10月9日に川崎競馬場で行われた鎌倉記念は、スピードの違いでハナに立ったベアバッキューンが後続に大差をつける圧勝。
単勝1・1倍の断然人気に応えて無敗記録を4に伸ばし、若武者賞に次ぐ2つ目のタイトルを手に入れました。
ベアバッキューン(Photo by 両角昭男)
前半3ハロン38秒7、上がり3ハロン38秒5でまとめ、
前日の川崎第10レースB1・B2特別(勝ち馬カレンチャンキー)の走破タイムを1秒1も上回ったベアバッキューン。
デビュー前から手綱を取る町田直希騎手は「追い出した瞬間、僕も驚かされるぐらい反応が良かったので、
直線半分ぐらいは流す感じでしたが、乗っていて気持ちが良かったです。
まだちょっと力んで走っているところがあるので、これからもっと折り合いをつけて、
もっとこの馬の能力を引き出せるように頑張ります」と笑顔。
町田直希騎手(Photo by 両角昭男)
次走は、同じ舞台で行われる全日本2歳優駿(12月11日)へ。
20年のアランバローズ以来となる地方馬Vの期待が膨らみます。
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎ベアバッキューン1着
〇ケンシレインボー3着
▲ミランミラン2着
△ゴールドモーニン4着
△ジャガーノート5着
で的中。
勝ち馬の圧倒的なパフォーマンスの前に他陣営はお手上げムード。
向こう正面で徐々に進出して3着まで追い上げた3番人気ケンシレインボーの岡村健司騎手は
「今日は内が止まらないので、内にこだわって乗りました。もう一列前に行きたかったけど、行けそうで行けなかった。
テンション的にうるさい面があって、今日もイレ込みがキツかったので、
休みを入れて体重が増えてくればまた頑張ってくれると思います」とコメント。
さらに8馬身遅れの4着だった5番人気ゴールドモーニンの山崎誠士騎手は「やはり勝った馬は強いね。
ちょっと積極的に乗ってみたけど、やはりかなわなかった。少頭数だし、出たなりの感じだったけど、あのペースについて行っているから…。
でも、素質はあるし、遊び遊び走っているから、伸びシロはまだまだある」と振り返っていました。
ゴールドモーニン(Photo by 両角昭男)
江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。