コラム

ロジータ記念

11月8日に川崎競馬場で行われたロジータ記念は、2周目3コーナーで先頭に立った2番人気メイドイットマムが後続を4馬身突き放す圧勝。
昨年の東京2歳優駿牝馬、今年の桜花賞に次ぐ3つ目のタイトルを手に入れました。

メイドイットマム

メイドイットマム(Photo by 両角昭男)


主戦の本橋孝太騎手は「状態の良さもあってか楽に2番手を取れたので、馬の気持ちに任せました。
今日は少し促しただけでハミを取ってくれたので、急にこられても大丈夫かなっていう手応えでした」と会心の笑み。

本橋孝太

本橋孝太(Photo by 両角昭男)


メイドイットマム

メイドイットマム(Photo by 両角昭男)


『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎マテリアルガール3着
〇メイドイットマム1着
▲ショウガタップリ5着
△スギノプリンセス2着
△フークエンジェル4着
△ミニアチュール10着

でハズレ。

4連勝中で◎に推奨したマテリアルガールは単勝1・4倍の断然人気に応えられず3着が精いっぱい。

マテリアルガール

マテリアルガール(Photo by 両角昭男)


思いも寄らない結果に山崎誠士騎手は「なんだろう? 敗因がちょっと…。
今日は伸びが今イチでしたね。もうちょっとスイスイ伸びてくれるはずだけど…。距離は関係ない。
3番手より2番手がベターだったろうけど、あれでも押し切ってくれると思った。
道中の感じは変わらなかったのに4コーナーで一杯いっぱいな感じ。
今開催初日から重くて力がいる馬場に変わって、パワーがいるようになったのが向かなかったのかな」と首を捻るばかり。

勝負どころからしぶとく追い上げて2着に食い込んだのは7番人気スギノプリンセスでした。
サルビアCから一つ着順を上げた和田譲治騎手は「今日は状態が上がっている感じだったので、
前めのポジションにつけてどこまで頑張れるかと思ったけど、ペースが遅く、
折り合いをつけながら勝負どころで上がってついていけた。4コーナー手前でこれならと思ったけど、
勝ち馬が伸びましたね。それでも頑張っています。1,600~1,800メートルぐらいがいい」と振り返っています。

以下の2頭はマイル替わりで大きく前進しそうです。

8番人気4着フークエンジェルの篠谷葵騎手は「3着だと思ったのに…。2歳の時から乗っていますけど、成長しています。
1,600メートルならもっと(テンから)出していけるし、行かせれば速いので」。

フークエンジェル

フークエンジェル(Photo by 両角昭男)


また、果敢にハナを奪った5番人気リコシェは11着に沈みましたが、森泰斗騎手は
「距離です。速い馬なので、これからはマイル以下に絞って」とコメント。

リコシェ

リコシェ(Photo by 両角昭男)


今年の南関東3歳牝馬限定重賞は終わり、これからは適性舞台で古馬との戦いが待っています。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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