「ダートのふるさとに行ってきました」
2015/11/16
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そういう場所に住む尻屋崎の馬は、別名が「寒立馬」(かんだちめ)。厳しい冬を乗り越える唯一の手段が「耐える」という、過酷な運命を背負った馬たちである。
火曜日のローレル賞に出走する馬も、全員が寒い土地で誕生した馬。そして冬に近づくこの時期となれば、やはり北海道で暮らしてきた馬に注目するのがスジだろう。
◎モダンウーマン
○スアデラ
△カシマミルキー
△ジェイエレガンス
△マックスガーデン
モダンウーマンは前走のエーデルワイス賞で逃げ切りならずの2着だったが、これは勝った相手が強かっただけ。通算6戦6連対の実績を含めて、マイル戦でも問題なしとみる。
スアデラは母が2007年のエーデルワイス賞を制したマサノミネルバ。エーデルワイス賞に関連するこの2頭を軸にして、相手を手広くという考え方で攻めてみたい。
続く水曜日はロジータ記念。来週は水沢競馬場でダービーグランプリがあるが、こちらは3歳牝馬による秋の女王決定戦。しかしこれは相当に難解ですよ。
とりあえず一応の中心として、北海道のジュエルクイーンに注目してみる。レディスプレリュード5着のサンバビーンに食い下がっている実績なら、2100mでも頑張ってくれるだろう。
戸塚記念で強烈な印象を残したミスアバンセにも注目大。休み明けの前走を制したララベルも、条件的に互角以上が狙えそうだ。穴は単騎逃げが見込めそうなトーコーヴィーナス。赤岡修次騎手に依頼したティーズアライズにも少々警戒しておきたい。
◎ジュエルクイーン
○ミスアバンセ
▲ララベル
△トーコーヴィーナス
△ティーズアライズ
△フジノドラマ
プロフィール

浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1〜2年に一度以上は訪問している。
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