8月27日に船橋競馬場で行われたフリオーソレジェンドCは、
すんなりハナを奪った2番人気サントノーレが後続に8馬身差をつける圧勝。
重賞4勝目を飾り、同じ舞台で行われるJBCクラシック(11月3日)に向けて弾みをつけました。
サントノーレ(Photo by 両角昭男)
文句なしのパフォーマンスで“2強対決”を制した矢野貴之騎手は
「返し馬から非常にパワーみなぎる走りをしていたので、自信を持って正々堂々と受けて立とうという気持ちで行きました。
非常にリズム良く走ってくれたので、来られても大丈夫だなという感じでした」と笑顔。
矢野貴之騎手(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎キングストンボーイ2着
〇サントノーレ1着
▲ギガキング5着
△ナンセイホワイト4着
で的中。
◎に推奨した1番人気キングストンボーイは勝負どころで勝ち馬を射程圏内に入れましたが、直線で一気に突き放されて2着。
吉原寛人騎手は「2キロ差あるので、スッと向こう(サントノーレ)の方が動けちゃった。
先に並びかけてプレッシャーをかけられれば良かったけど、そこまで行けなかったし、行ったところでしんどかったと思います。
今日の馬場はハナに行った馬が楽なので、ちょっとしんどいペースで行っても残る。乗り方としたら今日はあれがギリ」と悔しそう。
キングストンボーイ(Photo by 両角昭男)
対照的に、しぶとく脚を伸ばして3着に食い込んだ6番人気ホウオウトゥルースの岡村健司騎手は
「内枠で有力馬の後ろでうまくいい競馬ができました。ペースが遅かったのもちょうど良かったですね。
年を取ってズブいけど、頑張ってくれていると思います」と納得の表情。
ホウオウトゥルース(Photo by 両角昭男)
そして、5番人気4着ナンセイホワイトの御神本訓史騎手は
「うまくまとまってはいるけど、外枠だし、ああいう流れにしかならないなって思っていた。
ホウオウトゥルースに逆転されたのは3、4コーナーの内外の回り方だけだと思うから、
そこはなんとかなるけど、重賞で勝ち負けになるにはもうちょっと爆発力が欲しい。あとはタイミングと成長度かな」。
4番人気5着ギガキングの野畑凌騎手は「前に行く馬がいたので今日は後ろからという競馬だったけど、
課題の3、4コーナーでもしっかり動けていましたし、しまいもいい脚を使えていました。
もうちょっと流れた方がさばきやすいけど、詰まっちゃったので…。
まだ良くなる感じはあるので、次に期待します」と振り返っていました。
江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。