SPAT4ポイントプログラム
コラム
「一口クラブ募集馬見学ツアー」
2015/9/14
前のページへ

南関東はご存知のとおり、上級クラスになるとかなりの激戦区。少ないチャンスを目指して実力がある馬が殺到するものだから、B級上位になると、そこをクリアするために消耗してしまい、勢いをA級にまで持っていけない馬がけっこう見られるという気がする。

これは競馬場の廃止に代表されるとおり、地方競馬に低迷期があったことが原因のひとつ。20年前あたりは各地方競馬の賞金が今よりも高く、実力馬が各地方に散っていた。
たとえば、1990年代後半の東海桜花賞(名古屋)の1着賞金は2000万円。宇都宮競馬場のとちぎ大賞典は1着賞金が1500万円、北関東ダービーは1800万円という時期もあった。ホッカイドウ競馬の道営記念なんて、1997年と98年は1着賞金が3000万円。ビックリな話ですよ。

それが今は、南関東以外の地方競馬で活躍馬を持っても、左団扇でウハウハ〜ということにはなりにくい。南関東でも20年前に比べれば賞金額は少ないが、ほかの地方競馬よりは圧倒的に上ということで、南関東に実力がある馬が集中する事態が続いているのだ。
しかしながら、あのころの競馬ファンの財政力と行動力って、すごかったんだなあ。

電話投票は無いに等しく、地区を越えての馬券発売もほとんどなかった。つまり馬券を買うためには、競馬場や場外発売所での現金投票が必須。それでその賞金を出せていたのだから、競馬ファンの底力が窺い知れる。
これからの地方競馬が黒山の人で満杯という景色を取り戻すには、どういう世の中にしていけばいいのだろう?

それにはやはり、各地方競馬がこれまで以上に盛り上がっていくこと。その方策はいろいろあるのだろうが、やはり現地に行きたくなる演出をしていくことが重要なのだろうなあ。後検量を観客の前でするとか、全レースでウイニングランをするとか。
その演出のひとつとして、スターホースの登場とともに、馬主という立場で競馬に参加する人が増えることも、盛り上げのひとつにつながるだろう。
といっても、先立つものがなければ……。


次のページへ
リンクコラム一覧
▲TOP

会員規約 会員規約
プライバシーポリシー プライバシーポリシー
サイトポリシー サイトポリシー
運営企業 運営企業
SPAT4 SPAT4
nankankeiba.com nankankeiba.com
浦和競馬 浦和競馬
大井競馬 大井競馬
川崎競馬 川崎競馬

0.トップページ
1.マイページ
2.ポイントを使う
3.キャンペーン
4.イベント
5.ゲーム
6.サービスのご案内
7.よくある質問
8.お問い合わせ

▲TOP
Copyright.SPAT4 PREMIUM POINT . All Rights Reserved.