2019年7月31日(水) 大井1,600m
サンタアニタトロフィー(S3)
真夏のマイル重賞「サンタアニタトロフィー(S3)」!
TCK(大井)とアメリカのサンタアニタパーク競馬場との友好交流提携を記念した重賞。
南関東重賞では珍しい"ハンデキャップ競走"として実施される一戦だ。
春シーズンから続くマイル重賞戦線はいよいよ夏の陣!
重賞実績馬が強いのか?それとも夏の上がり馬が強いのか?過去10年の傾向を分析してみよう。
【過去10年の優勝馬】
2018年
ヒガシウィルウィン[船橋]1人気
父サウスヴィグラス
2017年
ゴーディー[大井]4人気
父プレシャスカフェ
2016年
リアライズリンクス[浦和]5人気
父ダイタクリーヴァ
2015年
ソルテ[大井]1人気
父タイムパラドックス
2014年
セイントメモリー[大井]6人気
父アフリート
2013年
セイントメモリー[大井]1人気
父アフリート
2012年
ゴーディー[大井]6人気
父プレシャスカフェ
2011年
カキツバタロイヤル[船橋]3人気
父ロイヤルタッチ
2010年
カキツバタロイヤル[船橋]6人気
父ロイヤルタッチ
2009年
ブルーホーク[大井]2人気
父ブラックホーク
連覇を達成したのは「カキツバタロイヤル」と「セイントメモリー」の2頭。
そして、2012年の優勝馬「ゴーディー」は、なんとなんと!5年後の2017年にサンタアニタトロフィー2勝目を挙げている。
「ゴーディー」は、サラブレッド全盛の近年では数少なくなった「サラブレッド系(サラ系)※1」の1頭。
タフな馬としても知られており、11歳となった今年も「武蔵野オープン」で5着に好走し、来年の南関東での出走資格(※2)を獲得している。
ちなみに、サンタアニタトロフィーには2014年から5年連続で出走中(計6回)!
※1.母イケノエメラルドが“アングロアラブ(※注)"で、「ゴーディー」のアラブ血量は14.86%(父はプレシャスカフェ)
※注.アングロアラブ:アラブとサラブレッドの交雑種(アラブ血量25.0%以上)
※2.10歳以上馬の出走資格等、前年次に入着歴のあるA1級格付馬に限り、当該年次の出走資格を与えられる
的場文男騎手が凄い!
【騎手の傾向(敬称略)】
※左から【1着|2着|3着】
2018年
【森泰斗|笹川翼|瀧川寿希也】
2017年
【的場文男|柏木健宏|左海誠二】
2016年
【的場文男|笹川翼|中野省吾】
2015年
【吉原寛人|的場文男|中野省吾】
2014年
【本橋孝太|御神本訓史|坂井英光】
2013年
【本橋孝太|坂井英光|石崎隆之】
2012年
【赤嶺亮|真島大輔|山崎誠士】
2011年
【石崎駿|戸崎圭太|的場文男】
2010年
【本多正賢|的場文男|今野忠成】
2009年
【坂井英光|的場文男|石崎隆之】
「的場文男騎手」が抜群の相性!
過去10年で3着内に好走した回数は6回!2勝、2着3回、3着1回の成績は圧倒的だ。
地方重賞通算154勝を誇る“大井の帝王"がいる一方、サンタアニタトロフィーが初タイトルだった騎手も2名。
2010年にカキツバタロイヤルで制した「故・本多正賢氏」と、2012年にゴーディーで制した「赤嶺亮元騎手(現調教師)」だ。
地元勢が強いが、浦和・小久保厩舎が侮れない!
【所属競馬場別の成績】
※左から【1着-2着-3着-4着以下】
浦和【1-3-2-18】
船橋【3-2-4-36】
大井【6-5-4-65】
川崎【0-0-0-4】
南関以外【0-0-0-1】
過去10年で6勝を挙げる「大井所属馬」。
当然ながら地元勢には大注目となるが、今回は「浦和所属馬」をピックアップしてみよう。
「浦和所属馬」は過去10年で1勝、2着3回、3着2回。
勝率1位は「大井所属馬」に譲るものの、連対率16.7%、さらには3着内率25.0%は所属別ではトップの数字だ。
さらに、「浦和所属馬」を厩舎別で見てみると…3着内に好走した6頭は全て「小久保厩舎」となる。
なお、「南関以外の所属馬」は、「アメリカ」のレッドアラートデイが該当。
サンタアニタトロフィーは2011年のみ「国際招待競走」として実施されており、この時の招待馬がレッドアラートデイなのである。
1番人気の信頼度が高く、6番人気以下の激走にも要警戒!
【人気別成績】
※左から【1着-2着-3着-4着以下】
1人気【3-3-0-4】
2人気【1-3-2-4】
3人気【1-0-1-8】
4人気【1-2-0-7】
5人気【1-0-2-7】
6人気以下【3-2-5-94】
「1番人気馬」が3勝、2着3回で連対率は60.0%。
「2〜5番人気馬」もそれぞれ1勝を挙げているものの、「1番人気馬」の信頼度が最も高くなっている。
そして、見逃せないのが「6番人気以下」の馬たち。
過去10年で3勝、2着2回、3着5回なので、単純計算すると、毎年1頭は馬券に絡んでいることになる。
昨年を振り返ってみると、「1着ヒガシウィルウィン(1番人気)」⇒「2着バルダッサーレ(2番人気)」⇒「3着ニシノラピート(11番人気)」。
過去の傾向通りの決着だった。
今年は単勝配当が荒れる!?
【配当傾向】
※左から【単勝|馬複|三連単】
2018年【220円|450円|18,730円】
2017年【670円|3,820円|42,650円】
2016年【1,120円|980円|23,860円】
2015年【150円|450円|18,970円】
2014年【1,510円|3,260円|154,110円】
2013年【220円|2,910円|82,180円】
2012年【1,950円|3,390円|236,320円】
2011年【550円|1,250円|8,840円】
2010年【1,540円|2,280円|26,110円】
2009年【280円|1,440円|19,310円】
平均【821円|2,023円|63,108円】
「単勝」は3桁配当と4桁配当が交互に出ている。
昨年は、順番的に“4桁配当"だったのだが…単勝220円のヒガシウィルウィンが勝利してこの傾向はストップ。
とはいえ、単勝10倍以上の馬でも、十分にチャンスのある重賞ではないだろうか。
「馬複」は堅く収まることは少なく、過去10年で4桁配当が7回。
さらに、「三連単」も1万円未満の配当が1回あるのみだ。
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馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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