「鎌倉記念の思い出から予想してみる」
2015/10/19
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しかしながら、競馬開催の事情をいろいろと聞くと、それを実現するためにはいくつかの難しい問題をクリアしなければならない様子。となれば、馬券を買う側としては与えられた条件を織り込んで考えるしかない。でも、だからこそ面白いという部分はあるのよね。
いやしかし、今年の鎌倉記念は、他地区からの遠征馬3頭が1番から3番までに入るとは!
でも、この3頭は先行タイプではなさそうだから、2011年のような事態になる確率は低いかな?遠征馬3頭はいずれも北海道デビューで、左回りの実戦経験があるのは1番のシャイニーネームだけ(7走前がJRA中京)。成績的にみて最上位といえそうなのは3番のナイスヴィグラスだが、初距離初コース、そして前走で火曜日に門別で出走するリンダリンダに完敗した内容から考えると、ここでは少々荷が重そうだ。となれば、南関東デビュー組を中心とするのが妥当だろう。
注目を集めそうなのが、デビューから4戦4勝のポッドガイ。母はダーレー・ジャパンが日本で誕生させた持ち込み馬(母が海外で受胎して日本で誕生)で、JRAでは8戦して2着2回。2011年秋に競走生活から引退して、2012年秋の繁殖牝馬セールでこの馬がおなかのなかにいる状態で取引された。夏休み明けの前走は初の大井遠征だったが快勝しており、5連勝の可能性は高いとみる。
逆転が狙えそうなのが、前走で大差勝ちを見せたアンサンブルライフ。ドロドロの馬場もあっての圧勝だったが、前走後の的場文男騎手のテンションは上々。御年28歳の父、アジュディケーティングに朗報を届けたいところだ。
ワイヤトゥワイヤーは大井遠征で見せ場なく敗れたが、初コースでも左回りなら巻き返しが十分。デビュー2連勝中のシャークカイザーも押さえておきたい存在といえる。あとはやっぱり、北海道のナイスヴィグラスにはマークしておかないと不安だなあ。
ということで、鎌倉記念のシルシは、
◎6ポッドガイ
○5アンサンブルライフ
▲11ワイヤトゥワイヤー
△9シャークカイザー
注3ナイスヴィグラス
今度こそ的中を!!
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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