コラム

平和賞        

10月26日に船橋競馬場で行われた平和賞は、
外から突き抜けた5番人気プルタオルネが2度目の重賞挑戦で初制覇。
1番人気グロリオサがハナ+アタマ差の2着争いを制し、ホッカイドウ競馬所属馬のワンツーフィニッシュになりました。

手綱を任された地元・船橋の本橋孝太騎手は
「中団ぐらいに行ければという話だったけど、思いのほかゲートも出てくれたのであの番手に。
遊んでいたぶん、追えば追うだけ伸びてくれるって感じ。
ハミを取ってみたり、やめてみたり、まだちょっと子供っぽいところがあるので、これから先もっともっと楽しみな馬だと思います」と会心の表情。
優先出走権を獲得した全日本2歳優駿(12月14日、川崎1,600メートル)でもおもしろい存在になりそうです。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎サベージ8着
〇グロリオサ2着
▲ハーモニーロワ10着
△プルタオルネ1着
△スーパーファルコン4着
で、ハズレ。

初物尽くし、本格化はまだ先なのを承知で◎に推奨した2番人気サベージは本来の行きっぷりが見られず8着。
矢野貴之騎手は「左回り、ナイターとか環境が変わって、走り切っていないですね。
手前を替えるポイントが分かっていない感じだから、左回りは慣れれば問題ない。そういうのも含めて経験になった」と前を向きます。
デビュー4戦目で初めて連対を外しましたが、ポテンシャルの高さを認めているからこその今回のチャレンジ。
今後は年末の白鳥特別から年明けの雲取賞(2月23日)の大井1,800メートル路線へ。
ホームコースに戻れば見直しが必要でしょう。

8番人気ガンモヘラクレスは内からしぶとく追い上げて3着。
トライアル2着からの重賞初挑戦で、一線級相手の健闘に臼井健太郎騎手は
「1、2着が道営の馬ですからね。残念でしたけど、馬なりにすごく一生懸命に走ってくれたので。距離はたぶん長い方がいい。
1,800メートルでも2,000メートルでもこなせるぐらいのゆとりはあるはず。
まだまだ体高も伸びているし、筋肉もついているし、これからだと思います」と来年の春に向けて自信を深めています。

地元生え抜きで2戦2勝の2頭は明暗を分けました。

4番人気4着スーパーファルコンの森泰斗騎手は
「テンションが高いのはいつものことだから大丈夫。経験がある馬ならいいけど、1,200mから1,600mはキツい。
でも、距離にはメドが立ちました」と1周競馬に手応えをつかんでいます。

一方、3番人気10着ハーモニーロワの本田正重騎手は
「甘くないね。ためても切れる脚を使うタイプではないので、行けないと持ち味を活かせない」とコメント。
内が深く、外差しが決まりやすい今開催の馬場も味方をしてくれませんでした。

なお、2着のグロリオサは、半兄セイカメテオポリス(父マジェスティックウォリアー)と同じ大井の渡邉和雄厩舎に移籍。
今後は未定ですが、来春のクラシック戦線でも注目を集めそうです。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた確かな情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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