
2月18日に大井競馬場で行われた雲取賞は、
4コーナーで先頭に立った3番人気リアライズグリントがライバルの追撃をクビ差退けて重賞初挑戦V。
1月17日に未勝利を脱出したばかりでしたが、ダート三冠路線の主役候補に躍り出ました。

リアライズグリント(Photo by 石井一雄)
デビューから5戦全て手綱を取ってきた坂井瑠星騎手は
「リズム自体も非常に良かったですし、直線で物見して外に行ってしまうところもあったけど、よく頑張ってくれたと思います。
初戦の頃からいい走りをしていましたけど、本当に使うごとに良くなっていますし、
これからまだ良くなってくれると思う」とさらなる成長を期待しています。

坂井瑠星騎手(Photo by 石井一雄)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎マクリール3着
〇トリグラフヒル2着
▲ゼーロス5着
△リアライズグリント1着
△アヤサンジョウタロ6着
△エンドレスソロウ7着
でハズレ。
追い上げ及ばず2着に敗れた2番人気トリグラフヒルの松山弘平騎手は
「大外枠でしたけど、スタートからしっかり流れに乗れて。
持久力があるので早め早めの競馬をしていったけど、勝ち馬もしぶとくて相手も強かったです。残念です」とコメント。

トリグラフヒル(Photo by 石井一雄)
さらに6馬身遅れの3着に甘んじた1番人気マクリールのC.ルメール騎手は
「ゲートの中でちょっとチャカチャカしたので、いつも通りスタートはあまり良くなかった。
それで後ろの方になって、向こう正面でポジションを上げて行きましたけど、3コーナーから手応えはなかったです。
前の馬と離れてしまいました。でも、直線ではもう1度ジリジリと伸びてくれました。馬場も重いから、もうちょっと速い馬場の方がいい。
いい瞬発力がありますけど、今日はちょっと走りにくい馬場で、そんなに加速をしてなかったです」と残念そう。
一方、紅一点ながらも4着に健闘した8番人気ケイツーリーブルの津村明秀騎手は
「牡馬相手によく食らいついて頑張ってくれました。ワンターンの東京みたいなコースより、
1周するような1,800メートルぐらいあった方が競馬はしやすい。ゲートの駐立だけは改善していきたいです。十分やれます」と好感触でした。
そして、5頭が横並びになる掲示板争いの中で、
地方競馬所属の上位2頭に与えられる羽田盃(4月29日)の優先出走権を手に入れたジョッキーのコメントは以下の通り。
主導権を握って5着に粘り込んだ4番人気ゼーロスの笹川翼騎手は
「途中までリズムは良かったですし、勝つんじゃないかと思いましたけど、中央の上位2頭はギアがもう1個あったような感じ。
最後の1ハロンで先に一杯いっぱいになってしまった。結果は5着でしたけど、
真っ向勝負をしても感じ良く4コーナーまで回ってきているあたり、すごくポテンシャルを感じました。
ベストの距離より少し長いのかな。今回は休み明けなのでこの1回で判断できないけど、
考えながらやっていけば中央交流でもやれる馬になると思いますし、こちら同士なら間違いなくナンバーワンという手応えはつかんでいる。
気性的にも3か月前より返し馬の雰囲気が良かったし、どこかでやれそうな気はする」と巻き返しに意欲的。
そして、転入初戦だった5番人気6着アヤサンジョウタロの野畑凌騎手は
「いいスタートを切れて、いい位置につけられましたし、流れにもしっかり乗って行けました。
直線で脚が上がっちゃったけど、最後にもう1回脚を使えたので収穫がすごくありましたね。距離は延びても短くてもいい」と高評価。
ともに本番での大逆転を狙います。


江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。
