コラム

京成盃グランドマイラーズ

3月16日に船橋競馬場で行われた京成盃グランドマイラーズは、
勝負どころで徐々にポジションを上げた3番人気ゴールドホイヤーが、連覇を狙うスマイルウィをねじ伏せて快勝。
昨年のマイルグランプリ以来の勝利で5つ目のタイトルを手に入れました。

山崎誠士騎手は
「最後まで気を抜かずに走ってくれて良かったです。
少頭数ながら展開が難しいと思ったけど、うまくいい流れに乗って向こう正面で馬もやる気になってくれました」と笑顔。
3歳時から4年連続の重賞Vを飾ったゴールドホイヤーは、昨年2着だった川崎マイラーズ(5月17日、川崎1,600メートル)に向かう予定です。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎スマイルウィ2着
〇ティーズダンク3着
▲ゴールドホイヤー1着

で、裏目の的中。

単勝1・2倍の断然人気スマイルウィは絶好のスタートを切って主導権を握りましたが、ライバルに目標にされる形になり2着。
矢野貴之騎手は
「展開で負けたような感じ。へんに絡まれたし、ちょっと中途半端になった。
あのへんがあの馬の難しさというか、課題。引っ張っていってくれる馬がいた方が本当は乗りやすいけど、スピードがありすぎるから…。
行きたくないけど、ああなったら行くしかないところを内からずっとこられて、ちょっとムキになって走ったのが直線で響いている。
もっと速い馬がいた方がいい。俺は、かしわ記念はいいと思います」と前を向きます。
大本命馬ならではの展開の難しさが出たレースになりましたが、
ダートグレード競走のペースの方が合うようなので、かしわ記念(5月4日、船橋1,600メートル)もしくは、
さきたま杯(5月31日、浦和1,400メートル)に出走してくれば有力候補の1頭に数えられるでしょう。

約3か月ぶりだった2番人気ティーズダンクは直線で伸びきれず3着。
和田譲治騎手は
「前回の休み明けよりも返し馬の感じは良かったです。
自分の競馬はしていて、3、4コーナーで誠士の馬(ゴールドホイヤー)が上がってきてズブズブになるかと思ったけど、
直線また頑張って盛り返して脚を使っている。休み明けって感じ。
ペースとの兼ね合いもあるからなんとも言えないですけど、1,400メートルの方がいいのかな」とコメント。
<4-2-2-0>の浦和1,400メートル路線で改めて期待します。

19年のスプリングSを含むJRA芝3勝の実績馬で5番人気エメラルファイトは4着。
転入初戦で約1年ぶり、ダートは今回3度目で無印にしましたが、本橋孝太騎手は
「調教試験からめちゃくちゃ良くなっていて、まだ良くなる段階の感じなので、おもしろいかもしれないですね。
最後は止まっていたけど、自己条件なら1,800メートルが良さそう。1回使ってもらいたい」と好感触。
次回4月12日の船橋開催3日目に1,800メートルのA2・B1特別(こぼれ桜特別)が予定されているので要チェックです。
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プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として20年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた確かな情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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