コラム

黒潮盃

8月13日に大井競馬場で行われた黒潮盃は、直線の叩き合いを制した3番人気マウンテンローレルが5連勝を飾り、
重賞初挑戦でタイトルを手に入れました。


マウンテンローレル(Photo by 両角昭男)


昨年11月以来3度目のコンビとなった笹川翼騎手は
「久しぶりに乗せてもらいましたけど、心身ともに成長していて、スタートもうまく出てくれたので競馬がしやすかった。
外から強い馬も来ていましたけど、しぶとさがあるのは分かっていたし、最後までよく頑張ってくれたと思います」と笑顔。


笹川翼騎手とマウンテンローレル(Photo by 両角昭男)


今後は、戸塚記念(9月10日、川崎2,100メートル)やジャパンダートクラシック(10月8日、大井2,000メートル)が視野に入ります。

『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎ユウユウスキー4着
〇マウンテンローレル1着
▲ミクニサンビーム3着
△セイエイ2着
△ドナギニー5着
△フレンドローマ9着

でハズレ。

3コーナー先頭から押し切りを狙った5番人気セイエイはあと一歩及ばず2着。
初めて手綱を取った藤田凌騎手は「着差(3/4馬身)が着差だったので悔しいですね。
ある程度は想定していたレースはできましたし、馬に近づいてまた盛り返すところは見せましたけど、
翼さん(マウンテンローレル)の方が余裕はありました」と残念そう。


セイエイ(Photo by 両角昭男)


最後の最後に伸びきれず3着に終わった1番人気ミクニサンビームの矢野貴之騎手は
「並びとかスタートの出方とか、1、2コーナーの位置取りが思っていたのとは全然違っていて、外々を回る展開になって中途半端になっちゃった。
道中出しっぱなしになっちゃっているから、うまくためられなかったけど、そのわりに4コーナーで勝つのかなっていう手応え。
乗り方次第で勝っていたかなって感じ。嫌な一列目になっちゃって、かつ4番手で外々を回されて、道中うまく運べなかった。
まだキャリアがないので、先々が楽しみです。1,800メートルは乗り方次第で、どこかでためないとダメ。
1,600メートルぐらいで出してガーッと行った方がいいと思う」と力負けではないことを強調しています。


ミクニサンビーム(Photo by 両角昭男)


◎に推奨した2番人気ユウユウスキーは、勝ち馬に並ぶメンバー最速の末脚で追い上げるも4着止まり。
吉井章騎手は「ペースが遅かったですね。でも、馬場と展開かな。
前が止まったのをとらえるっていうイメージじゃないと…。前回は出遅れて後方だったし、諦めて自分のペースで行っているので。
勝ちに行ってついて行くとなると、もう少し成長が欲しい。距離はもっと長くていい」とコメント。

そして、4番人気5着ドナギニーの本田正重騎手は「返し馬から硬さがあったし、道中の感じもずっと手応えがなくて、
ペースが遅くても持つところがなかった」と振り返っていました。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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