コラム

川崎記念         

4月3日に川崎競馬場で行われた川崎記念は、外枠からハナを主張した7番人気ライトウォーリアが直線の激しい追い比べをアタマ+ハナ差制し、
4度目のG1/Jpn1挑戦で念願のビッグタイトルを獲得しました。
大金星の吉原寛人騎手は「今までにないぐらいの仕上がり。あまりアクションが強いとかかりすぎてしまうので、
ていねいにハナを切るのに工夫をしました。直線でもうひと踏ん張りする馬なので、なんとかしのいでくれと。直線が長かったです」と興奮気味。
地方所属馬として2021年のカジノフォンテン以来3年ぶり、地元・川崎勢にとっては2004年のエスプリシーズ以来20年ぶりの快挙となりました。


ライトウォーリア(Photo by 両角昭男)


『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎セラフィックコール5着
〇ディクテオン4着
▲ノットゥルノ6着
△グランブリッジ2着
△アイコンテーラー3着
△グロリアムンディ9着

でハズレ。

JRA在籍時に20年から3年連続で参戦(3、7、7着)した10番人気デルマルーヴル。
約2年2か月ぶりの大舞台でしたが、過去の成績を上回れず8着に敗れました。
山崎誠士騎手は「積極的に乗っていったけど、しまいも脚はあったので、今はこれぐらいの距離がいいのかな。今日はまだ良かったけど、
8歳だし、馬の気が入ってこないからね」とコメント。
馬具をチークピーシーズからブリンカーに変更していましたが、大きな効果は感じられなかったようです。


デルマルーヴル(Photo by 両角昭男)


A2の身ながらも果敢に挑んだ11番人気10着キャッスルブレイヴの西啓太騎手は「距離は長い方が合いますね。
あの子なりに立て直してきた感じはあるので、自己条件ならもうちょっと変わってくれると思います」。
今回の経験を自己条件で生かしたいところでしょう。

そして、約4か月ぶりだった9番人気エブリワンブラックの藤本現暉騎手は「めちゃ良くなっていますよ。最後はバテバテでしたけど、
休み明けのぶん息が切れて止まっている感じ。道中はすごく手応えがあって感じが良かったし、地方馬同士なら着ぐらいきてもおかしくない」
と11着大敗後でも明るい表情。
転入後7戦すべて着外となりましたが、オープンクラスで変わり身を見せてくれるのか? 今後のレースぶりに注目したいと思います。


エブリワンブラック(Photo by 両角昭男)

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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