コラム

ダイオライト記念   

3月15日に船橋競馬場で行われたダイオライト記念は、
2周目4コーナーで最内から追い上げた1番人気グロリアムンディが後続を9馬身突き放す圧巻V。
宝塚記念、チャンピオンズCはともに12着に敗れましたが、5度目の重賞挑戦でタイトルを手に入れました。

初騎乗で勝利に導いた川田将雅騎手は
「スムーズに競馬をしてくれたと思います。久しぶりにこの馬らしい走りをお見せすることができたのが一番良かったです。
返し馬に乗った時に、これなら大丈夫だろうなという感触を得たので、
何の不安もなくレースに向かっていくことができました」とコメントしています。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎セイカメテオポリス8着
〇ペイシャエス5着
▲グロリアムンディ1着
△テリオスベル2着
△マンガン6着
△サンビュート9着

でハズレ。

取材の感触から昨年5着以上のシーンはもちろん、ノーヴァレンダに次ぐ南関東勢連覇があるかも!
と期待して◎に推奨した5番人気セイカメテオポリスは8着。
末脚不発に終わり、矢野貴之騎手は
「砂が合わなかったのかな。勝った馬の後ろで道中はいい感じだったけど、向こう正面で余力がなくなりました」と言葉少な。
成長し続けて550キロ近くある雄大な馬体ですが、力のいる馬場が合うという認識は修正する必要がありそうです。

そして、7番人気6着マンガンの山崎誠士騎手も
「ついて行くのが大変だった。切れるタイプだから、こういう馬場も合わないのかも。
今日は一発あるかなと思って乗っていたけど、ダメだった」と残念そうでした。

一方、好位で流れに乗った9番人気エルデュクラージュが4着に健闘。
2着争いで1+1/2馬身遅れたものの地方最先着を果たし、本田正重騎手は
「前の馬(メイショウフンジン)はかわしたかったですね。プラス8キロでしたけど、馬の具合は良かった。
走らない時の理由がよく分からないけど、9歳でも衰えはない」。
良馬場が前提ですが、気分良く運べれば中距離路線でチャンスがあるでしょう。

10番人気9着サンビュートの笹川翼騎手は
「今日は相手が強かったので僕の乗りたいように乗せてもらったけど、脚の使い方が良かったので次もそのイメージで乗りたい。
前回(金盃)のメンバーの馬たちとは同じぐらい走れているので、本当に展開一つ。
状態も良さそうでしたし、リズム良く走れれば」と振り返ります。
重賞を7勝した全兄タービランスに似たタイプで、早めに先頭に立つよりも、ゴール前で少し抜け出す展開が理想です。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた確かな情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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