コラム

日本テレビ盃        

9月25日に船橋競馬場で行われた日本テレビ盃は、すんなりハナを奪った3番人気ウィリアムバローズが、
断然人気ウシュバテソーロの猛追を退けて重賞2勝目を飾りました。


ウィリアムバローズ(Photo by 両角昭男)


坂井瑠星騎手は「会心の逃げ切りでした。ある程度ロングスパートでという話もしていて、イメージ通りでした。
直線を向いた時の反応がすごく良かったので、これならしのいでくれるだろうなと思って乗っていました」とコメント。


ウィリアムバローズ(Photo by 両角昭男)


次走は未定ですが、JBCクラシック(11月4日、佐賀2,000メートル)やチャンピオンズC(12月1日、中京、ダート1,800メートル)が視野に入ります。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎ウシュバテソーロ2着
〇デルマソトガケ5着
▲ウィリアムバローズ1着
△ナニハサテオキ4着
△ギガキング6着
△メイショウハリオ3着

裏目の▲→◎がなく、ハズレ。

JRAの強豪に割って入り、地方最先着の4着に食い込んだのは5番人気ナニハサテオキでした。
フリオーソレジェンドCの覇者にふさわしく、ダートグレード競走初挑戦で見せた好走に森泰斗騎手は
「ペースが落ち着くのを利用していつもより前に取りつけたけど、コーナーで動けない。直線は頑張っているけど、機動力があまりないのが…。
このメンバーで十分に競馬になっているのでやはり力はある。この馬はいいですよ。
もうちょっと競馬が上手になればいいと思っていろいろやっているけど、なかなか…。
距離は長い方がいい。マイルだと置かれちゃうから、1,800メートル以上ですね」と課題を口にしながらも手応え十分。
転入後12戦目にして初めて連対を外しましたが、中長距離路線での活躍が楽しみです。


ナニハサテオキ(Photo by 両角昭男)


一方、船橋1,800メートル〈6102〉のスペシャリスト・ギガキングは絶好の3番手でレースを進めましたが、勝負どころで徐々に置かれて6着。
コンビ3度目の吉原寛人騎手は「3番手外は理想的。流れに乗っていたし、走りも良かった。ただ、まくられてからの弱さがある。
外(の馬)がいなければもうちょっとおもしろい競馬になったかもしれないけど、そんなに甘くはないし、
メイショウハリオを行かせてその後ろという訳にもいかない。
ちょっと位置取りが難しかったですね。コーナーはちょっともたつくし、攻めた分、直線でなくなった。
前回より良かったし、船橋の走りはいいから、もうちょっとやれると思ったけど…」と残念そう。
前走のフリオーソレジェンドCからの巻き返しならず、またしてもナニハサテオキの後塵を拝する結果になりました。


ギガキング(Photo by 両角昭男)

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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