルだとちょっと長いし、浦和1,400がベストかな」と9歳馬の健闘に納得の表情。
同型との兼ね合いが鍵になりますが、ゴールドCに出走してくれば面白い存在になりそうです。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた確かな情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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