コラム

東京2歳優駿牝馬      

12月31日に大井競馬場で行われた東京2歳優駿牝馬は、3コーナーで先頭に立った2番人気ローリエフレイバーが押し切り勝ち。

ローリエフレイバー

ローリエフレイバー(Photo by 両角昭男)


ローリエフレイバー

ローリエフレイバー(Photo by 両角昭男)


並み居るライバルをねじ伏せて4連勝を飾り、初タイトルを手に入れた野畑凌騎手は
「重賞で人気している馬に乗せていただいたので緊張しましたが、楽しもうと思っていました。
最後は馬の力を信じて追いました」とコメント。

野畑凌騎手

野畑凌騎手(Photo by 両角昭男)


『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎ミスカッレーラ2着
〇アメリアハート5着
▲モズミギカタアガリ8着
△ローリエフレイバー1着
△スピニングガール7着
△コモリリーガル15着

でハズレ。
残念ながら3日連続の的中とはなりませんでした。

1番人気に支持されたローレル賞勝ち馬ミスカッレーラは2着に敗れ、デビュー以来の連勝が3でストップ。
矢野貴之騎手は「ハナに行こうか迷って、(逃げた)パペッティアは俺も乗っていたし、急かされるよりいいから下げてみました。
目標を見つけて行ける感じになったのでやりたいことはできたかな。手応えは勝っていたし、
3、4コーナーでは勝つと思って乗っていたけど、トボけているのもある。
現状は追いかけるより、追いかけられた方が持ち味は生きるのかもしれない。パッと抜けるところがある。
馬は全体的にいいし、バネも相変わらずいい。暖かくなった方がいいと思うし、距離は延びても大丈夫。
ギャルダルに似ています」と振り返っています。
川島正一調教師も「能力だけで走っている」と評している段階での結果なので、リベンジの機会はあるでしょう。

ミスカッレーラ

ミスカッレーラ(Photo by 両角昭男)


新馬勝ちのみという最少キャリアにもかかわらず、3着に食い込んだ10番人気フェルディナンドは収穫大!です。
レース前から色気たっぷりだった安藤洋一騎手は「4コーナー手前でひょっとしたら一発あるかなと思ったけど、
さすがにまだ2戦目だから入着があれば上等かなという感じで乗っていた。大健闘です。まだ冬毛がボーボーなのでまだまだこれから。
距離が延びたらもっとやれると思うし、もう少しリラックスして走れればしまいはかなり。
いくらスローとはいえ、前回の切れ(上がり3ハロン37秒1)が異常だったので。
外回りの方がもっと構えて競馬ができるし、走る」と興奮気味。
どのような成長曲線を描くのか、追いかけていきたい1頭です。

フェルディナンド

フェルディナンド(Photo by 両角昭男)


ホッカイドウ競馬からの転入初戦だった2頭のコメントは以下の通り。

ローレル賞2着馬で3番人気アメリアハートは、3着争いでハナ+クビ差及ばず5着。
森泰斗騎手は「ちょっと4コーナーで膨れちゃいましたけど、それ以外は上手に競馬をしてくれた。上位2頭が強かったですね」。

9番人気11着モノノフブラックの落合玄太騎手は「仕上がりは悪くなかったけど、若干長いような気がします。
1,400メートルぐらいまでかな。道中の感じは良かったけど、外を回されましたし、そこからがちょっと…」と言葉少なでした。

そして、5番人気7着スピニングガールの御神本訓史騎手は「距離はこなすけど、精神的に弱い」とポツリ。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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