10月2日に船橋競馬場で行われたマリーンCは、単騎マイペースに持ち込んだ地元の5番人気プラウドフレールが押し切り勝ち。
東京2歳優駿牝馬、ユングフラウ賞、桜花賞に次ぐ重賞4勝目が待望のダートグレード制覇となりました。
プラウドフレール(Photo by 両角昭男)
JRA勢を完封して関東オークス3着のリベンジを果たした張田昂騎手は
「無理して行こうとは思っていなかったけど、スタートも良かったので気持ち良く行きました。
スローというか、マイペース。本当にちょうどいいペースだなと思っていました」と会心のレースを振り返っています。
張田昂騎手(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎メモリアカフェ2着
〇プロミストジーン3着
▲サヴォンリンナ10着
△プラウドフレール1着
△コパノエミリア5着
△クリノメイ9着
でハズレ。
トライアル・アレキサンドライトカップ3着で権利を獲得した7番人気ブルーパッションが4着。
重賞初挑戦での好走に吉原寛人騎手は「完全に昂(プラウドフレール)のペース。最後も止まっていなかったし、
ペースが緩かった分もあるのかもしれないけど、中央の馬とそれほど差のない上がり(3ハロン38秒8)だった。
よく走っている。体が400キロぐらいしかないから、これ以上減らなければ」と力を再認識しています。
これでB2に昇級しますが、通算〈2-2-3-3〉で5着以下がなく、古馬相手でも好勝負になるでしょう。
ブルーパッション(Photo by 両角昭男)
6番人気コパノエミリアとの5着争いでハナ差及ばなかった10番人気ウィルシャインの本田正重騎手は
「良くなっているけど、もうちょっと体が欲しいですね」。
そして、9番人気7着アメストリスの野畑凌騎手は「縦長の展開にならないとさばいていけない。終始ペースが遅くてどうしようもなかった」。
8番人気8着グレアネオンライトの本橋孝太騎手は「(正攻法の)競馬をさせてみてどんなものかなと思って前について行かせたけど、まだ早い。
馬は良くなっているし、距離は長い方がいい」とコメントしています。
江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。