
3月12日に船橋競馬場で行われたネクストスター東日本は、直線入り口で最内から抜け出した6番人気メイクセンスが押し切り勝ち。
1番人気で3着に敗れた前走のリベンジを果たし、重賞初挑戦でタイトルを手に入れました。

メイクセンス(Photo by 石井一雄)
能力試験時から素質を高く評価していた本田正重騎手は「出遅れるかもしれないので出たところでと思っていたけど、
思ったより出てくれたのが大きかった。抜け出すのがちょっと早いかなと思ったけど、馬も頑張ってくれました」と終始笑顔。

本田正重騎手(Photo by 石井一雄)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎アトレーヴフェイス3着
〇ベイビークエスト8着
▲デンテブリランテ2着
△メイクセンス1着
△バーバリオン5着
でハズレ。
◎に推奨した1番人気アトレーヴフェイスは直線で伸びきれず3着に終わり、張田昂騎手は
「時計勝負でもあの馬(メイクセンス)に負けているからね。休養を1回もしていないし、間隔を空けて成長してくれれば」と言葉少な。

アトレーヴフェイス(Photo by 石井一雄)
そして、唯一の重賞(ジェムストーン賞)ウイナーだった4番人気ベイビークエストも直線で失速して8着に敗れ、
御神本訓史騎手は「すごく張ってダメ。今日は全然競馬になっていない。右回りなら違うと思うけど…」と残念そう。
対照的に、メンバー最速タイの末脚で1馬身差2着まで追い上げた3番人気デンテブリランテの藤田凌騎手は
「結果、正重さんの後ろのままでも良かったし、内に行っちゃっても良かった。枠と並び、3、4コーナーがスムーズなら全然違った」
と反省を口にしながらも「ここを使うから攻め馬を左回りでするようにしたけど、慣れるまで1週間かかったし、とりあえず初物はダメ。
そういう部分もあった中ではよく走っている。毛ヅヤとかバランスも含めて、やっと良くなってくるきっかけがつかめてきたところ。
馬がしっかりしてきたし、間違いなくこれからもっと走ってくる。ジェムストーン賞(2着)の時よりも出てからの行き脚が良くなっているので、
そんなに出さなくてもいいポジションが取れる。集中力もないタイプだからメリハリがあった方がいいし、
1,200メートル、1,400メートルの方がこの馬の持ち味が生きる。いい馬です」と将来性に太鼓判。
若潮スプリント(6月4日、船橋1,200メートル)、優駿スプリント(6月30日、大井1,200メートル)に向けて確かな手応えをつかんでいます。

デンテブリランテ(Photo by 石井一雄)
スタートの不利に泣いて不完全燃焼に終わった以下の2頭も要チェックでしょう。
5番人気4着グルーヴィンの笹川翼騎手は「スタート後の不利がなければ全然違った。1,200メートルでも大丈夫だし、むしろ長いよりいい。
めちゃめちゃ終いがいいし、切れるから、密かにいいと思っていたけどなあ」と悔しそう。
2番人気5着バーバリオンの安藤洋一騎手は「(スタートで)ちょっと遅れてポジションを取りに行っているから、そのぶんキツかった。
アトレーヴフェイスに抵抗できなかったし、直線で砂を嫌がって。勝負どころの感じ、馬も多少戸惑いがあったのかな。
いつもは来られてもうちょっと反応するけど、そういうのもなく戸惑いながら走っていた。地元でやり返したい」とコメント。
スプリント路線の勢力図はまだまだ変わりそうです。


江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。
