10月1日に大井競馬場で行われたレディスプレリュードは、
1番人気のJRAグランブリッジがゴール前できっちり差し切り、重賞5勝目を飾りました。
グランブリッジ(Photo by 両角昭男)
昨年2着のリベンジを果たし、約1年7か月ぶりの勝利に導いた川田将雅騎手は
「久しぶりに勝ちきるのだと、馬と強い気持ちを持ってレースに挑みましたし、
ゴール前もその気持ちを存分に出してくれて捕まえきってくれたと思います」とコメント。
川田将雅騎手(Photo by 両角昭男)
次走は、2年連続2着に泣いているJBCレディスクラシック(11月4日、佐賀1,860メートル)へ。
3度目の正直でJpn1タイトル獲得を狙います。
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎グランブリッジ1着
〇アーテルアストレア3着
▲アイコンテーラー2着
△ヴィブラフォン4着
△ライオットガール5着
で的中。
南関東を代表して挑んだ地元・大井の6番人気ラブラブパイロは6着。
2走前のノースクイーンCで重賞初制覇を飾り、前走のビューチフルドリーマーCでも0秒1差2着の接戦を演じていましたが、
やはりJRA勢の壁は厚かったようです。
3番手のインでレースを進めた主戦の西啓太騎手は「後方から見せ場を作れたらと思っていたけど、
あの位置にスッと行けちゃったので、逆に動けなくなってイメージと違う競馬になりました。
器用にスパッと動けないですし、ペースアップして前が流れて、
ユタカさんの馬(アーテルアストレア)が来て砂をかぶったら一気に進みが悪くなっちゃった。
少頭数でペースも落ち着いたので、今日に限っては多頭数の方が良かったかもしれない。
でも、ここ2戦は強引に砂をかぶらない外に出して、一回ガツンとハミを取らせる大味な競馬で結果が出ているし、
力はつけています。輸送も我慢してくれるようになっているし、メンタル的なところもだいぶ成長している」と振り返っています。
外枠を引いて道中スムーズに運べれば、もう少し差は詰められるでしょう。
今後はJBCレディスクラシックか、東京シンデレラマイル(12月30日、大井1,600メートル)が視野に入ります。
ラブラブパイロ(Photo by 両角昭男)
江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。