「鎌倉記念の思い出から予想してみる」
2015/10/19
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という考えが浮かんだのは、マカオのドッグレースでは、コーナーワークが下手な犬は「ワイルドランナー」という注釈がついて、外枠指定されることを知っていたから。犬は騎手が乗らないけれど、カーブで他犬を巻き添えにする事故を減らすためには、外を回ってもらうのが最善だろう。
(マカオのドッグレース。スピードが速すぎてうまく撮れていません……)
競馬でも同様のやりかたをしているのが韓国。事前に厩舎側から外枠を希望する旨の申請があった馬は、外枠からスタートできるのだ。韓国は育成技術が日本に比べるといまひとつという面があって、実戦で矯正用の馬具を使っている馬がけっこう多い。そういう馬は内枠よりも外枠のほうが安心だろうし、他馬の関係者にとってもデンジャラスな馬がインコースにいないほうが安心できる。もちろん、馬券を買っているファンにとっても。
逆に、昨年の有馬記念では抽選で選ばれた出走馬の関係者が、希望の馬番を選んでいく形式を採った。香港の国際競走でもゲート番号は公開で決めるのだが、その決め方は「クジ」。自分でチョイスできる方式は、なかなか画期的だった。
ただ、それはビッグレースだからできること。一般戦でそこまでの手間はかけにくい。でも、川崎競馬場の場合は事故防止の観点から、事前の外枠申請というのはアリなのではと思うのだ。
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