「ちょっとさみしいマカオ競馬」
2015/12/14
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しかし現場に来てみると、なんだか「廃競馬場で競馬観戦」という感じがしないでもないんですわ。
エスカレーターは動いていないし、窓口は1階と3階それぞれで、香港ドル専用窓口とマカオパタカ専用窓口が各2か所。
それでも締切間際に3人並ぶことがほとんどない。
その象徴的な風景がこちら。
タイパ競馬場のスタンドは、ガラス張りのエリアもあったのだけれど、現在は閉鎖中……。
(タイパ競馬場)
そしてスタンドから2コーナーのほうを見渡すと、
(馬場方向の景色)
金色に光り輝く「ギャラクシー娯楽場」の存在感がものすごい。
この奥には、競馬場よりひと回り程度小さいという敷地にそびえ立つ「ヴェネチアンリゾート」もある。
さらにマカオでは海を大々的に埋め立てて、新しいホテル&カジノ用地を造成している……
という状況ならば、競馬場の敷地が狙われても文句は言えまい。
そもそも競馬場の運営もカジノ会社なのだから。
それでも競馬が続いているのだからありがたいと思おう。
せっかく来たのだから、全力で勝負しますか!
というわけで、気合を入れて出走馬の様子をチェック。
パドックはハイグレードエリアの前にあり、一般席からはちょっと距離がある。
それもあってか、パドックの近くで出走馬を凝視しているのは2〜3人。
つまり、馬券を買う人はほとんど全員、パドックの映像や新聞記事、そしてオッズの数字がその根拠になっているわけだ。
とすれば、2m程度の距離で出走馬の姿を見ている私は、とてつもなく大きなアドバンテージを得ているってこと!?
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