コラム

クイーン賞         

11月29日に船橋競馬場で行われたクイーン賞は、最後の直線で外から突き抜けた3番人気ライオットガールが快勝。
レパードSに次ぐ2つ目のタイトルを手に入れました。

ライオットガール

ライオットガール(Photo by 両角昭男)



ライオットガール

ライオットガール(Photo by 両角昭男)


岩田望来騎手は「道中の手応えも良く、前2頭でやり合ってくれたぶん、最後ひと伸びしてくれたと思います」とコメント。

岩田望来騎手

岩田望来騎手(Photo by 両角昭男)


『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎テリオスベル2着
〇パライバトルマリン3着
▲ライオットガール1着
△ゴールデンヒーラー8着
△ビジン10着

で的中。

地方最先着の4着に食い込んだのは8番人気サルサレイアでした。
過去3年で3、5、7着の舞台で、今年も人気を上回る結果に西啓太騎手は「このレースは相性がいいので。
メンコを外しているのは効いています。行きっぷりというか、追走が楽になっている。
オープン特別ぐらいならもっとやれていい」と手応え十分。
3走前にメンコを外した効果で年齢的なズブさは解消されているようなので、地方馬同士の牝馬限定戦なら出番があるでしょう。

サルサレイア

サルサレイア(Photo by 両角昭男)


トライアルの勝ち馬で7番人気サブルドールは、後方2番手からしぶとく追い上げて5着。
初めて手綱を取った落合玄太騎手は「周りに馬がいない方がメンタル的にいいって言われていたし、
このメンバーならそんなふうに勝手になると思っていました。
この馬のリズムだけを考えて前半折り合いをつけて、道中はノンストレスだったので追い出してからもしっかり反応してくれました。
直線の入りが横並びの外になって5着になったけど、もう少しスムーズなら4着あったかなという内容でした」と振り返っています。
B1の身で挑んだダートグレード競走でも力のあるところを見せてくれましたが、自己条件に戻って確勝級かと言われると…。
今回は縦長のレース展開、2、3走前は9頭立てで比較的スムーズな競馬だったので、多頭数のスローペースでもまれた際にまだ不安が残ります。

掲示板を確保できずに悔しさをにじませたのは以下の2人のジョッキーです。

9番人気6着ティーズハクアの笠野雄大騎手は「自分のイメージ通り5、6番手で乗れたし、
4着はあると思ったけど、最後止まっちゃった。ペースなのかな? 頑張ってくれている。
折り合いはつくし、距離は長い方がいい」。

ティーズハクア

ティーズハクア(Photo by 両角昭男)


10番人気7着グレースルビーの達城龍次騎手は「乗り方次第で5着はあったかな。
前が進んでいないから外に出したけど、それが仇になっちゃった。
みんな外に出てくるから、どんどん外に持って行かれちゃった。
でも、競馬は器用そうだし、自己条件のマイル、1,800メートルぐらいなら」。

そして、前走のJBCレディスクラシックは3コーナーの不利が大きく大差シンガリ負けを喫した6番人気9着ノーブルシルエットの笹川翼騎手は
「精神的なダメージはなかったけど、このメンバーでは行けないですね」と一言。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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