9月11日に大井競馬場で行われたアフター5スター賞は、3コーナーで先頭に立ったエンテレケイアが1番人気に応えて押し切り勝ち。
前走の習志野きらっとスプリントに続く2度目の重賞制覇を飾りました。
エンテレケイア(Photo by 両角昭男)
コンビ2戦2勝とした吉原寛人騎手は「二の脚でハナだけは主張したいと思っていました。
3コーナーに入るまでに取り切ってくれたので、そこからは自分のリズムで行けました。
あまり余裕もなく一杯いっぱいの中、しぶとく粘ってくれて勝ち切ることができたので、馬に感謝したいです」と笑顔。
次走は、同じ舞台で行われる東京盃(10月3日)でJRA勢を迎え撃ちます。
エンテレケイア(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎ジゼル7着
〇エンテレケイア1着
▲スワーヴシャルル8着
△マックス2着
△ラヴケリー5着
△ローウェル12着
でハズレ。
あと一歩のところでタイトルを逃し、3度目の銀メダルに泣いたのは3番人気マックス。
御神本訓史騎手は「並んでからまた伸びられたし、勝ち馬が強かった。
でも、確実に良くなっているので、タイミングでチャンスはある」と振り返っています。
マックス(Photo by 両角昭男)
絶好のスタートを決めてハナに立ったハセノエクスプレスが、10番人気の低評価を覆して3着に粘り込みました。
張田昂騎手は「ハナに行くつもりはなかったけど、スタートがいい馬だからね。
自分の競馬にもっていけたし、このクラスでもよく踏ん張ってくれた」とコメント。
ハセノエクスプレス(Photo by 両角昭男)
そして、◎に推奨したトライアルの覇者ジゼルは、2番人気に支持されるも7着。
森泰斗騎手は「砂をかぶって一気にやめるというか、年齢を重ねて(適性は)1,200メートルじゃないかもしれない。
マイルまでは大丈夫。そっちの方がいいポジションを取れるだろうし、距離を延ばして改めてですね」と気持ちを切り替えていました。
悲願の初タイトル獲得は1周競馬が舞台になりそうです。
ジゼル(Photo by 両角昭男)
8着に沈んだ4番人気スワーヴシャルルの笹川翼騎手は
「周りが速くて取りたいポジションが取れず、リズムを整えられなかった。
一回もガツンとこなかったし、ファイトしなかった」とポツリ。
転入2戦目だった以下の牝馬2頭は要チェックです。
8番人気4着カセノダンサーの岡村健司騎手は
「こっちで速いペースを経験していなかったぶん、追走に脚を使っちゃいました。
今日は前残りだったので、展開さえ向けば。すごく気持ちが強い馬で、ファイトのある馬。
これで立て直すみたいなので、体重が増えればもうちょっと頑張ってくれると思います。
現状は大井1,200メートルがいい。改めてですね」と力を再認識。
6番人気5着ラヴケリーの山中悠希騎手は「競馬が上手なので、タイミングが合えば一発狙える。
マイルだとコースによるかもしれないけど、1,400メートル、1,500メートルならどこでも」と手応え十分です。
江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。