10月1日に船橋競馬場で行われた日本テレビ盃は、直線で抜け出したJRAフォーエバーヤングが単勝1・1倍の断然人気に応えて快勝。
8つ目のタイトルを獲得し、国内無敗記録を6に伸ばしました。
フォーエバーヤング(Photo by 両角昭男)
約6か月ぶりの秋初戦に坂井瑠星騎手は「休み明けとしては申し分のない状態。
やはり久々のぶん、少しモタモタしたんですけど、それでも慌てずに乗っていました。
4角先頭でどれだけ突き放すかというイメージ通りでした」と安堵の表情。
次走は、ブリーダーズカップクラシック(11月1日、デルマー、ダート2,000メートル)で再び世界最強の座を狙います。
坂井瑠星騎手(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎フォーエバーヤング1着
〇レヴォントゥレット2着
▲ライトウォーリア6着
△キングズソード4着
△マーブルロック7着
で的中。
ハナを主張した5番人気ライトウォーリアは、早めにかわされる展開が厳しく6着に沈んでしまいました。
前走のマーキュリーC6着に次ぐ敗戦に吉原寛人騎手は「さすがに4コーナーから来られちゃったので…。
並ぶ感じで行くんじゃなくて抜かれちゃったので、抜かれてしまうとしんどい感じがありましたね。
スタートは良かったから、もう少し馬なりで行きたかった。
やはり10番(レヴォントゥレット)が速かったので、主張するとちょっとかかった部分もあった。
ハナは取り切りたかったし、そこは仕方がない」と悔しそう。
ライトウォーリア(Photo by 両角昭男)
一方で、道中6番手を進んだ7番人気ホウオウトゥルースが、メンバー最速の上がり3ハロン38秒1の末脚で3着に追い込みました。
2番人気レヴォントゥレットにアタマ差及ばなかったものの、地方最先着を果たす好走に岡村健司騎手は
「パワー系じゃないので、内の軽い馬場が合っています。
前回(フリオーソレジェンドC3着)も内が伸びる馬場で、内を突っ込めたので伸びていると思います。
ムチを入れてやっとあのポジションだし、使うごとにズブくなっている。
でも、ずっと押しているけど伸びているし、末脚は光っていますね。1,800、2,000メートルぐらいがいい」とコメント。
9歳騸馬ですが、半兄サウンドトゥルー、ルールソヴァール、全兄アナザートゥルースと同様に息の長い活躍が見られそう。
条件さえかみ合えば、初タイトル獲得も夢ではないでしょう。
ホウオウトゥルース(Photo by 両角昭男)
そして、6番人気5着ギガキングの野畑凌騎手は「自分のリズム重視で行きました。やはり相手が強かったですね。
前回(フリオーソレジェンドC5着)よりすごく良くなっていますし、南関東同士ならやれます」と振り返っていました。
江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。