
5月6日に船橋競馬場で東京湾カップが行われ、最後の直線で早めに先頭に立った4番人気ララメテオが押し切り勝ち。
岩手のダイヤモンドカップを辞退し、選定順位14番目の滑り込み出走という幸運を見事に生かし、3度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得しました。

ララメテオ(Photo by 両角昭男)
酒井忍厩舎とともにビッグチャンスをものにした池谷匠翔騎手は
「言葉に表せないぐらいうれしいですね。調教も自分で乗っていて、馬の状態も良かったので、自信を持って乗ることができました。
4コーナーで手応えもあり、直線で抜け出せるなと思っていましたし、
あとはもう誰も来るなという思いで必死になって追っていました」と振り返っています。

池谷匠翔騎手(Photo by 両角昭男)
『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は
◎モエレサワンミヤギ3着
〇オリジナルパターン14着
▲ララメテオ1着
△マッスル13着
△エクセレンティ4着
△ベイビーザロック5着
でハズレ。
出走メンバー中、最軽量の422キロだった9番人気クレームドールがメンバー最速の末脚で追い上げて2着に入り、波乱を演出しました。
町田直希騎手は「根性があるし、レースも上手なので、そのへんを出せたかな。
一瞬あるかなと思ったけど、向こうもまだ遊んでいてずっとかわらない感じ。
でも、キャリアが少ない中、最後までよく脚を使ってくれました。
大事に使ってくれているので大きく育ってくれればいいし、まだまだ子供っぽいから大人になってくれれば。
差してくる馬なので、展開が流れてくれれば一発ある」と今後の成長に期待を寄せています。

クレームドール(Photo by 両角昭男)
初物尽くしだった5番人気エクセレンティは4着に敗れ、デビュー以来の連続連対が5でストップしました。
安藤洋一騎手は「キックバックを嫌がっちゃって…。欲しいところは取れたけど、もうちょっと速くなると思っていた。
玄太(オリジナルパターン)が押さえたから意外とペースが遅くなって、ヨーイドンになると分が悪かった。
ポテンシャルはあるけど、あまり真面目じゃない。いずれこういう競馬もしていかなければいけないし、
外に出してどれぐらい脚を使ってくるかなという感じで乗っていたけど、思ったよりはじけなかった。メンタル的な面ですかね。
体はいいし、勝ってもおかしくない能力はある。左回りも問題ない」と課題を口にするのは期待が大きいからこそでしょう。

エクセレンティ(Photo by 両角昭男)
一方、上位人気3頭のジョッキーコメントは以下の通りです。
◎に推奨したトライアル・アクアマリンカップの覇者モエレサワンミヤギは1番人気に応えられず3着に終わり、
本橋孝太騎手は「悔いが残る。いろいろ読み間違えたのかも」と言葉少な。
2番人気5着ベイビーザロックの野畑凌騎手は
「理想通りの競馬はできたけど、3、4コーナーから直線にかけてうまく気持ちを前向きにできなかったかな。
気の悪い部分が出た感じ。能力は間に合うし、このメンバーでは上位だと思っています。左回りは大丈夫」。
3番人気14着オリジナルパターンの落合玄太騎手は
「別に(ハナに)行かなくてもいいと言われていたし、外3番手で折り合いたいと思っていた。
1コーナーで(ニンゲンテイイナが)外から来たのがまさかでしたけど、切り替えても変に噛むこともなかったし、
砂をかぶっても変に上に跳ぶこともなかったので、これなら大丈夫だと思った。
道中の折り合いもついていいリズムで運べたけど、やはり逃げてこそなのかもしれないし、距離も若干長いのかも。
1,500メートルぐらいまでで行ききるのが一番いい競馬ができるのかな」。


江橋 大介
競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。
