9月18日に浦和競馬場で行われたテレ玉杯オーバルスプリントは、
4コーナーで先頭に立った5番人気スマイルウィがJRA勢の追撃を封じて重賞7勝目。
ダートグレード競走は昨年のさきたま杯、テレ玉杯オーバルスプリント2着、
今年のかきつばた記念3着と善戦止まりでしたが、4度目の挑戦で念願のタイトルを手に入れました。
スマイルウィ(Photo by 両角昭男)
矢野貴之騎手は「今日もテンには行っているけど、置きに行っての3番手というか、大事に乗らないと着外になっちゃう感じがあった。
向こう正面でミルコのサンライズホークが来て狭くなってきゅう屈になったけど、逆にあれでファイトしてくれたので本当に良かった。
前回に比べたら常歩(なみあし)自体は良くなっているけど、返し馬はまだノメって走っているし、いい頃と比べるとまだまだ。
こんなものじゃないと思っています」とコメント。
矢野貴之騎手(Photo by 両角昭男)
前走のスパーキングサマーC10着大敗で評価を下げましたが、
休養明け2戦目で地力の違いを見せつける結果になりました。
今後はJBCスプリント(11月4日、佐賀)か、
史上初の3連覇のかかるゴールドC(12月24日、浦和)の1,400メートル路線が視野に入ります。
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎スレイマン2着
〇テーオーステルス5着
▲スマイルウィ1着
△サンライズホーク3着
△イーグルノワール4着
10R◎△、12R◎△でトリプル馬単(33万3,040円)も的中。
先週の大井開催は重賞3連敗、6日間で裏パー2回だったので少しホッとしています。
果敢にハナを奪った地元の3番人気シーサーペントは、直線でズルズル後退して6着。
浦和1,400メートル6戦6勝、前走の浦和スプリントオープンの走破タイム
1分23秒9(1999年セタノキングがマークしたコースレコードに0秒1差)が評価されましたが、
一線級の壁にはね返されてしまいました。
シーサーペント(先頭)(Photo by 両角昭男)
森泰斗騎手は「作戦通りですけど、かなり早めに来られて流れが向かなかったし、3コーナーで不利もあって怯んだ感じ。
でも、いい経験になったんじゃないですか。こっちの重賞なら。距離はあまり延びていいとは思えない。
浦和の1,400メートルか1,500メートルで」と振り返っています。
まだA2の身なので、自己条件ならもちろん主役でしょう。
江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。