コラム

フジノウェーブ記念

3月10日に大井競馬場で行われたフジノウェーブ記念は、
メンバー最速の末脚で突き抜けた5番人気ナンセイホワイトが初タイトルを獲得しました。


ナンセイホワイト(Photo by 石井一雄)


コンビ3度目で勝利に導いた安藤洋一騎手は「僕が乗った2回ともかなり力んで走っていたので、
距離短縮をすることによって折り合いは絶対に大丈夫だろうと、最後は必ず弾けるんじゃないかと思っていました」と会心の表情。
次走はブリリアントカップ(4月16日、大井1,800メートル)に向かう予定です。


安藤洋一騎手(Photo by 石井一雄)


『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎サトノテンペスト9着
〇チカッパ7着
▲コパノパサディナ12着
△ジョージテソーロ2着
△イグザルト6着
△コンティノアール8着

で大ハズレ。

レース上がり3ハロン38秒3に対し、前半34秒9の極端な前傾ラップ。
ポジション争いを演じた先行勢が総崩れする中、2番手を守り通した7番人気ジョージテソーロは今後の重賞路線でも楽しみな存在でしょう。
初めて手綱を取った落合玄太騎手は「一列目に行く気はなかったけど、すんなりだったのでそのまま行かせて、
道中はリズム良く4コーナーまでずっと手応えが良かったです。最後まで脚いろは鈍っていないけど、勝ち馬が上でしたね。
ワンターンの1,400メートルとか広いコースは合っている。
すごく乗りやすかったし、本当に特に癖のない馬だからどんなコースでもやれると思います」と高評価。


ジョージテソーロ(Photo by 石井一雄)


そして、14番人気ながら昨年のアフター5スター賞に次ぐ3着に食い込んだドリームビリーバーもフロック視はできません。
藤田凌騎手は「前回(ウインタースプリント6着)の競馬が終わってから自分で調教をしていて、
毎日コンタクトを取れているのもいい。欲を言えばもう一本欲しかったかな。
1,400メートルもこなしているけど、1,200メートルの方がスパッと切れる」と手応えをつかんでいました。


ドリームビリーバー(Photo by 石井一雄)


対照的に、着外に終わった上位人気馬のジョッキーのコメントは以下の通り。
24年の北海道スプリントカップ、東京盃勝ち馬で転入初戦だった1番人気チカッパは直線で伸びきれず7着に終わり、
矢野貴之騎手は「手応えほど伸びない。ポジションにこだわらず、かかり待ちで乗った方がこの馬の良さが生きる。
何にしても、ひと脚しか使えない。この重賞は流れが特殊だから、合う、合わないがあるし、
絶対に1,200メートルの方がいい」と振り返っています。

2番人気9着サトノテンペストの笹川翼騎手は「めちゃくちゃ馬は良かったけど、前がやり合っちゃったので並びが…。
デキがいいし、ここ3戦そういう競馬をしていたから自信を持っていったけど、ハイペースでそれが裏目。
本当に力はあるし、これぐらいのメンバーならどこかで。
1,400メートルか1,600メートルでコースは広ければ広い方がいい。
全然力負けじゃない」と巻き返しに意欲的。

3番人気12着コパノパサディナの御神本訓史騎手は
「外を回されたね。出たから前めにつけようと思ったけど、初めから控えていった方が良かった。
距離もちょっと長いのかもしれない」と残念そうでした。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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