コラム

帝王賞

7月1日に大井競馬場で帝王賞が行われ、最後の直線で早めに先頭に立ったJRAミッキーファイトが単勝1・7倍の断然人気に応えて完勝。
22年、23年のメイショウハリオ以来となる史上2頭目の連覇を達成し、昨年のJBCクラシックに次ぐ6つ目のタイトルを獲得しました。


ミッキーファイト(Photo by 両角昭男)


約1年4か月ぶりのコンビとなった戸崎圭太騎手は「今日はゲートの中もおとなしくてスタートも速かったので、
あの位置(3番手)でスムーズな競馬ができたと思います。リズムも良かったので少し早めに先頭に立ったけど、
この馬の力であれば押し切るだろうと仕掛けていきました。
改めて乗せていただいて成長も感じていますし、先々が楽しみ」と振り返っています。


戸崎圭太騎手(Photo by 両角昭男)


『南関競馬スパッと予想』ブログで公開した予想は

◎ミッキーファイト1着
〇アウトレンジ2着
▲ロードクロンヌ6着
△ディクテオン3着
△ラムジェット5着
△カゼノランナー9着

で的中。

大井の名門・荒山勝徳厩舎が送り出した2頭は明暗を分ける結果になりました。
地方最先着を果たしたのは、メンバー最速の末脚で3着に追い込んだ6番人気ディクテオンでした。
前走の川崎記念5着からの巻き返しはなりませんでしたが、
主戦の矢野貴之騎手は「大井の方が走りはいいけど、今日は想像以上に進まなかったですね。
行ったり、行かなかったり、ゲートも出たり、出なかったり、毎回こういう感じ。
この馬のいいところでもあるズブさじゃないですか。最後はしっかりきているし、残り50メートルがすごい。
一列前の吉原さんの位置ならもう少し見せ場を作れたし、流れ次第で本当に勝ってもおかしくない」と力を再認識。
かなり気は早いですが、同じ舞台で行われる年末の東京大賞典(12月29日)で連覇の期待がかかります。

一方、大井記念を圧勝して挑んだ7番人気サントノーレはすんなりハナを奪ったものの終始プレッシャーのかかる展開が厳しく、
シンガリ負けを喫しました。初めて手綱を取った御神本訓史騎手は
「自分の競馬に徹すれば強い競馬をしているので、どこまでやれるのかと思ったけど、
中央交流だと早めに来られる。メンバーも強いし、2,000メートルも長いと思う。
1,800メートルぐらいが一番いいんじゃないかな」と残念そう。


サントノーレ(Photo by 両角昭男)


そして、完全復活の兆しを見せたのは10番人気4着のセラフィックコールでしょう。
コンビ3度目の吉原寛人騎手は「体重(プラス16キロ)も増えて良くなっていて、返し馬から状態の良さが見て取れました。
レースで耳覆いを取ってみたら反応が良くて追走も楽だったし、4コーナーから直線は夢を見ながらなんとかもうひと伸びと思っていた。
よく頑張って走ってくれましたね。川崎記念の時は間隔がなくて馬体(マイナス7キロ)が減っちゃっていたので、
返し馬からおとなしくて馬力がない感じだった。今日は走る気になっていて、
フレッシュなぶんレースもやめずに走ってこられたし、やはり力はあります。
まだまだ良くなると思う」と力強いコメント。

プロフィール

プロフィール

江橋 大介

競馬記者として25年以上に亘り南関競馬を取材する経歴を持つ。
長年の現場取材で培った自身の眼を頼りに、馬はもちろん南関競馬に携わるあらゆる人との繋がりで得られた情報を元に結論を導き出す予想スタイル。

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