「ジョッキーベイビーズ・九州地区予選」
2015/9/1
8月30日、JRA宮崎育成牧場で「馬に親しむ日」というイベントが実施された。そのなかのメインイベントのひとつが「ジョッキーベイビーズ・九州地区予選」。10月11日に東京競馬場で行われる「ポニー競馬」の全国大会に向けて、ただ1枚の切符をかけての戦いには、宮崎県、鹿児島県、沖縄県から12名の参加があった(出場資格は中学1年まで)。
その12名を6名ずつに分けて午前中に2レースを行い、それぞれのレースの上位3名が午後に勝利を目指して走る。午前中の予選は直線200m。午後の決勝は直線350mという設定。200mはスタートが最大のポイントとなるのだが、350mはスピードだけでは押し切りにくい距離らしい。といっても、勝ち時計は200mが20秒で、350mが40秒程度。そういう瞬間的な勝負なので、レース実況をする私は集中力が必要なんですね。
今年は雨がパラつく天気だったから大丈夫だったが、数年前は熱中症と思われる症状で頭がフラフラになったことがあるから、それなりに重労働なのだ。
しかしここに出てくる少年少女は、東京競馬場の大舞台を目指して瞳キラキラで来るのだから、こちらもそれに負けないぐらいの気合で盛り上げねばならぬ。まずは午前10時、開会式で12名の騎手が勢ぞろい。
みんなきちんと勝負服を身にまとっている。なかには大人用のものを着て袖丈が余りまくっている騎手もいたが、これを見るだけでも本人、そして保護者の意欲が伝わってくる。
(開会式で12名の騎手が勢ぞろい)
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